「親亡きあと勉強会」を開催して思うこと
去る6月24日。
くらしケアとして初の大きなイベントを開催しました。
会場は岐阜県庁そばの「ふれあい会館」
140名ほどの方に参加いただきました。
テーマは親亡きあと問題。
正直言うと、このテーマを扱うのは怖かった。
とてもデリケートなテーマだけに怖かったんです。
開催アンケートでは
「くらしケアの宣伝を見せられたようで不愉快」とか
「具体的な方法が知りたかったのに無かった」など
厳しい意見もありました。
ですが、
ほとんどのアンケートには
「目の前に確実にある問題に気づけた」
「なんとなく先送りしてきたけど前向きに考えたいと思う」
「対策を打てるこのようなイベントに参加できて良かった」
というような感謝の言葉が並んでて。。
「やってよかった」と確信に変わりましたし
継続してやっていく覚悟もできました。
病気や障がいが原因で
家庭で課題を抱えている親の
誰もが直面する親亡きあと問題。
このイベントにより
先送りされてきたこの問題に
一石を投じた功績は
決して小さくないハズ。
80件を超えるアンケートのなかで
面談を希望するご家族には
直接お会いして話を聞いています。
対話で見えてくる課題の切実さと
私たちに対する期待の大きさを実感しています。
イベントをやる前は
「障がいのない社会を作りたい」と
たいそうなことを思っていましたが
イベント後は
「障がいがあっても安心して暮らせる社会を作りたい」と
より現実的な考えに変わった自分がいます。
愛するわが子が、親亡きあとも安心して
住みなれた街で暮らせる環境をつくる。
期待に必ず応えたい。