くらしケアへ社名変更したのが昨年10月。 

準備期間を経て本格的に始めたのが今年2月。

あれから10ヶ月が経ちましたが、気付いたらご契約者の人数が100名様に達していました。 

多くの方からご支持・ご支援いただいていると思うと改めて身が引き締まる思いです。

当初は文字通りゼロからのスタートでした。

広告宣伝にかけるお金はなく、リーフレットだけ作って活動を開始。 

無我夢中になって取り組んで、気付いたらこうなっていた、という印象です。

職員は医療・福祉の専門職だから、営業が得意なわけではありません。 

だけど「障がいを持つ人たちの役に立ちたい」との想いだけはしっかり胸に刻んで活動しました。

ご縁をいただいた皆様と、日頃から私たちをご支援してくださる皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に本当にありがとうございます。
これからも末永くご指導ご支援いただけるよう精いっぱい取り組んで参ります。



情報が不足している


くらしケアとして活動を始めてわかったことがたくさんありますが、いちばん感じるのが「情報」についてです。

「知らない」とか「情報が届いていない」ということ。

例えば精神障がいの方が地域で暮らしていくために、看護師による訪問(訪問看護サービスのこと。訪問介護ではなく看護です)の活用は、ご本人にとっても家族にとってもたいへん有効ですが、訪問看護が利用できることをそもそも知らない。

また、地域にどのような社会資源があり、利用するために何が必要か、ということをご存じない方も、実にたくさんいらっしゃる、ということです。

とにかく情報が不足している印象を持ちました。

考えてみればそれもそのはずで、例えば、行政から「あなたにはこんなサービスがありますよ」「良かったら使ってみませんか?」と、勧められることはまずありませんよね。

情報を自分で取りに行く必要がある。

そして、気づかなければ知らずに過ぎてしまうのです。


運よく情報にたどり着いても、利用するために行動しなければなりませんから、たいへんな労力となることが少なくないのです。


もっと気軽にヘルプを出して欲しいから



くらしケアではこうした「情報格差」をなくすお手伝いや、利用手続きのお手伝いをしています。

なぜそこまでするのかといえば、私自身が障がい者として、情報がまったく無いなかで苦労した経験があること。

そして現在も多くの方が「情報不足」で苦労されている現実があるからです。


私には後悔がたくさんあります。

「もっと早く知っていれば良かった」

「勇気を出してヘルプを出せば良かった」

これら多くの後悔は「知らなかったことが原因」です。

くらしケアでは「障がいのある方とご家族のくらし全般を支援する」をテーマに掲げて活動していますが、くらし全般にはもちろん「情報提供」も含みます。


もっと気軽に「ヘルプ」を出していただけるように。 

これからも取り組んでいきます。