14666099_1220666841330282_1352843150790932199_n

先日撮ったこの写真。何だと思います?

タイヤ交換に行った際、待ち時間でソファに座ったのですが、そのとき何気なく撮った自分の両足です。

私は大腿義足(大腿=ふともも)ですが、どっちが義足かわかりますか?

答えは右脚(右側)です。

ちょうど写真の右手小指の先端あたりから脚がないのですが、義足を履くと分からないでしょ?

何が言いたいかというと、昔と比べ、義足のフォルムはずいぶん良くなったということです。

(フォルムはフランス語で「形状」という意味です)

フォルムが良くなったおかげでファッションを楽しめたり、カカトの高さがあるビジネスシューズを履くことができるため、QOLの高い暮らしができるようになりました。

(QOL=Quality of Life は、『生活の質』と訳され、人間らしく、満足して生活しているかという意味で使われます)

義足を履き出した30年前は、歩ければ良しで、見た目は二の次でしたから。

写真を見て義足の進化を実感するわけですが、それもこれも義肢装具士さんのおかげだと、つくづく思います。

逆に考えたら義肢装具士さんが居なければ、私の生活の質は低いままだということ。本当にありがたいし無くてはならない存在です。

昔は不恰好な義足でガマンしてたし、平ぺったい靴しか履けませんでしたけど、いつか、いつか、と希望だけは持ってましたね。

だって、若い頃はオシャレしたかったですもん。

社会ではいろんな病気や障がいに直面して苦しんでいる人はたくさんいるけど、わずかでもいいので希望だけは持って欲しいな。

いまはともかく未来を信じてあきらめないというか。

私は苦しみがすべて無くなったわけではないけど、この義足のように、医療はもちろん、様々な製品やサービス、制度は進化しているので希望は持ち続けたいと思うんですよね。

今日のブログ、伝わりますか?

最後までお読みいただきありがとうございました。