新しい理念を創っています
いつもありがとうございます。
くらしケアの直野です。
実はいま、経営理念を創り変えています。
理由は、会社が大きくなるにつれ、現在の理念では物足らないように思えたことと、会社のさらなる成長を促すためです。
そこで今回は、理念策定について、数回にわけて書いてみたいと思います。
くらしケアを立ち上げたときの理念は「明日が待ち遠しい暮らしを創造し実践する」でした。
この理念に決めたのは、訪問看護という仕事をしていくうえで「次の訪問が待ち遠しい」とご利用者様に思っていただける、そんな訪問看護をしていくという覚悟を表したかったからです。
私は、病気で障がい者になりましたが、障がい者になった数年間は「明日が待ち遠しい」とはとても思えませんでした。
実はいま、経営理念を創り変えています。
理由は、会社が大きくなるにつれ、現在の理念では物足らないように思えたことと、会社のさらなる成長を促すためです。
そこで今回は、理念策定について、数回にわけて書いてみたいと思います。
明日が待ち遠しい、というバリュー
くらしケアを立ち上げたときの理念は「明日が待ち遠しい暮らしを創造し実践する」でした。
この理念に決めたのは、訪問看護という仕事をしていくうえで「次の訪問が待ち遠しい」とご利用者様に思っていただける、そんな訪問看護をしていくという覚悟を表したかったからです。
私は、病気で障がい者になりましたが、障がい者になった数年間は「明日が待ち遠しい」とはとても思えませんでした。
そんな時期を経ていまがあるのですが、明日が待ち遠しいと思えない日々を送っている障がい者とご家族が居るのであれば、明日に希望を持てるよう支援したいと、そのような思いも込めました。
新しい理念は、この「明日が待ち遠しい」というバリュー(価値観)に追加する形で作り変えます。
新しい理念は、この「明日が待ち遠しい」というバリュー(価値観)に追加する形で作り変えます。
明日が待ち遠しいは、今でもとても大切と考えていますので、このバリューは変えずに残します。
新しい理念の策定には、新たに2つのバリューを追加します。
ひとつは「看護」、
もうひとつは「イメージ」です。
くらしケアは、訪問看護を軸に、相談支援と居住支援をひとつのシステムとして動かしています。
ですので、くらしケアは単なる訪問看護ステーションとは思っておらず、くらしケアという名の仕事、だと思っています。
くらしケアは、生きづらさを抱えている方(病気や障がいのある方)の暮らし(人生、家族)をケアする仕事だと思っています。
(社名はこの考え方から来ています)
くらしケアという仕事を実践していく上で、大切なバリューを明確にします。
看護という単語は様々な捉え方がありますが、私が共感した考え方を引用して紹介します。
ひとつはこれです。
くらしケアは、訪問看護を軸に、相談支援と居住支援をひとつのシステムとして動かしています。
ですので、くらしケアは単なる訪問看護ステーションとは思っておらず、くらしケアという名の仕事、だと思っています。
くらしケアは、生きづらさを抱えている方(病気や障がいのある方)の暮らし(人生、家族)をケアする仕事だと思っています。
(社名はこの考え方から来ています)
くらしケアという仕事を実践していく上で、大切なバリューを明確にします。
そもそも看護とは
看護という単語は様々な捉え方がありますが、私が共感した考え方を引用して紹介します。
ひとつはこれです。
本学では看護を、人間の健康に焦点を当て、人間と環境に働きかけ、各人の到達しうる身体的側面と心理・社会・霊的側面の最高位、すなわち最適健康状態を生み出すように援助する働きととらえる。
看護専門職者が看護を必要とする人々との援助関係を基盤に、看護学の知識と技を用いて、個人・家族・地域社会が、それぞれの可能性を最大限に発揮できるように援助することを願っている。
2004年『聖路加国際大学学生便覧』p2
私が病気で障がい者になったあと、引きこもったり自暴自棄になった時期があり、どん底の私を救ったのが、ある看護師との出会いがあったからですが、あの時期の出来事を振り返ると、聖路加国際大学の引用にもある、個人・家族・地域社会が、それぞれの可能性を最大限に発揮できるように援助するという一文は、とても腑に落ちました。
また、看護では有名なフローレンス・ナイチンゲールの『看護覚え書』(1860)では、次のようなことが書かれています。
看護覚え書
①換気と暖房…空気を適切な温度に保ち、換気を十分にすることが大切です。
②住居の健康…きれいな空気や水、下水溝の整備や採光などに気を配ります。
③小管理…チームを組んで看護をしている場合、リーダーが他の看護師の言動にすべて責任を持ちます。
④物音…騒音や内緒話など、不必要な物音は患者さんに不安を与えます。
⑤変化…よい環境の変化が気分転換となり、回復につながります。
⑥食事…体調などに合わせて、食べられるようにする方法について注意を向ける必要性があります。
⑦食物…栄養バランスの良い食物を摂取することが大切です。
⑧ベッドと寝具類…こまめにシーツ交換をします。肌触りなど、患者さんに合った寝具であることも重要です。
⑨陽光…健康維持や回復のために、陽光は必要なものです。
⑩部屋と壁の清潔…こまめに掃除を行い、清潔を保ちます。ほこりを除くためには、濡れぞうきんで拭くことが効果的です。
⑪からだの清潔…からだを拭くと気持ちもすっきりして、回復につながります。
⑫おせっかいな励ましと忠告…よけいな話をして、却って不安を与えてはいけません。
⑬病人の観察…看護師に貸す授業で最も重要なものは観察です。表情や顔色、排泄物などを観察して患者さんの体調がわかるようにします。
一般的な感覚だと、看護といえば看護師を想像し、病気やキズの手当をしたり、注射や点滴をするようなイメージを連想しますが、私は、看護という言葉の意味を知れば知るほど、それだけではない、大切なバリューがあると思います。
看護婦として戦傷兵を見舞うナイチンゲール(1855年)
※ウィキペディアより引用
看護覚え書に書かれているように、生活を整えること、そして、可能性を発揮できるよう援助することが看護なのだと私はそう解釈しました。
ですので、くらしケアの新しい理念は「看護」という言葉から始まる理念にしようと考えました。
長くなりましたので、続きは明日にしたいと思います。
今日もいい一日をお過ごしくださいね。
長くなりましたので、続きは明日にしたいと思います。
今日もいい一日をお過ごしくださいね。