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訪問看護師のもうひとつの使命

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働く看護師は166万人。


そのうち訪問看護師はたったの4万7千人。

3パーセントにも満たない。



看護統計資料室 | 日本看護協会



だからこう考える。


残りの97パーセントを訪問看護に興味を持ってもらえばいい。


訪問看護師は「あこがれの働き方」であることをアピールし、訪問看護師を「かっこいい職業」に引き上げる。


それこそが訪問看護を志す人たちのもうひとつの使命だと思う。


我々は看護師を地域に引っ張りださねばなりません。


その理由を言います。

あえて大げさに言う。


訪問看護師を増やすことは国の財源を救うことにもつながるから。


医療費は膨らむばかり。

その原因は長期入院だ。



精神科の長期入院について



つまり、看護師を地域に向かわせることは未来の子どもたちにツケを回さないことにもつながる。


世の中を変えることにもつながるのです。


そのためにも看護師の仲間が必要。


1人でも多くの仲間が必要です。


本気でそう思ってます。


































































記憶に残る看護師の話


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突然ですが、記憶に残る看護師さんはいますか?



私には居ます。


その看護師は中村さんという方。

女性の看護師です。


中村さんと出会ったのは1984年(昭和59年)だからもう30年以上も前です。

私は中村さんにいまも恩義を感じていて、中村さんに出会って無ければいまの私は無いとすら思っています。


その理由は何度かブログで書いているので知っている方にはクドい話になりますが・・・中村さんは私が骨肉腫を患い、右脚切断の手術を受ける前日の夜に、大切なメッセージをくれた方。

切断手術5年後に生きているかすら保証がない、髪も抜け、副作用に耐えて、学校にも通えなくて、何のために生きてるのかと自暴自棄になる私に、あるメッセージをくれました。

手術前日には気づかなかった、そのメッセージの優しさと深さにあとから気づき、自暴自棄の状態から目を覚ますことができました。

そして社会復帰(当時は高校生だったので正確には社会参加)へと向かう勇気と覚悟ができたのですが、あれからいままで、どんなにつらくても、どんなに落ち込んでも耐えられるようになり、どこからでも這い上がれるようになったのは中村さんのおかげです。


そんな私は現在、経営者として訪問看護事業にも携わらせていただいていますが、対象者は全員が何らかの障がいを抱える方です。

皆さんそれぞれに課題や悩みを抱えながら日々過ごしていらっしゃいます。

あのとき中村さんが、悩み苦しむ私と家族を救ってくれたように、私は事業を通じてそうした皆さまに貢献したい。

そして、できることならスタッフには障がいのある方の人生に良い影響を与える存在になって欲しいし、その結果として「記憶に残る看護師」として輝いて欲しいと願っています。

週明けの月曜日の夜、一日を振り返りながら思ったことは、そんなことです。



 

精神障がい者の家族会に参加して


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障がい者の家族会というものがあります。

家族会は、障がいを持つ方やご家族が、悩みを打ち明けたり経験を話すなどして支えあい励ましあう活動をしている団体。

活動を通して提言したり、障がい者に対する偏見を除去するなど、とても重要な役割りも担っています。


今回のブログでは、先日参加した愛知県某所の家族会での出来事を踏まえ、感じたことを書きたいと思います。


愛知県某所の家族会で出会った精神障がいの方のご両親。
 
私を見ながら「あなたには申し訳ないが心と身体は違う気がする」と。

私とわが子を重ねたのか、やや肩を落として、ため息まじりに話されました。


日ごろ支援を提供するなか、実際、精神障がいと私(身体障がい者)は違うとよく言われます。
 
この言葉には、精神障がいのほうが大変で重くて、悩みは深いとのニュアンスを含んでいると思われますが、いままでこの言葉に対して明確に答えることができずにいて、ジレンマを感じていました。
 
 
私は、ご両親の言葉が消えなくて、ずっと考えていました。

そして気づいたこと。

それは、障がいは違っても、生きづらさを感じながら暮らしていることは、きっと同じなんじゃないか、ということです。
 
私は最近まで社会に合わせてきましたし、健常者のように振る舞ってきました。

そして障がいを隠すようにして生きてきたけど、そうせざるを得なかったのは偏見から身を守り、できるだけ傷付きたくなかったからです。
 
生きていくため、社会参加するために、そうするしか方法が思いつかなかったから。
 
ご両親の悩みを思い浮かべながら思います。
 
もし社会から偏見がなくなったら。

もし弱ってる人に手を差し伸べる優しさのある社会だったら。

昔は社会で鮮明に存在した「お互いさまの精神」とか。
 
社会が変われば生きづらさは軽減される。
 
大げさかもしれないけど、無理かもしれないけど、この事業を通じて社会を変えられたらと。
 
ご両親に気づかせていただいたことはそのようなことでした。

自分にできることを見つけて、少しでもご家族の役に立てるようになりたい。

家族会に参加して、そんなことを思いました。

 

障がいのある方は、無料の「相談支援専門員」を活用しよう



今日もいい天気です。

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そんないい天気の土曜日ですが、ボクは部屋に閉じこもりつつ笑顔で作業してます。

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かなり無理のある笑顔ですね(笑)

実はボク、笑顔がかなり苦手。

受け口がコンプレックスで、子どもの頃から歯を見せるのがイヤだったんですよね。

でも今年はできるだけ笑顔で行こうと思ってます。

なぜならプラウドの職員にもくらしケアの職員にも「笑顔・笑顔」って言ってるから。

笑顔のない職場が良い職場になるワケがありません。

ですので笑顔でいるようにします。


もし笑顔じゃないときは、娘に冷たくされた可能性が高いので、その時だけはそっとしておいてくださいね(笑)



さてさて、今日の本題。
相談支援専門員についてです。

突然ですが「相談支援専門員をご存じですか?」


・・・と聞くと、たいていの回答は

しらない。

なにそれ? 

という回答になります。


これ、障がいのある方やその家族にとって「もったいない」と思ってしまう。 

なぜなら「相談支援専門員を知らないばかりに損をしている方」が少なくないから。

ですので今回は相談支援専門員について書いてみたいと思います。




|相談支援専門員とは


相談支援専門員とは

「身体上、もしくは精神上の障がいがあるなどの理由により日常生活を営むのに支障がある人に対し、日常生活や自立に関する相談に応じ、助言、指導、支援を行う専門家」のこと・・・です。

分かりづらいですか?(笑)


例えるならば、お年寄りで介護を必要とする方は「ケアマネジャー」さんに相談しますが、相談支援専門員は「障がい者版ケアマネジャー」といえます。

ちなみにケアマネジャーの正式名称は介護支援専門員。

高齢者→介護支援専門員
障害者→相談支援専門員

よく似ていてまぎらわしいですね。 


呼称の話はこのくらいにして…

相談支援専門員に相談するとどんなメリットがあるのでしょうか? 




|相談するとどんなメリットがあるの?


例えば、障がいのある方が就労移行支援や就労継続支援(A型・B型)を利用したい場合、どこにどのような支援施設があり、どんな特徴があるのかなど、自分で探したり調べるのは大変です。

相談支援専門員は、そうした支援施設(社会資源といいます)に関する知識がありますから、相談者の要望にあった支援施設を紹介することができます。

相談支援専門員は、支援施設の利用など、サービスの利用計画案を作成して市町村に提出、利用許可(支給決定といいます)を得ます。


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また、サービス等の利用状況についての検証を行い、利用計画の見直し(モニタリングといいます)やサービス事業所等との連絡調整を行ってくれます。

児童(18歳未満)であれば、児童発達支援や放課後等デイサービスの利用も手伝いますし、精神障がいの方や、医療的ケアの必要な方、難病の方の生活に必要なサービス(ヘルパーや訪問看護など)の利用計画も作成し、連絡調整をしてくれます。

自分で行えば大変な連絡調整を、相談支援専門員は無料で代行してくれるのです。


|まとめ(とお知らせ)

いかがでしょうか。

障がいのある方をはじめ日常生活に少しでも不自由を感じている方は、相談支援専門員を探しましょう。

いままで知らなかったサービスを知ったり、日常生活の質をより良くするサービスに出会えるかもしれません。

相談支援専門員は相談支援事業所で働いていますので、ネットで検索するか、各市町村の福祉部門に問合せてくださいね。



最後にお知らせ。

実はくらしケアにも相談支援専門員がいます。
(くらしケア介護障がい相談センターが相談支援事業所です)

うちの相談支援専門員は、看護師・保健師・ケアマネジャーの資格を持ち、かつ、カウンセラーでもある相談支援専門員。

医療分野も理解したうえでアドバイスできる相談支援専門員はとても少ないなか、くらしケアの相談支援専門員なら幅広い相談にお応えできます。

繰り返しますが、もちろん無料です。
よかったら遠慮なく相談してくださいね。


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ではでは。

◎くらしケアのホームページです(製作中)


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くらしケアの経営理念に込めた思い

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内容の作り込みでずいぶん時間がかかってしまったけど・・・念願の会社案内ができました。



私たちは「  」の明日が待ち遠しくなるくらしを創造し実践します


くらしケアの経営理念です。


昨年の夏。
社名変更することを決めたと同時に経営理念も変えました。

けっこう悩んで決めたけど、決めたあともしばらく迷いはありました。 

本当にこれで良いのか?ってね。

なぜなら「  」がある経営理念って、まず見ないでしょ? 

でもいまはこれで良いと思う。
くらしケアらしくて良いなって。


いまは迷いは完全に吹っ切れています。



理念を「  」にした理由は、カッコ内に何でも入れられるから。 

従業員の解釈で好きな言葉を入れられる理念って、なかなか無いと思うんですよね。

よく「お客様のため」という理念は見ます。 

でもくらしケアの場合「お客様」ってのはしっくりこない。 

目の前にいる人は障がいのある方や患者様。

ときに利用者様と呼ぶこともあるけどお客様ではない。。

ご家族の方も対象ですが、やはりお客様とは違います。

理念を考える上で「特定の方を対象にした理念」はちょっと違うかなと思ったのです。


ちなみに僕が「  」に何を入れてるかはナイショです(笑)


とにかく思うのは、くらしケアの従業員それぞれが、大切にしたい人の名前を入れてくれたら嬉しいなって思ってます。


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そしてこの理念には、僕の原体験と思いが込められています。

僕は長いあいだ「明日なんか来なければいい」と考えていた時期がありました。

闘病生活をしているときや、社会に出てからも障がいが原因で受ける苦労などで、明日なんて来なければいいと思っていましたから。


ところで明日が待ち遠しい状態ってどんな心理状態を想像しますか?

金曜日。
旅行に行く。
楽しみにしていたイベントに行く。
会いたい人に会える。

・・・などでしょうか? 

待ち遠しいってワクワクしてる状態。健康にも良さそうです。


一方、明日なんか来なければいい状態はどんな心理状態でしょうか。
 
例えば分かりやすいのはサザエさんのエンディングテーマ。

あれを聞くと憂鬱になる人いるでしょ。 

「明日来なけりゃ良いのに」ってね(笑)


重い障がいを持つ方や、重い病気と闘っている人の中には、今日を生きるのが精一杯という人もいます。 

明日が待ち遠しいなんて考える余裕すら無い方も居る。

でも思うんです。 

くらしケアに関わるようになって「明日が待ち遠しい」と思うようになって欲しいなって。

そう思ってくれる人が一人でも増えたら嬉しい。

例えばくらしケア訪問看護ステーションで働く看護師。 

利用者さんが「次に来る日が待ち遠しい」と思ってくれたら素敵だと思うんですよね。

そんな様子を描きながらこの経営理念をつくりました。

くらしケアと出会った方、関わりのある方ひとりひとりのくらしが豊かになるように。 

僕たちにできることを創造して実践したい。

そんな思いを込めました。


◎くらしケアのホームページです(製作中)


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とにかくうれしいし仲間のことを誇りに思うのです


プラウド集合写真
※写真はプラウドのメンバーとモンスター☆パラダイスのおふたり。僕はいちばん右です。


昨日うれしいことがありました。

これまでの人生で五本の指に入るほどのうれしい出来事。

個人情報保護のため詳しいことは書けませんが、とにかくうれしかったんです。


きっかけはくらしケアの取締役・永井から報告。
私たちが支援している、あるシングルマザーの抱える課題が解決に向けて動き出したのです。

その言葉、その瞬間、お母さんはどんなにうれしかったことだろう・・・。

報告を聞き、心からうれしさがこみ上げるのが分かりました。 


キャンナスを始めて良かった。

NPO法人プラウドに関わって良かった。

くらしケアを始めて良かった。 


そして何より仲間に出会えて本当に良かった。

僕は改めてみんなのことを誇りに思います。



※何のことを書いてるのかサッパリわからないと思いますがお許しください。この男はとにかくうれしいんだな、ということだけでも感じてください(笑)



人の役に立つ実感のある日常がうれしくて楽しくて仕方ありません。

さて、今日もがんばりますよ〜!
 

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