旧くらしケア代表のブログ(noteに引越しました)

障害者の親なきあと問題の解消を目的に株式会社くらしケアを設立。精神障害者の地域包括ケアなど、精神科訪問看護を軸に総合的な支援を展開しています。最終的な目標は誰もが暮らしやすい偏見のない社会の実現と、途方もないことを思ってます。大腿義足ユーザー、がんサバイバーでもあります。 メッセージボードもご覧ください!

カテゴリ: 障害(バリア)


【偏見】

ある対象,人,集団などに対して,十分な根拠なしにもたれる,かたよった判断,意見などをさす。このような判断や意見は強固なものであり,それらが誤っていることを示す証拠をみせられても容易に変らない場合が多い。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説から



この数日間、妻が帰省中のため、子どもたちの食事の準備は私の仕事です。

昨夜は扶桑イオンに行き、お惣菜やらを買いにいきましたが、そこで感じたことを書きます。

ーーーーーーー

実はいま、私の義足が調子が悪く、しょっちゅう転倒しそうになる現象が起きていました。

もし後ろに転倒すると、地面に頭を打ち付けかねず、義足の「ヒザ折れ」はヒヤヒヤします。

担当の義肢装具士に診てもらったところ、製品に不具合がありそうだということでメーカーに修理に出すことに。

しかし義足はイギリスの部品を使用しているためイギリスに送られることになり、部品が戻るまで最低でも一ヶ月はかかる見込とのこと。

そのため、代わりの義足を使うことになったのですが、これがかなり古くてヤレている部品。

※“ヤレ”とは「疲れ具合」を示す。

例えば、新車に不具合が出て、メーカー修理に出したが、代わりに与えられた代車がかなり古く何世代も前の車を使うようなイメージといえばなんとなくつたわるでしょうか?私の義足もいまちょうどそんな感じです。

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話しを戻します。

とても歩きづらくてしかたないから、イオンの障害者用駐車場に停めさせていただくことにしました。

時間は夜の7時。周囲の身体障害車用駐車場が3台空いていたので、そのうち1台に停め、障害者だとわかる証票をダッシュボードに掲示して子どもの食事を調達しに行きました。

買い物を終えて車に戻ると、ちょうど40代くらいの夫婦と中学生くらいの男児の3人が目の前を通ったのですが、その父親がズボンのポケットに両手を突っ込みながら、私のほうを何度も見てあからさまに何かブツブツ言いながら横切っていきます。

遠くへ行ってもまだ振り返りながら私を見て何やらブツブツ行っているのですが、どう考えても「お前ここに駐車したらダメだろう」というように言っているように見えました。

私の見た目のせいなのか、ヘルプマークをつけた杖や証票が見えなかったかもしれません。

あるいは、まったく異なる理由で見ていたのかもしれませんが、私の認知は「障害者じゃないクセに何ここに停めてるんだ」でした。

次第に憤りを感じ始めましたが、ここのところ認知行動療法を学んでいるためか、その認知による憤りはすぐに抑えることができましたが、もしそのように見られていたならば非常に残念な気持ちになります。

障害者用駐車場はマナー違反の車両もたくさん見受けますが、本当に必要としている人が、そのような偏見の目で見られることは意外によくあるようです。

そのような問題の1つに障害者用駐車場が車イスのアイコンになっているのがそのような偏見を生んでいると思うのですが車イス同様、歩行距離をできるだけ短くしたいという肢体不自由の方は一定数います。

そうした人が偏見を感じること無く平等に利用できるような駐車場ができないものかと、満月を眺めながらそんなふうに思いました。

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障害者用駐車場に描かれているマークは車イスですよね。

その影響もあってか、車イスに乗る人を見ると障害者だと認識する人は多いと思います。


では、車イスに乗る要介護のおじいちゃん、おばあちゃんは障害者??

足腰が弱ったことで車イスに乗っているなら、障害者にはあたりませんよね。

車イスが障害者のアイコン化している昨今、そもそも障害とはなんだろう?というのが今日のハナシです。



では本題に入りますね。



車イス乗っていれば歩くこと無く自由に移動できます。

しかし、進むその先に階段が現れたらどうなるでしょうか。

車イスの方はそこから前に進むことができなくなりますよね。

つまり、横方向の移動はできるが、上下方向の移動はできません。


車イスに乗っている人にとって「障害がある」状態です。


では、階段の横にエレベーターを設けたらどうでしょうか?

上下方向の移動ができるようになりますよね?

つまり「障害は無くなった」ことになります。

ここで注目したいのは車イスに乗っている人自体は何も変わってないということ。

階段は障害になりますが、エレベーターがあれば障害は無くなるのです。


よって障害とは、「障害者本人の身体機能的な障害」を指すのではなく、社会の様々な障壁によって生じる問題や課題を指します。

ここでは車イスを例にあげましたが、ほかの障害も同様に、環境を整備したり周囲が配慮(合理的配慮)することで障害は障害ではなくなることは多々あります。

障害ってなに?と聞かれたときの参考になればと思います。


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昨日のワイドナショー(午前10時から放送されているテレビ番組)を見たでしょうか。

乙武洋匡さんの義足歩行のチャレンジを紹介していました。

私も義足ユーザーですが、乙武さんの装着した義足と同様の義足(大腿義足・だいたいぎそく)で、ヒザ関節が無いタイプなので、彼のチャレンジの大変さは体感的にわかります。

ましてや両足がこのタイプだと歩くというより腰を使って脚を振り出す動作となるため、たとえわずかな歩行でも大変なエネルギーを消費すると思われます。

加えて彼の場合は両腕がありませんので、転倒すれば大けがを負うリスクがあります。

それでも挑戦する姿に大きな感動を覚えました。


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※画像は乙武さんのInstagramからお借りしました。
 https://www.instagram.com/p/BqHruVsDnBH/




番組ではXiborgの代表、遠藤さんらと共に、新豊洲Briliiaランニングスタジアムで撮影された歩行チャレンジが紹介されましたが、一歩一歩バランスを取りながら7m強を歩き切った乙武さんの表情に感動しました。

乙武さんは番組内で、2020年パラリンピックの聖火ランナーへのチャレンジに意欲を示していましたが、彼ならできるのではないでしょうか。

聖火ランナーは200メートルを移動しなければなりませんから、あと193メートル必要ですが、7メートル歩けたのだし、乙武さんならやりきるでしょう。


誰かの困難な挑戦は人の心を熱くする。

挑戦が困難であればあるほど経過を見守りたいし、なお熱くするのだと思いました。


番組を見て自分の過去に重ねながら、良い意味で考えさせられた瞬間でした。

乙武さんが義足歩行にチャレンジする動画はこちらのリンクから見れます。

OTOTAKE PROJECT 2018




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