旧くらしケア代表のブログ(noteに引越しました)

障害者の親なきあと問題の解消を目的に株式会社くらしケアを設立。精神障害者の地域包括ケアなど、精神科訪問看護を軸に総合的な支援を展開しています。最終的な目標は誰もが暮らしやすい偏見のない社会の実現と、途方もないことを思ってます。大腿義足ユーザー、がんサバイバーでもあります。 メッセージボードもご覧ください!

カテゴリ: 当事者目線


はじめにお断りしますが、どうしようもない記事なのであらかじめお許しください。

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朝と夕方では靴によるしめ付け感が多少変化しますよね。

足がむくめばキツく感じるし、革靴であればなおさらでしょう。

ここからは例え話ですが想像してみてください。

分厚いプラスチックやガラスのような硬い素材の靴が存在するとして、足のサイズはぴったりだとして、その硬い靴のせいでかかとに靴ずれができたらどうなるか。

普通の靴ズレでも痛いから、けっこう痛いと思います。


で、なんでこんな話をするかというと、義足を履くというのは、分厚いプラスチックの靴を履くようなものだからです。

実はいま義足の装着具合が最悪で、傷の痛みに耐えながら過ごしています。

これはもう仕方がないことで、ただガマンするだけなのですが、右脚を着地するたびに激痛が走りますし、座っているときは弱いながらも痛みがずっと続きます。

一般的にいうと「びらん」ができたこと、臀部と大腿部の付け根にびらんが複数箇所できたことから義足がびらんを押して痛みが走るというわけです。


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※画像はネットからお借りしました。(引用元:https://balletlab.jp/anatomy/lower_extremities/)


大腿骨に小転子という部分(図参照)があり、大腿義足はこの小転子に体重を掛けることで歩行を支えているのですが、小転子の外側にある肉や皮膚に義足から圧力がかかることで皮膚にダメージが受けやすくなります。

義足を履かなければ治りは早いんでしょうけれど・・・なんかそれも抵抗感があるし。

義足はずいぶん進化しましたが、断端とソケット(脚と義足をつなぐ硬いプラスチック)部分はあまり進化していませんし、大腿義足ユーザーは同じような悩みを持ってますが、こればかりはいまのところどうしようもないですね。

ということで、どうしようもない記事は以上です(笑)


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義足になる前の夏休み直前。

右ひざに痛みを抱えながら友人たちと男子ばかりの工業高校生活を謳歌していた時期。

岐阜駅前パルコの交差点で、松葉杖をついた脚がない若い男性を見かけて「かわいそうにな」と思いました。(いまはパルコはありません)

その数カ月後に、まさか自分も同じ立場になるとは思いもしませんでしたが、結果的には同じような立場になり、現在に至ります。

もし私が健常者のままだったらどんな人生を送っていただろうかと思うことがあります。

当時の夢はロックギタリスト。

たぶん高校を出たら上京して、アルバイトをしながらバンド活動をしていたと思います。

バンドでメシ食っていくなんてかなり難しいとは思いますが、いちど決めたら絶対に変えない性格だから、自分が納得するまでチャレンジしてたと思う。

でも病気でそれはできなくなりました。

振り返れば障害者になって良かった思ったことなんてなかった。

強いて言えば、自動車税が非課税になったり、駐車禁止エリアでの駐車を許してもらえたりとか、障害者の優遇策はありがたいと思いましたけれど、良かったと思うことはありませんでしたね。

ずっとそんな感じで過ごしてきたわけですが、いまは違います。

障害者になって良かったって思うことは多々ありますし、障害があることで気づくこともたくさんあります。

頑張ると決めたことで、応援してくれる人も現れています。

健常者でも孤独な人はいますし、障害者でもいろんな人に関わりを持ちながら活き活きと過ごしている人もいる。

この違いは何かといえば、おそらく障害の有無はまったく関係がないような気がします。

障害者になったことを憂いてばかりいた時期もありましたけれど、いまは結果的に良かったと思えることはたくさんあります。

違いは、ありのままの自分を受け入れて、自己開示したから。

考え方ひとつで景色は変わります。


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世の中で役に立たない人って、誰一人として居ないと思います。

もしいまあなたが障害を持っていて「自分なんか何も役に立っていないと思っていたとしても」あなたは必ず役に立ちます。


いまからその理由を書きます。


私が思春期のとき、健常者から障害者になったことで「人生は終わった」と思いました。

抗がん剤治療を受けながら夏目雅子さんの訃報を知りました。

1985年の頃です。


同じ病気の仲間が次々と亡くなることで、いつ自分の順番が回ってくるのだろうかと不安で不安で仕方がなくて、出口の見えない長い日々を過ごしました。

未来に絶望し、世を妬み、嫉みながら「生きたい」と思う一方では「こんな身体で生きていても仕方がない」と思った時期がありました。

長い入院生活を終えたけど、次に待っていたのは社会復帰。健常者の世界に合わせるのが当然であり大変さと苦難の連続でした。

足が不自由だから歩いたり階段を登るのが遅くて、健常者に迷惑を掛けている気がして辛かったり。

はっきりいって自分の存在自体がまわりの迷惑なんじゃないか、とか、役に立つどころかお荷物なんじゃないかとか、そんなふうに本気で思っていた時期もありました。

当時は「障害者は負け」だと思っていたから障害のことはほとんど公にせず、できるだけ人の迷惑にならないようにしていました。。



・・・と、前置きが長くなりましたが(笑)

そんな苦労話しも「開示する」ことで理解してくれる人がいることを知りました。

ひとり、またひとりと、理解してくれる人が現れました。

その事実を知ったとき、障害者になって四半世紀も過ぎていましたが・・・。

ありのままでいいってことに気づきました。

同時に、自分の苦労話しなど語るに値しないと思ってたけれど、痛みがわかる人には通じることに気づいたのです。


もしあなたが障害を持っているなら人前で語って下さい。

もしあなたが生きづらさを感じているのなら人前で叫んでください。

自分以外の誰かに語る勇気を持つと景色が変わります。

あなたの人生を知り、励まされれる人がいます。

あなたの存在を知り、勇気をもらう人が必ずいます。


もしあなたが誰の役にも立っていないと思うなら、そう決めつける前に、誰かに開示してください。

あなたのストーリーを聞いた誰かが、いつかあなたの仲間になってくれます。

リカバリーは語ることから始まるのです。

平成30年度 岐阜県リカバリーフォーラムに参加した感想は以上です。


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ゴールデンウィークなのにゴールデンウィークらしからぬ記事が続いてますがお許しを。

さて、今日のタイトルは「株式会社で勝負する理由」です。

勝負と書けば大げさに感じますが、私自身との戦いだと読んでもらえたらと思います。 


私は株式会社と同時にNPO法人の経営もしていました。

株式会社とNPO、それぞれ長所短所があり、どちらが良い悪いはありません。

ただ、結論として私は株式会社の経営がしたいといまに至っています。 

(NPOは現在も存在します。新理事長に経営を譲り、私は監事として関わっています)



くらしケアは株式会社で、事業内容は医療的な支援を必要とする障害者の自立と生活支援。 

一般的にはソーシャルビジネスに該当します。 


ソーシャルビジネスはNPOや社会福祉法人、医療法人が運営したほうが見た目にはキレイですよね。 

もちろん株式会社でも運営することは制度的に問題ありませんが、たまに「お前んとこは金儲けか」と悲しい言葉をいただくこともあり心を痛めることもあります。 

そういう言葉を発する人は「営利法人と非営利法人の違いは最終利益の取扱いだけである」ということを知らないだけなので最近はどう云われても気にならなくなりましたが…



さて本題です。 

私が株式会社で事業に取り組む理由は大きくわけて2つ。

ひとつは会社形態として圧倒的に多い株式会社で、障害者による起業の成功事例のひとつになりたいから。
(昨日のブログで試練を書きましたが、この選択も試練だな…)

もうひとつは、多くの方を豊かにするには株式会社が適していると思うからです。

法人に勤めていたらお給料はいただけますが、株式会社はお給料以外でも報いることができる。 

以下に説明しますね。


私はくらしケアを株式上場させたいと思っています。 (これも試練かも)

これは創業時からずっと考えていて、強く思い続けています。 

(株式上場の説明をすると長くなるので割愛しますが、参考リンクを貼っておきます→株式上場とは

そして上場する過程において、従業員持株会、貢献度に応じた従業員へストックオプションの付与、さらには親なきあとの資産形成に「親なきあとの持株会」を作りたいと考えているのです。 (後述します)

ストックオプションとは?


上場するにはまずそれなりの株主数が必要で、例えば名古屋証券取引所「セントレックス」の上場基準は、最低でも200名の株主が必要です。 

つまりくらしケアがセントレックスへ上場しようと思えば最低でも200名の方に株主になってもらう必要があるということです。

審査基準をクリアして上場するとくらしケアの株が市場で売買されるようになりますが、株式上場すると1株1,000円だったものが5,000円や10,000円に値上がりすることはよく起こります。

これはいわゆる「含み益」がでた状態で、株を売れば差額が利益になり、そのまま持てば資産が増えたことを意味します。

株を所有していれば利益に応じて配当を受けられるので、たくさん株を持っていれば配当は増えます。 


上場株式は値上がりもあれば値下がりもありますが、多くの方々に応援してもらえる会社でありつづける努力を怠らず「みんなのくらしケア」として頑張り、社会に必要とされる会社を目指せば、世間は正しく評価してくれるでしょう。


NPOや社会福祉法人、医療法人等「株式」という概念がなく出資者が配当を受けることはありません。

株式会社だけは唯一、こうしたことが実現できる会社形態なのです。

(誤解して欲しくないのは、どちらが良い・悪いではなく、実現させたいことがたまたま株式会社しかできないというだけのことです )

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最後に「追加の妄想」を書いて終わります。

記事中、「親なきあとの資産形成に親なきあとの持株会」と書きましたが、名前は「くらしケアの会」が良いと考えています。

くらしケアの会は、インフォーマルなサービス、例えば障害手帳の更新や各種手続きの代行などが無料または少額で受けられるといった、親なきあとの心配事を解決するサービスをメニューに加える。

くらしケアの会の役員は、家族会の方に会長や役員をやっていだき、くらしケアの顧問の役割を果たしていただくことなども考えています。

これはくらしケアの経営を社外の方に見ていただくことで、経営の透明性を高めるという意味でやりたいことです。

もちろん株主総会も経営の透明性を高める機関です。

しかしながら一般的に株主は短期的な利益を求める傾向にあり、ソーシャルビジネスを展開するうえでは弊害も出るような気がします。

くらしケアの上場目的はあくまで職員従業員の幸福の実現と、障害者と家族の幸福の追求だから、株主総会とは異なる視点を持つ団体が必要だと考えています。



今回のブログはあくまで私の頭の中にあるだけで、現時点で構想(妄想?)レベル。実現するかどうかは分かりません。

ただ、実際にどんなサービスがあるとうれしいかは、職員をはじめ、くらしケアを応援してくださる障がい当事者、家族会の方々と一緒に考えられたらと思っています。


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中村文昭さんという講演家をご存知でしょうか。

中村文昭さんは三重県出身の実業家で、クロフネカンパニーという名の社長さんをやっています。


5年くらい前かな。

彼の講演CDで初めて聞いたときは結構な衝撃を受けました。

(プロフィールなどはネットで検索するとかなり出てきますので、このブログでは割愛)


中村さんの講演で良く出るフレーズに「返事は0.2秒!」「頼まれごとは試されごと」というのがありますが、私は初めてこのフレーズを聞いたときに至極納得しました。


「返事は0.2秒!」とは、人から何かを頼まれた時に0.2秒で「ハイっ!」と気持ちいい返事をする、ということ。

自分の身の回りを思い出してみて欲しいのですが、誰かに頼みごとをすると返事にやたら時間がかかる人がいますよね?

返事までに1秒・・2秒・・と時間がかかる人はいますが、その人の頭の中で何が起きているかというと「自分にとって得かなぁ〜、それとも損かなぁ〜」と考えている。

この「損得を考えている時間」なのですね。


そして「得かなぁ〜、それとも損かなぁ〜」といちいち返事が遅い人には決して良い話やチャンスは訪れない。

良い話やチャンスを引き寄せるには、返事が速くないとダメ、ということです。





そして「頼まれごとは試されごと」は、人から何か頼まれたら、神様に試されていると思って相手の予測を上回わることをする、ということです。


これも返事は0.2秒と同じ理屈。

頼まれたことをいちいち面倒くさがる人ってけっこういると思いますが、そんな人にぶち当たれば次から頼まないでおこう、となる。

だけどそうではなくどんな頼みごとでも明るく元気に「ハイっ!」と返事をする人、そして、期待を上回るくらい一生懸命にやってくれる人を世間が見捨てるはずはありませんよね。

人は意外と人をキチンと見ているものです。


そんな「気持ちの良い人」は結果的に信頼されるし、チャンスをどんどん引き寄せるようになります。


世間では「雑用にチャンスあり」という言葉があるように、掃除でも皿洗いでも頼まれたらイヤな顔ひとつせず「はいよろんで!」くらいの勢いでやる人に悪い印象を持つはずがありません。

頼まれごとを受けたからには徹底的にピカピカにするとか、圧倒的に速くやるとか、とにかく期待を上回るくらい一生懸命にやる人には報いたいと思うもの。

中村さんは講演でそのような話を面白おかしく話されている方です。



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私はこの2つの考え方で人生を変えた人間です。

というのも2014年の4月に出会った重症心身障害児のお母さんたちに、「可児市で経営が大変な障がい児保育を手がけるNPO法人があり、そこの理事長をやって欲しい」と頼まれたのですが、私は0.2秒で返事をしました。
(もちろんストップウォッチで測ったわけではないですが、即答でした)

一切迷わず返事ができたのは、同年1月に障害児とお母さんたちに出会い、彼ら彼女らが困っている現状を知り、何かお手伝いできないかと思っていたのですが、即答したのは中村さんの考え方に共感していたことも理由としてはありました。

実はこの時点でNPOの情報は何も知らなくて、知っていたのは法人の名称、障がい児保育施設であること、拠点は可児市にある、という、この3つしか知らなかった。

どんな人が働いていて、スタッフは何人いて、子どもはどんな障がいがあって、何人保育しているのか。売上げや利益などの経営状況などまったく知らずにOKを出したのです。

実際のところ経営の立て直しには大変なことがたくさん待ち受けていましたが、私はこのNPO法人と出会いにより「障がい者の親なきあと問題」を知りましたし、それが現在のくらしケアにつながったのです。

最近、特に思うことは、これからの時代は人からの信用信頼がこれまで以上に価値を生むでしょう。だから人の役に立つことを徹底的にやるのです。

人と比べたり損得ばかり考えていると結果的にますます損する時代になります。

しかも自分でも気づかないままにそうなる。


中村さんは飲食店のバイト時代、誰よりも一生懸命に、そして楽しみながら皿洗いしたそうです。

具体的には時計を置いて「光速で皿洗いするぞー」とやったのが料理長の目にとまり大抜擢され、のちの成功につながっていき、現在ではその経験を語れるようになることで、年間300本の講演をするようになったのです。

誰かに喜んでもらえるように、一見ら大変だと思うことも楽しみながら面白おかしくやると人生が好転する。

もちろん安請け合いや理不尽な頼みごと答えることとは違うのでそこは誤解しないで欲しいのですが、「返事は0.2秒!」「頼まれごとは試されごと」を意識してみるのは経験上、悪くないと思います。























くらしケアでは「ハウジングサポート」という精神障害者の方向けのサービスがあります。

このサポートは住まいを軸にした障害者の自立支援の総合的な支援サービスで、親元を離れて暮らすための訓練を希望する方や、グループホームのような集団生活が苦手な方が利用しています。

また、精神科病棟を退院したあとの自立生活を実現したい方や、親なきあと問題の子どもの将来への準備としてのご利用もあります。


私は障害者の方の居住支援担当で、住まい探しを支援しています。

このサポートを受けるためにはアパートの部屋が必要ですが、その部屋はできるだけご本人に探してもらうようにしています。


というのも、以前は私が部屋を探してご紹介していたのですが、あるご相談者様が、私の紹介した部屋ではなく、ご自身でインターネットで探した部屋に住みたいと要望されたことがきっかけ。

実際にご相談者が選んだ部屋に住みだしてからのご本人の様子が明らかに変わったのです。

その様子を目の当たりにしたことで「自分で選んだアパートという事実」が重要ではないかと感じ、部屋探しのやり方を「自己選択方式」に変えてみたのです。 


すると次のご利用者様も同様で、ご自身でネットで部屋を探して候補を挙げてもらい、その部屋に住み始めると表情が変わっていました。

自分の城を持ったということの意識の変化もあるとは思いますが、与えられた部屋ではなく「自分で選んだ部屋」ということが心理的にポジティブな影響を与えていると思いました。

ですのでハウジングサポートによる部屋探しは、極力、ネットでご本人に探していただき、そこからくらしケアにて交渉する流れで進めて行きます。


ただ現実には障害者にアパートを貸すことに抵抗感のある不動産会社や大家さんが少なくなく、まれに交渉がうまくいかないことあります。

せっかくご利用者様が自分で選んだ部屋なので、スムーズに住んでいただけるよう、住まい探しのほうも全力で支援します。


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  葬儀場の壁と空


娘が結婚相手に選んだ男が障がい者だったらどんな気持ちになるだろう…

今日はそんな男を受け入れてくれた義父の葬儀。

20年近く息子同様に可愛がってくれた義父とのお別れをしてきました。

義父は長らくガンと付き合いながら過ごしてきたのですが、昨年末、無理な治療を止める決断をしたことで急速に衰弱していきました。

私は、こんな私を受け入れてくれた義父に恩返しがしたくて、先月、スタッフの男性看護師にわがままを言って義父の看取りに関わってもらったのですが、亡くなる数日前にスタッフが撮影した写真が遺影になりました。

写真は山のようにあるのにどうしてもこの一枚が良いと義母の強い意向を受けての決定でした。

義父も義母もスタッフのケアがよほど嬉しかったのでしょう。
在宅で過ごさなければ決して見ることができない笑顔の遺影を前に、これまでのいろんな思いが込み上げて涙があふれました。

くらしケアを創って本当に良かった。

私は相方とスタッフのことを誇らしく思います。

そして天国の義父に感謝しています。





 


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突然ですが、記憶に残る看護師さんはいますか?



私には居ます。


その看護師は中村さんという方。

女性の看護師です。


中村さんと出会ったのは1984年(昭和59年)だからもう30年以上も前です。

私は中村さんにいまも恩義を感じていて、中村さんに出会って無ければいまの私は無いとすら思っています。


その理由は何度かブログで書いているので知っている方にはクドい話になりますが・・・中村さんは私が骨肉腫を患い、右脚切断の手術を受ける前日の夜に、大切なメッセージをくれた方。

切断手術5年後に生きているかすら保証がない、髪も抜け、副作用に耐えて、学校にも通えなくて、何のために生きてるのかと自暴自棄になる私に、あるメッセージをくれました。

手術前日には気づかなかった、そのメッセージの優しさと深さにあとから気づき、自暴自棄の状態から目を覚ますことができました。

そして社会復帰(当時は高校生だったので正確には社会参加)へと向かう勇気と覚悟ができたのですが、あれからいままで、どんなにつらくても、どんなに落ち込んでも耐えられるようになり、どこからでも這い上がれるようになったのは中村さんのおかげです。


そんな私は現在、経営者として訪問看護事業にも携わらせていただいていますが、対象者は全員が何らかの障がいを抱える方です。

皆さんそれぞれに課題や悩みを抱えながら日々過ごしていらっしゃいます。

あのとき中村さんが、悩み苦しむ私と家族を救ってくれたように、私は事業を通じてそうした皆さまに貢献したい。

そして、できることならスタッフには障がいのある方の人生に良い影響を与える存在になって欲しいし、その結果として「記憶に残る看護師」として輝いて欲しいと願っています。

週明けの月曜日の夜、一日を振り返りながら思ったことは、そんなことです。



 

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