旧くらしケア代表のブログ(noteに引越しました)

障害者の親なきあと問題の解消を目的に株式会社くらしケアを設立。精神障害者の地域包括ケアなど、精神科訪問看護を軸に総合的な支援を展開しています。最終的な目標は誰もが暮らしやすい偏見のない社会の実現と、途方もないことを思ってます。大腿義足ユーザー、がんサバイバーでもあります。 メッセージボードもご覧ください!

カテゴリ:起業と経営 > NPO経営

先日の話。

児童向けに社会貢献活動をされている某団体と話したのだが、結論としては後味の悪い時間になった。

ここ数年、ある程度の規模の企業ではCSR活動が行われている。




CS
R
(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)
企業は利益を上げ、最低限の法的責任を果たすだけでなく、企業活動を通じて市民や地域、社会の要請に対し積極的に貢献すべきとする考え。


社会的課題の解決に企業が貢献する動きは良いことであり賛成はするが、CSRが企業イメージの向上が主な目的となっている感が見え隠れし、支援自体が主たる目的ではなかったりすることもあるのだと気づく。

この面談からはそんな印象を受け、若干、残念に感じた。


団体構成員の1人からNPOと株式会社の違いに関する質問があり、ちょっとした議論があった。

地域には障害者支援をしている法人はいくつもあり、その多くは社会福祉法人やNPOだが、なぜくらしケアは株式会社なのか、という問いなのだが、この問いの根底にあるのは株式会社への偏見がある。

NPOなどは儲けてはいけない法人形態で清廉潔白な活動をしているイメージがあり、株式会社はカネ儲けのイメージがあるのだろう。

同じ障害者を対象にする福祉事業なのに何故なのかと違和感を感じたことで発せられたものだが、こういう質問を受けるたびにつくづく思うのは、NPOなどの非営利法人と株式会社のような営利法人の違いについての誤解がいかに多いかを思い知るし、ましてや経済界である程度の地位にいらっしゃりながら社会貢献活動をされている方でさえその程度の知識なのかと残念な気持ちになる。

私のブログでは何度か書いているが、非営利法人と営利法人の違いは利益の分配方法が異なるだけで、経営自体に大した差はない。

そして、しっかりと社会貢献している非営利法人ほど利益を出しているものだ。

何故ならNPOだろうと十分に顧客満足を提供できているならばおのずと利益は出るからだ。

利益に税金がかかる株式会社とは異なり、利益を次年度まるまる使って良いと国からお墨付きを得ているのが非営利法人だから、利益がしっかり出たほうが、より大きな投資ができる。

逆に言えば利益を出せないNPOは、本当の意味での社会貢献などできないと思う。


c1506fe233c3da3796d237dd536a0a65_s

社会貢献している経済界の人は、影響力があるのだから、営利・非営利の知識はくらいは正しく持ち、正しく広めていただきたいものだと思った。

ちなみに私が株式会社を選択している理由は私自身が障害者だから。

会社を経営し、利益を出して納税すればその税金は障害福祉にも回るが、これをあえて障害者が起業して取り組むことに多少なりの意味があると思っている。

加えて実際にNPO法人も経営していた経験から思うのだがNPOと比べて株式会社のほうがスピード感のある経営が出来るし、資金調達の方法も多種多様であり、経営の自由度が高いことも理由。

また、利益が出なければ税金は発生しないが、株式会社を経営する以上、税金を払うことは社会貢献であり、税金を納めないままの会社は社会の役に立っていないことと同じだと上場企業の社長でもある心の師匠から教わった。

私はその教えに共感したし、その考え方を自分も実践したいと思い取り組んでいる。

質問者の方への答えは「私のような障害者が会社を経営して税金を納めるためにもあえて株式会社を選択しており、ある意味で私のエゴだと思います」と説明させていただきました。

今日のブログは以上です。


ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼

くらしケア代表のブログランクはいま何位?





























5023f5786e92031182884689661d4197_s


NPO法人の理事長をつとめてたときの話。

まず最初に悩んだのが「非営利なんだから儲けてはいけない」というスタッフや関係者の意識。
当初の私は「そういうものなのか程度」の認識だったが、NPOを引き継いですぐ給料日に残高が不足するなどお金の問題に直面したことでそうも言ってられなくなった。

NPOだろうが株式会社だろうが、売上げや収益を上げなければスタッフに給料は払えない。業績が悪くなってもしばらく持ちこたえられるようにするには利益をあげるしかない。

これは一般家庭に置き換えてみると分かる。大黒柱のお父さんが病気で働けなくなったり、リストラされて給料が払われなくなったとしても貯金次第でしばらくはやっていけると思うが、会社もこれとまったく同じで蓄えがないといざというときに大変なことになる。そのために必要なのは利益だ。

障害福祉サービスは単価が決まっているため、売上げを増やすには「利用者数と利用頻度を増やす」しか方法がないのだが、そのためには利用者(保護者)に選んでもらえる施設にならなければならないし、利用者が通いたくなる場所にする必要がある。

ポイントはスタッフの笑顔だったりスタッフのモチベーション。こうしたことの積み重ねが業績に影響してくるのだが、新しい経営陣を迎えたスタッフの不安を取り除くため、定期的な会議の開催により理念の浸透を図り、懇親会を設けてコミュニケーションを円滑にする必要があった。

また、介護福祉事業の給与水準が低いと言われるように、関わったNPOの給与水準もとても低かったので可能な限り給与の見直しも行った。

「非営利法人は儲けてはいけない」と真に受けていたら大変なことになっていたと思う。
なぜなら非営利法人と営利法人の経営の仕方は実はなんら変わらないから。

収益を上げ、給料や社会保険料を払い、家賃やその他の経費を払うのは営利法人も非営利法人もまったく一緒。違うのは利益の取扱いだけ。営利法人は、先のもろもろのお金を支払ったのちに利益がでたら法人税を払い、払い終えたあとの純利益が法人に残る。

非営利法人は、先の「もろもろのお金」を支払ったのちに利益が残っても法人税は払わなくてよいという点だけが異なるだけ。

条件が同じなら非営利法人のほうが税金を払わなくて良いぶんより多くの貯めておくことができる。

また、仮に法人をやめたとすると、営利法人は関係者で分けることができるが、非営利法人は分けることができず、他の非営利法人か国に寄付することになっている。違いといえばこれだけだ。

経営という点では非営利法人であっても支出が収入を上回りつづければ倒産するのは営利法人とまったく同じ。

つまり、儲けなかったら維持できないのである。

私がNPOの運営で考えたことは、売上げを上げて利益を出すことはもちろん、法人内に必要以上に貯めるのではなく、職員の給料やボーナスで還元し、職員個人が払う所得税や住民税で社会に還元する流れを意識した。

そのほうが職員も豊かになるし、福祉サービスの質もより良くなるた思ったから。

ある人が言った。儲けるという字は「信」と「者」とでできている。つまり信じてもらうことができなければ儲けられないのであり、信じてもらうには良い商品、良いサービスを提供することだと。売上げや利益は信用の大きさを測るバロメーターなのだと。

なるほどと思った。

障害福祉サービスを立ち上げたら利用者を困らせたり不安にさせないためにも永続を意識しなければならないと思うし、永続するには強い財務体質が欠かせない。だから、非営利法人であっても正しいやり方で正しく儲けるべきなのだ。


ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼

くらしケア代表のブログランクはいま何位?









f6b327616757ee1561bc8c74126d3f81_s

介護福祉事業を始めるなら法人格が必要ですが、法人の種類をどれにするかは迷うところ。

法人の種類には「株式会社」や「一般社団法人」、「社会福祉法人」や「特定非営利活動法人(NPO)」など様々ですが、大別すると「営利法人」と「非営利法人」に分けられます。

営利法人は株式会社、非営利法人はNPOがイメージしやすいかもしれません。
介護福祉事業を行うならどちらの法人形態であっても問題なく始めることができます。

私は2011年から現在まで株式会社の代表をしていますが、途中の2014年から2017年まで既存のNPO法人の代表にも就任しました。その経験からそれぞれの長所・短所を簡単に書いてみます。

まず株式会社。設立するための費用が掛かり、登録免許税や定款認証費用、専門家の代行手数料などを合わせるとだいたい25万円から30万円くらいが相場です。
私が会社を立ち上げる際に支払った金額ははっきり覚えてませんが、30万円近く払ったような記憶があります。

加えて資本金が必要です。私は貯金と退職金から500万円を資本金として投じました。資本金は会社立ち上げ時に一時的に通帳に振り込む必要がありますが、会社を立ち上げてしまえばあとはどのように使っても自由です。但し、社長ひとりの株式会社でも自分の給料は自分が払った資本金から払います。自分のお金から自分に給料を払い、社会保険料も払うわけですが、売上がないうちは、通帳の残高がみるみる減るので、なかなかの恐怖感を味わえます(笑)

他方、NPOは設立するための費用は一切不要で、資本金も要りませんが、福祉事業を始めるためには必要な人員基準があり、人件費も必要ですからまったくゼロでは運営そのものができず資金は必要です。NPOには出資という考え方がありませんから設立メンバーや仲間内で寄付をするか、借りるなどして資金調達することが多いと思います。

私が関わったNPOは障害児向けの福祉サービスでしたが、設立当初の曖昧な出資関係の問題で、寄付だと思っていた資金が実は借りたものであったことが後からわかるなど創立時の理事会が抱えていた問題の処理に追われました。

NPOは目の前にある課題を解決したいとった「思い」から始まることが少なくないためか、そこに集う人も仲間内であることが多いため、口約束でモノゴトが進んでいくことがあるようです。

ちなみに私がNPOに関わることになったのは、それらの様々な問題の整理と経営再建を託されたからでしたが、株式会社のように株主や役員の意思決定によりスピード感をもって事業が運営できる営利法人と異なり、多数決でものごとが決まるNPOのような非営利法人のほうが経営上の難しさ感じました。

また、非営利法人あるあるの「利益を追求してはいけない」という意味不明な誤解があるせいか、目の前の課題を解決するためにスピード感をもってやるべきことですら多数決のせいでできなくなることがあったりします。

さらには非営利法人の運営の本質を理解していない誤解したままの理事(役員)がいると本当にやっかいで「儲けてはいけない」と強く思いこんでいたりしますので、リーダーシップが組織をひっぱるようなやり方は難しいかもしれません。

営利、非営利、どちらが良いとかどちらが悪いとかの結論はでないのですが、変化の激しい時代なので、スピード感をもって経営したいなら株式会社のほうが良いかもしれません。

また、金融機関からの資金調達は株式会社のほうが圧倒的にしやすいので、私は株式会社のほうが自分に合っていると思いますね。



ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼

くらしケア代表のブログランクはいま何位?
















































road-3159505_640


2011年に独立して空き家活用の事業をスタートした3年後、まさか自分の運命が障害福祉につながっていくとは思いもしませんでした。

2014年、岐阜県可児市の障害福祉系NPO法人の運営に携わることに。

リンク先のブログは当時の心境を書いたものです。

【役員就任のお知らせ】


当初はこの法人の理事長就任の打診を受けたことから始まりましたが、いきなり代表になるのはどうかと思い、まずは副理事長として関わらせていただくことになりました。 

このときは希望に満ち溢れていましたが、のちに大きな苦労が待ち受けているなどとは想像すらしてませんでした。

(ちなみに集合写真で脳天気にピースサインをして映ってる人物は、現在くらしケアで取締役をしています。)

このご縁がなければ障害福祉サービスに関わることは無かったでしょうし、障害者の現状を知ることも無かったはずなので、運命とは不思議なものです。

2014年6月30日の古いブログですが、もしよろしければご一読ください。



ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼

くらしケア代表のブログランクはいま何位?















今日はNPO法人プラウドの会議に参加。
提案制度をスタートすると発表しました。

提案制度はどんな提案でも一件500円支給。
理事長に直接提案できるのもポイントです。

果たして提案は出るでしょうか。。。



12821458_1051909344872700_7023141448210212766_n


そして次はハローワーク(上の写真です)
 
事務員と保育支援員の求人票を出しにきました。

しかしいままで何回書いただろうか…
求人票を書くときは祈るような気持ちで書いています。

完全週休2日、介護福祉業界では年収もわりといいほうだと思うんだけど。
全体的に人材不足らしいからね。

 
ハローワークの職員さんに無理を言って今日中の登録をお願いしたから明日にはインターネット上に公開されるそうです。
 
「ハローワーク 可児市 プラウド」で検索してね☆

笑顔のステキな方も、そうで無い方も、人見知りの方も、ご応募待ってますね。



ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼

くらしケア代表のブログランクはいま何位?


 

名刺裏面-580x360

写真はくらしケアの名刺デザイン。

裏面なんですけどね。

これをよく見ていただければわかると思うのですが、まだ空き家活用はあきらめてないことがご理解いただけると思います(笑)

いまの現在進行中の空き家活用が2現場ありまして、1件は賃貸物件として募集開始、もう1件は来年2月完成に向けてリフォームが進んでいます。どちらも素敵な物件です。

ところでグループ企業の欄にNPOプラウドを入れるべきか迷いましたが結局は載せませんでした。

なぜならプラウドは会員の方からお預かりしている法人。

私物化していると思われたくなかったからです。

そのような配慮から載せませんでしたが、どちらも大切な法人であり大切な仲間であることに変わりはありません。

ブログランキング参加中!
クリックしていただけると励みになります!
▼▼▼▼▼▼


くらしケア代表のブログランクはいま何位?





このページのトップヘ