8月は起業を決意した月。

5年前の2011年8月にちょうど起業を決意しました。

起業することを決意したキッカケはひょんなことでしたけどね・・・

それまでいい歳してふわふわと迷ってた。

もっというと、次に何するか、何のプランもなしにサラリーマンを辞めてしまったのです。

理由はサラリーマンを続けられないと思ったから。

僕は16歳のときに骨肉腫になり、死ぬかもしれないといわれながら結局は死なずに済んで。

障がい者になった瞬間から健常者を見返したくてがむしゃらに働いた。

結果、収入も地位も付いてきてたけど、働くモチベーションが「人を見返すため」という、よくよく考えてみればくだらないというか、ふざけた動機。

だから、見返す必要がないレベルに達した時期に心が壊れてしまったんです。

こんなことをするために何十年も働いてきたのかと。

今日という日を生きることができなかった闘病仲間が、いまの僕を見て喜ぶのかと。

ある日、気づいてしまったのです。

これがサラリーマンを続けられないと思った理由。 

すでに42歳にもなってました。


その年の8月に転機が訪れました。
ある一冊の本に出会いとともに。

著者に会うことができたのです。

葬儀会館ティア・冨安徳久社長の本に出会ったのが8月7日。

実際にご本人に会って直接、話を聞かせていただいたのが8月17日。

冨安社長は創業社長であり上場企業の社長。

そんなすごい方の仕事観や人生観を聞かせていただく機会を得たのです。

冨安社長は奥行き50センチくらいの小さなテーブルの向かいに座ってお話ししてくださいました。

貴重なお話を聞きているうちに、自分が何のために働くのかを明確にする必要があると強く感じました。

生活のためでも、
誰かと競争するためでもない、

何らかの理由が。

そしてヒントをいただいたのです。


人生を尽生と読み替え、
人に尽くす仕事をしてみる。

そして仕事には志が必要。
それを志事と読み替えてみる。


僕は住まいの仕事を得たことがキッカケで自立への切符を手にしました。

学歴なし、病気持ち、義足の障がい者でも雇ってくれた唯一の業界。

ただ、住宅業界が、もはや空き家を増やす原因になっていることを感じていた僕は、空き家を活用する事業で社会の役に立とうと考えたのです。

(いま思えば空き家活用で行こうと考えたのは正解だったと思います。不動産屋で行こうと思ってたらきっと行き詰っていた)

この理由なら志もあるし、人に尽くすことにもつながる。

そう考えたのでした。






準備期間を経て11月11日に会社を設立したのですが、思い切って起業することにしたのがいまから5年前の8月だったのです。

まぁ、起業した直後は大変なことばかりでしたけどね(笑)

そのあたりを書くと長くなるので割愛しますが、いろんな出会いや学びをいただき今日に至ってます。

当時を振り返ると、5年後の今の景色は想像できませんでした。

でも、5年経ったいま、目の前には素晴らしい仲間と、そして、必要としてくれる人や応援してくれる人に支えていただきながら志事をさせてもらってます。


思うに、事業って、意外と何とかなる。

私は42歳で起業したけど、現になんとかなっている。

始めるのに遅いということはないというのが実感です。

もちろんタイミングもあります。

でも、志があれば、そしてあきらめなければ、決して終わることはない気がします。 



さてさて。
あなたにはやりたいことはありますか?

おたがい後悔しない尽生を生きましょうね!

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※株式会社ティア 冨安社長と