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※写真はネットからお借りしています。


春がすぐそこまで来ていますね。
春の次は夏です。

あたり前ですね(笑)

夏といえば水遊び。
水遊びといえばプールなんかは楽しいでしょうね。

ところでプールに入ったことはありますか?

僕は義足になってから一度もプールに入ったことがありません。
30年余り、一度もありません。

別にプールに入りたくないのではありません。
入る勇気がなかったのです。

義足を外して入る勇気がないんですね。
(ちなみに義足は水濡れ厳禁です)

どういうことかというと、

「右脚がない男がプールにいたら他人はどう思うだろうか?」
「周りの子どもがびっくりして泣いてしまうんじゃないか?」

そんなふうに考えてしまうのです。

いまふうに言えば「キモイ」とか言われてしまうんじゃないかとか。
不安で頭のなかでいっぱいになる。

当時は義足では走れるわけもなく、長距離歩行もできずで運動不足。
プールなら運動不足の解消になりそうだと思い、入ることを考えたことがあるのですが、どうにも不安のほうが大きくなっちゃって、結局あきらめた。

しまいには考えることすら止めてしまいました。


数年後、双子の子どもが生まれてから、プールに入ろうかと迷った時期がありました。

だって、子どもって、プールが好きでしょ?

うちの子も大きくなるにつれ、プールに入りたがるようになりました。
一緒に入って遊んであげたいと考えました。
人並みにね。

子どもが生まれて12年ほど経ちましたが、結局はいちども一緒に入っていません。
家族4人でプールのあるところへ遊びに行ったこともありましたけど、僕だけプールに入らない。

入らない理由は変わりませんが、理由の数が増えました。

「周りの視線で子どもたちが嫌な思いをするのではないか?」
「そのせいで悲しい思いをさせるのではないか?」

そんなことを考えたりして。
結局のところは勇気がないんです。

たくさんの家族連れがいるプールで、脚のない父親が親子で楽しく遊ぶことがイメージできなくて。
逆に子どもたちに迷惑かけちゃうんじゃないかって。

友だちがお父さんとプールで遊んでると、ウチの子どもたちが羨ましそうに見ている瞬間はなんともいえず切なくなりましたね。

申し訳ないなって。
ごめんなって。



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あ、別に悲しい記事を書こうと思ったワケじゃないんですよ。

実は今朝、あるニュース記事で知ったのですが、水に濡れても良いプラスチック製の安価な義足があるらしいのです。

その義足を使えば見た目にちゃんと脚がある姿でプール遊びができそうだなって。
息子と温泉にだって入れるかもしれないなって。

「ひょっとしたら今年こそは・・・」

そんなことを思いつつ、情報を集めてます。



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