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※義足が雑誌の表紙を飾る時代。

健康づくりのため、ここ半年くらいジム通い。
早朝の出勤前、筋トレを中心に1時間30分ほどトレーニングしてます。

24時間営業のジムで早朝はトレーニング人口が少なめ。
なので機材が自由に使えるメリットがあります。

で、最近の私の様子はこんな感じ。
短パン(短パンにしては長いか?)から義足が見えるのがわかりますか?

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義足を出して人前に出るなんてのは以前の私にはありえないですが、陸上パラアスリートの人たちとの出会いで考え方を変えました。

パラアスリートの方とアスリートたちを支える義肢装具士の臼井二美男さん


スポーツウェア+義足って逆にカッコいいと素直に思ったのです。

私にとっての義足(障害)は隠すものでした。
できるだけ健常者らしく振る舞い、健常者に合わせる努力が当たり前です。

脚が不自由なこと、がんに罹患したこと、義足であることは、就職とか人間関係で不利になると思ってたし・・・



そうやって何十年も隠してきた私が言えることは、思い切って自己開示したりさらけ出せば人生は好転するし、心も軽くなるということです。

だってね、自分が意識して思うほど周りはたいして気にもしてないから。

障がいなんて隠そうと思えば思うほど心がツラくなるし、身体障がい、精神障がい、どんな障がいでも関係なくとっととオープンにしてしまった方がいい。

あなたの生きづらさは他人にはわからない。
でも、障がいをオープンにすればやさしい仲間に出会えると思うのです。


私が尊敬する方に廣田祥久さんがいます。
廣田さんは愛知県豊橋市で精神障害者の自助グループ「たんぽぽ」を率いる会長ですが、ご自身も障害に苦しみながら生きてきた方です。

現在は、同じ境遇を持つ人たちのために講演活動をされていますが、廣田さんの素晴らしいところは、自分の障害をオープンにすることで、覚悟を持って生きているその姿勢。

オープンにすることで「障害者としての廣田祥久」ではなく「廣田祥久という人生」を生きているように見えるのです。

この違いは「ありのままの自分を出すか出さないかの違い」だと思いますし、その覚悟の違いは多くの人に共感と勇気を与え、結果的に大きな違いを生み出しています。

そのことに私は強い感銘を覚えました。

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※精神障害や発達障害をお持ちの方向けのセミナーを主催。
 廣田さんにご登壇いただきます。



障害を隠す隠さないは考え方。
人それぞれですし、正解は自分にしか分からないと思います。

私は隠さないことを選んで今があります。
隠さないほうが私にとっては正解だったというだけです。

障害というレアカードを活かすも殺すもすべて自分次第。
そんなふうに思います。