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営利法人と非営利法人がありますよね?

営利法人といえば株式会社が代表例だし、非営利法人ならNPOや社会福祉法人がその代表格。

株式会社は利益を出すことが求められるというのは、なんとなくわかると思います。

でもね。みなさん。

なんで利益を出さなきゃいけないか考えたことありますか?

給料を払う(もらう)ためだと思ったらそれは間違い。

利益とは、給料や家賃などの必要経費を払ったあとに残ったお金です。







で、答えを先にいいますね。

答えは・・・・


































税金を納めるためです。




利益が出たら税金を払う義務が生じる。

でも、利益が出なかったら税金は免除される。


これが日本の税制です。


税金を払いたくないからと、ムダに車を買い替えたり、不必要な経費を支出して税金を払わないように工夫する経営者がいますが、それは国が貧しくなる発想です。


ご存知のとおり、私たちの暮らしは税金で賄われていることが少なくありません。

例えば、私たちの税金で、道が舗装され、老朽化した橋が修繕されます。

医療や福祉も税金で賄われている部分が少なくない。



つまり、企業が頑張って利益を出して税金を払ったり、個人が頑張ってお給料が上がり税金が増えることで、私たちの暮らしが良くなるし、障害者であってもいろんな恩恵を受けられるのです。

学齢期の子ども、そして障害者の医療費が無償化ができるのは税金のおかげ。

税金を納めてくれる人が居るから成り立っているのです。


私たちが恩恵をうけられるのは、恩恵を受ける一方で税金を納めてくれる会社や人が居るからなのです。

感謝しかありません。




だから、しっかり利益を出して税金を納めることは、国民として、人間として、とても尊いことなのだと思います。



「金は天下の回りもの」


この言葉の本来の意味は、そういう意味だと思ってます。


売上と利益は顧客満足のバロメーター。

会社から受け取るお給料は「お客様(ご利用者様)に提供した価値」のバロメーターです。



売上も利益も、お給料も、多ければそのぶん税金を納めることになりますが、それはつまりそのぶんだけ社会の役に立っていると考えていい。

世の中を良くしたり、障害などにより苦労している人を助けていることになると思う。


極論だけど、もし国民全員が節税したら国はどうなるでしょうか。

きっと成り立たなくなる。


私たちがゴミ収集日にゴミを捨てることすらできなくなるでしょう。


税金を納めること、税金を払うことに誇りを持ちたい。


私は少しでもお給料を上げられるように経営し、会社として利益を出して税金を納めるためにも適正な利益を追求します。




補足です。

いまとても税金を納めることができない方も居るかもしれませんが、それはたまたまそうなってしまっただけ。

一切、引け目を感じることはないと思います。

リカバリーするため、税金を払える人が払って助けてくれる。

過去の僕も助けられたひとりです。

社会保障に甘えたら良いと思う。

そして、「私もいつか活き活きと働いて税金を納められるようになれたらいいな」

と、そんなふうに考えて、一日一日を大切に過ごせば良いと思います。