お子さんの可能性を信じて引き出す
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アパートの契約期間が2年の場合、必ず2年間は住まなければならない(2年間、家賃を払わなければならない)と勘違いしている方がいますが、そんなことは絶対にありませんから。
「これは実際どうなんだろう?」と迷ったときは、お気軽にくらしケアにご相談くださいね。
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精神障害を持つ子の面倒を、いつまでも親が見続けられたら良いですが、人には寿命がある以上、いつまでも支援をすることは不可能です。
ですので、できる限り早く自立した生活ができる体制を作ることが必要ですが、結局のところどうすれば良いかわからずにいたり、誰に相談したら良いのかもわからないまま今日を迎えているという方が本当に多くいます。
親なきあと問題は、意思決定、生活スキル、居場所、金銭的課題、緊急時対応、コミュニティの問題などがありますが、こうした課題をどれか一つ二つ解決したところですべては解決しません。
総合的な支援を提供するサービスが存在しないため、私たちはこれらの課題を総合的に解決することが必要だと考えくらしケアの事業モデルをつくりました。
いまから3年前につくった事業ですが、現在は実に多くの成果を出し始めています。
昨日は、あるご家族の相談を受けていました。精神障害で入院中のお子さまの退院後の生活をどのように構築するかという課題をお聞きしましたが、結論を言えば、親の覚悟さえあれば十分に自立した生活が実現できると思いますし、願わくば親がお子さんの可能性を信じてあげて欲しいと思う、そんな相談でした。
訪問看護を利用されるなら一点だけ書いておきたいと思います。
一般的な訪問看護であれば、服薬管理やバイタルチェックならどんな訪問看護でも対応可能です。ですが、精神科訪問看護を始め、親なきあと問題や、精神障がい者の自立した生活の構築に向けた課題の解決のためは服薬管理やバイタルチェックだけでは到底解決できるものではないということを理解していただけたらと思います。
私たちが提供しているのは一般的な訪問看護ではなく、看護師を主とした「くらしケアというサービス」であり、一般の訪問看護とは似て非なるものです。
実際、私たちのサービスの提供により、入退院を繰り返していた方がアパートでひとり暮らしを維持継続できたり、本人がやりたかったことが実現できています。
親なきあとのことを心配されるのは親ならあたり前ですが、私たちは皆さんご家族がずっと願っていたことを実現させられるよう看護師が主となって、単なる訪問看護を超えた、看護師による支援を提供し続けています。
対応エリアは限られていますが、徐々に広げていますので、期待していただけたらと思います。
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