就業規則(しゅうぎょうきそく)とは、従業員が就業上遵守(じゅんしゅ)すべき規律や労働条件に関する具体的な項目について定めたもので、労働基準法等に基づいて定められた規則のこと。

簡単にいうと従業員が守るべきルールが書いてあります。


で、本題に入ります。

くらしケアの就業規則にはちょっと変わった項目があって、今日はその話をしますね。

ウチの就業規則には、従業員のSNS発信を推奨すると明記してあるのです。

就業規則にこう書いてあるのって結構、めずらしいんですよね。

一般的な就業規則ではSNSを禁じていたり、一部禁止みたいな扱いとなっているようですが、ウチはまったく逆。

どんどんやってね(^_-)-☆です。


ウチがSNSを推奨するようになった要因に、障害者差別解消法があります。

この法律は、障がいのある人が困ってたらできる範囲で助けてあげましょう、という努力義務的な法律なのですが、合理的配慮が必要な障がい者がどんなことで困ってて、どのような合理的配慮を望んでいるのかがわかりづらかったりします。

結局、知らなければ配慮のしようがないよね?というのが結論。

私の場合、義足だの何だのって発信してるから、初対面の方がイスやら座布団など「合理的配慮」してくださる方がいますが、これって発信してなければ気づきようがありません。

で、障がい者を権利のように主張する人たちに対して思うのは、「それならもっと顔を出して発信すればいいのに・・・」と思うのですが、よくよく考えてみると私たち支援者自身も同じだなって気づいたのです。

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くらしケアはハッキリ言って良いコトをやっている自負があります。

でもね、いくら良いコトやってても知ってもらわなければ無いのと同じ。

誰にもわからないのです。

であるならば発信を通じて私を含めたスタッフ達が楽しそうに働いている様子を伝えたり、あるいはオフを楽しんでいたり、一生懸命に働いているが故に困難に直面したり、ご利用者様とご家族のために尽くそうとアイデアを絞り出していたり、日々いろいろあるわけですが、そんな様子って発信しなければ伝わらないんですよ。

一ミリも伝わらない。

もちろん、発信したからといってすべてが伝わるとは限りません。

でもね、まったく発信しなければ誰かに知ってもらえる可能性はどうしたってゼロです。

でも発信すればゼロがイチになる可能性はあるはずです。

誰かのためにと良いコトや良い仕事をしてるなら堂々と発信するべきだし、その発信で救われる人がいるかも知れないって思ったら発信しないほうがオカシくない?となりませんかね。


だから会社として発信をOKにしたということです。


最後に大事なポイントを。

代表者や経営陣が発信してないクセにスタッフに発信を強要する会社があるとしたらそれはダメです。

たまに「スタッフブログ」を書いている会社を見かけますが、従業員が自主的に取り組んでいるなら素晴らしい。

でもね、多くのスタッフブログは経営者が書いてないのね(苦笑)

ムリに書かせたらパワハラだよね。


だからくらしケアでは経営層から自ら進んで発信するし、楽しみながら発信するようにしています。

そしてスタッフには発信していいよって推奨する。

だけど強制もしない。

ウチのスタンスはそんな感じです。