入院を好機と捉える(親なきあとを見据えた体制づくり)
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- 親なきあと
※11月9日 精神保健福祉促進研修会 高山大会にて。
ちなみに写真と本文は関係ありません。
ある当事者の母で精神障害者家族団体の上層部にいる方の講演を聞いて目からウロコだった話。
それは「入院を好機と捉える」というものでした。
通常、退院後はもともと住んでいた家に戻すと思いますが、そうではなく、支援者の力を借りてグループホームやアパートへ住まいを移してしまうという提案です。
実際、その方は、退院後の住まいをアパートにすると決めて実行、世帯分離に成功したのですが、なるほど確かに退院時はそういう働きかけがしやすいタイミングになり得ると思いました。
実際、くらしケアのハウジングサポート※を受けてひとり暮らしを実践してくださっている方がいますが、その方は現時点でもう2年間もひとり暮らしを続けている。
その現実を見て、世帯分離は決して不可能ではないし、そのことを証明してくださっている方がいるから、いわれるように確かに入院は好機であり、退院後の親なきあとを見据えた支援体制を構築する意味でも、最大のチャンスであると言えます。
※ハウジングサポートは障害者の住まいの確保と生活支援をセットにしたパッケージ。ホームレス支援はハウジングファーストだが、ハウジングファースト活動へのリスペクトの念を込めて、あえてハウジングファーストを名乗らず、ハウジングサポートとしている。
先日も岐阜県東濃エリアの精神科病棟のソーシャルワーカーさんから退院支援の相談を受けましたが、親御さんのご意向など総合的に勘案したうえで、退院後の住まいは民間のアパートで確保、支援者のサポートを入れることで十分に親なきあとの自立した生活支援体制をつくる提案をさせていただきました。
いままでと同じことをしていても結果は変わらないとわかっているなら、少しだけでも新しい視点を取り入れたり、入院を好機と捉えて準備するのもありだと思いました。
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