儲かる企業に必要な考え方とは
ある著名な70代経営者からお話を伺った。それは「儲かる会社と儲からない会社は何が違うのか」という話でした。
結論を言うと販売数と販売単価で決まるということだった。
その例として自動車と家電製品を例に挙げて説明がありました。
ーーーーーーーーーー
彼が若かりし頃、庶民に普及し始めた自動車の価格は数十万円。
カローラがデビューした昭和40年代当時の価格は40万円くらいだったと。
しかし現代のカローラやプリウスは2〜300万円します。
大卒の初任給は当時と比較して約4倍に上がりましたが、自動車は4倍どころかもっと上がっています。
そもそもの価格が大きく、且つ、時代とともに値段は高くなる商品だから儲かるんだよと。
しかも大量生産だから、部品の仕入れは下がるから作れば作るほど利益率もアップする。
しかも大量生産だから、部品の仕入れは下がるから作れば作るほど利益率もアップする。
一方で家電製品は違います。
つい10数年前、液晶テレビは「1インチ1万円」と言われていたのが、いまで1インチ1,000円程度で買えます。
売れば売るほど「原価」が下がる自動車と比較して、家電製品は売れば売るほど原価が下がると同時に「売価」も安くなりますが、日本の家電メーカーが軒並み業績を落としたのはそういうことなんだと。
売価が下がるからさらに原価を下げる必要に迫られ、人件費が安い海外で製造するしかなくなっていったけど、今の家電製品はソニーでも東芝でも三菱でも品質はたいして変わらないから、差別化ができず、さらに価格が下がることになってしまいました。
100円ショップも同じで、売れば売るほど原価や仕入れは下がれど売価は下がらない。常に100円のまま。商品単価は少ないものの、店舗を増やすことで規模を拡大、昭和52年にスタートしたダイソーさんは、現在3,000店舗以上の店舗数になっていますが、売価は100円のままです。
つまりどんな商品、どんなサービスを扱うかで儲かる儲からないはある程度決まると。
彼は続けました。
現代ではもうひとつ大事な考え方があるといいます。
それはどれだけお客様に喜んでいただけるかということです。
高度成長期はモノを作れば売れました。
しかしモノが有り余る現代は、お客様に価値を提供し、真にお客様に喜んでいただける商品やサービスでなければ売れないし、企業は生き残れないということです。
彼は、販売数と販売単価に加え、真にお客様に喜んでいただける会社でないと退場になりますよ、と言いました。
ーーーーーーーーーー
これを私たちの事業に置き換えてみると、訪問件数 × 診療報酬 × 顧客満足(質)ということでしょうか。
診療報酬は国で決められていますから訪問件数を増やすことと、いかに良いサービスを提供するかが経営していくためのポイントになるでしょう。
現代ではもうひとつ大事な考え方があるといいます。
それはどれだけお客様に喜んでいただけるかということです。
高度成長期はモノを作れば売れました。
しかしモノが有り余る現代は、お客様に価値を提供し、真にお客様に喜んでいただける商品やサービスでなければ売れないし、企業は生き残れないということです。
彼は、販売数と販売単価に加え、真にお客様に喜んでいただける会社でないと退場になりますよ、と言いました。
ーーーーーーーーーー
これを私たちの事業に置き換えてみると、訪問件数 × 診療報酬 × 顧客満足(質)ということでしょうか。
診療報酬は国で決められていますから訪問件数を増やすことと、いかに良いサービスを提供するかが経営していくためのポイントになるでしょう。
しかし訪問件数を追うと看護の質を落としかねず、顧客満足を落とす原因になるから好ましくないというのが私の考えです。
ちまたの訪問看護ステーションの求人情報を調べてみると、だいたい1日6件以上の訪問を目安にしているステーションが多いことがわかりますし、高給をうたうステーションでは1日7件8件の訪問を求めている企業も見つかりますが私にはどうしても無理があるように見えます。
経営とサービスの質、そして社員のライフワークバランスに鑑みた場合、5件が適正。どうしても必要がある場合でも6件が上限だと考えます。
しかしながらウチの場合は訪問先が広範囲であり移動に時間がかかっている現実があります。そこで今年こそは東西に拠点を分けて、移動の非効率さを解消するのが目標です。
加えて、7件8件訪問するステーションと同等かそれ以上の賃金を支払うにはどうすればよいかと頭をひねっているのですが、その答えは「拠点展開」と「周辺事業を加えていくこと」にあると考えています。
拠点展開は、直営のステーションを開所(出店)すると同時にくらしケアに加わりたいというステーションを募っていく(いわゆるM&A)、あるいは商標やノウハウを提供するという方法があるでしょうか(いわゆるフランチャイズ)
しかしながらウチの場合は訪問先が広範囲であり移動に時間がかかっている現実があります。そこで今年こそは東西に拠点を分けて、移動の非効率さを解消するのが目標です。
加えて、7件8件訪問するステーションと同等かそれ以上の賃金を支払うにはどうすればよいかと頭をひねっているのですが、その答えは「拠点展開」と「周辺事業を加えていくこと」にあると考えています。
拠点展開は、直営のステーションを開所(出店)すると同時にくらしケアに加わりたいというステーションを募っていく(いわゆるM&A)、あるいは商標やノウハウを提供するという方法があるでしょうか(いわゆるフランチャイズ)
周辺事業は、住まいや住環境関連商品の開発と販売、無料職業紹介、身元保証など、ご利用者様の声やニーズに丁寧に耳を傾けて、必要な商品やサービスを提供していく。
そうすることで、私たちが目指すゴールの「親なきあと問題の解消」を叶え、ご利用者様・社員・地域が喜ぶ三方良しを目指したいですね。
そうすることで、私たちが目指すゴールの「親なきあと問題の解消」を叶え、ご利用者様・社員・地域が喜ぶ三方良しを目指したいですね。
ということで、今日のブログはやや堅苦しくなり申しわけありません。。
良い週末をお過ごしくださいね。