運営する会社のホームページもよかったらごらんください。
https://www.kurashicare.co.jp/

【お知らせ】
くらしケアの訪問看護に興味がある方はこちらからご相談ください。
とりあえず相談したいナースの方→ https://lin.ee/ry6wqu6(LINE友だち追加に移動します)
急ぎで面接を希望するナースの方→ https://bit.ly/3wcj2IE(WEB職務経歴書フォームへ移動します)

くらしケアの活動を初めて認めてくれた精神科医の話


昨日は某家族会会長HさんとKさんに誘っていただいたランチ会に参加。

ずっと楽しみにしていたランチ会。

あっという間のとても楽しい3時間でした。


ゲストは山梨県甲府市で精神科病院の院長をしている中谷真樹先生。

中谷先生は精神保健の分野で有名な方で、全国あちこちで講演に呼ばれる方です。


彼との出会いはくらしケアを始めて半年たつか経たないかのころ。

家族会のイベントで岐阜に講演で来ていたときにご挨拶してからのお付き合いです。


かれこれ2年半ほどのお付き合いですね。


当時は「くらしケアって何?」というレベルで、地元での認知度は無いに等しい時期。

ただひたすら知ってもらうために活動していましたが、中谷先生は早々にくらしケアの思想や活動内容に関心を持ってくれた方。

彼との出会いはものすごく自信につながったことを、いまでもはっきり覚えています。


51f38659391905def193b9acf9457a18_s
※山梨県といえば「ほうとう」です。


中谷先生がくらしケアについて書いてくれたときのブログ(2016年7月5日)
甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ


中谷先生に出会う前まで心が折れそうなことがたくさんありましたが、彼のおかげで自分たちが目指している方向性は間違っていないと確信し、自信を深めることができたのでした。

あれから一緒に飲んだり、親なきあとセミナーで講師を引き受けてもらたりと、公私にわたり良いお付き合いをさせていただいています。

昨日のランチ会では「山梨に拠点を出すというのはないの?」と中谷先生からの提案もいただきましたが、全国どこでも出ていくつもりはあるから、呼ばれれば行きますよそりゃ(笑)

中谷先生がブログで言葉にしているからたぶん実現するでしょう。

くらしケアは数年以内に山梨県にも出ていきたいと思います。



61UwEKkHV9L._SY355_
※中谷先生は大のQUEEN好きらしく、ボヘミアンラプソディを10回観たってさ。

























































本当の親孝行とは


今日のブログは遅れて配信します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本当の親孝行とは?

結論をいうと、個人的には「自立すること」だと思ってます。

親は子どもの自立を願いながら子育てをします。

天国へ旅立つとき、子どもが自立していれば、親は安心して旅立つことができる。

だから本当の親孝行とは自立することだと思うのですね。

7a7df09cda0b747597a651d72cb88fe7_s


では、一般的に自立が難しいとされる障がいをもつ方は親孝行できないのかといえば、そんなことはないと思います。

自立には「自分ひとりで生きていく」といったイメージを持たれますが、支援者がいて、いつでもヘルプを出すことができる環境があれば、それは自立していることになります。

いつもで相談先を持っていたり、いつでも支援を受けられるようにすることで、その人らしい自立は叶えることができるのです。

私たちは、親なきあとの問題を解消したいと活動していますが、言い換えれば「障がいをもつ方の本当の親孝行のお手伝いをすること」も、私たちの活動だと思っています。




















































































































スタッフからの要望を聞いて感じたこと


会社で用意するリーフレットの在庫が減ってきたことを機に、内容の見直しを行いました。

リーフレットデザインは事業の発展に伴い私が修正しますが、今回は内容の変更希望をスタッフに募りました。

いくつか意見が出るなかで、あるスタッフからこんな意見が出た。

それは「アルコール依存症の方を支援したい」というメッセージを伴った変更でした。

現在のリーフレットには、主なご利用対象者としてアルコール依存症を記載していないのですが、記載して欲しいと自主的に言ってきたわけです。

地域ではアルコール依存や薬物依存などの方も少なくないらしく、そうした人たちをサポートしたいという。

私はこうした申し出が自主的に出ることを尊重したい派なので記載することにしました。


ーーーーーーーーーーーーーー


できないことをできるというのはウソになる。

でも、できないことをできるようにするならウソにはならない。

そのために研修を受け、新しいことを学んでいるという。

良いじゃん。最高じゃん。

チャレンジする姿勢は大好物だ。


できることを確約し、何が何でもできるようにする姿勢は大切な価値観だと考えてきたから、この申し出はまったく違和感を感じませんでした。

やったことが無いことをやれないというのは思考停止でしかない。

やったことがなくても最短最速でやれるようにするのはニーズに応えるということ。

医者でもない人間が誰かの手術をするとか、法律に違反したり、どうやってもできないことは当然やってはダメだ。

でも、なんとかできる可能性がある話なら応えるのは価値があると思う。

そもそもすべてのことはやったことが無いところから始まるものだから。

ーーーーーーーーーーーーーー

7d5098a3c4d6317c11fa579c58ef434e_s



ご利用者様の期待に対し「できる・できない」ではなく「やるか・やらないか」で答えてきたのがくらしケアだ。

そして、その答えはすべて「やる」を前提に必死でやってきたものです。


困っている人は、いまこの瞬間も困っている。

一日も早く何とかしたいと思っている。

その「何とかしたい」に応えて、何とかしてきたから信用が生まれ、何とかしてきたから信用を貯めてきて今があるのです。

目の前のご利用者様は、自動的に現れたのではないし、勝手に契約してくれた方たちではありません。

「くらしケアならなんとかしてくれるんじゃないか?」という期待を持ってくださり、その期待にひとつひとつ応えてきた結果なのです。

自信というのはいつも根拠のないところから始まるものだ。

根拠のない自信が世の中を変えるのだと思う。

できない理由を考える前に、出来る方法を考えて全力でチャレンジすべき。

ご利用者様と周りの人たちを本気で救いたいと思えば、その思いが強ければ強いほど、必ず思った通りになる。

私は、経営者としてスタッフの真剣さに応えたい。

人間の能力も、会社の発展も、「限界を超えたところにある」のだから。

最終責任は私が取るのだから、ご利用者とご家族の涙を笑顔に変えよう。

本気の覚悟は応援する。








































































10年先も今の仕事があるという幻想を捨てられるか


スクリーンショット 2019-02-20 20.22.49



ここ1、2日で不動産業界に激震が走ったニュースがこれ。

インド発のホテルベンチャー「OYO」が日本の不動産業界に参入 敷金・礼金・仲介手数料ゼロの衝撃 

詳細はリンク先のニュース記事を見ていただくとして、私は四半世紀のあいだ不動産業界に関わってきましたが、このニュースは「不動産業界もいよいよルールチェンジが近い」と思わせるのに十分でした。

実は不動産業界ってメッチャ遅れてて、資料のやり取りは未だにFAXだし、対面でなければ契約行為もできないルールになってます。

例えば、北海道の人が転勤で沖縄のアパートを借りたいとき、わざわざ沖縄に行かないと契約できないルールになっている。

宅地建物取引士が重要事項説明書の説明を対面で行い、署名捺印しなければならないといった感じです。(IT重説というのも試行されているけど普及には時間がかかっているようです)

いまどきモノを買うにしてもスマホとクレジットカードの決済手段があれば、いつでもどこでもモノが、しかも最安値で買えてしまう時代なのに、不動産業界ってアホみたく遅れてる。

だから、個人的に業界のルールチェンジは歓迎しますし楽しみでもあります。

ーーーーーーーーーーーーーー

世の中はスマホやインターネットで非常に便利になってますよね?

アマゾンや楽天で買いものする人は多いと思うんだけど、ひとつ聞きたいのは「10年前アマゾンで買い物してましたか?」ってこと。

たぶん買ってないよね。

「ネットで買い物って大丈夫?」

「クレジットカード情報を打ち込んで本当に大丈夫だろうか?」

そんな心配をした人は私だけではないと思いますが、いちど便利さに慣れてしまったら、もうあたり前のようにアマゾンや楽天を使っているわけです。

同じ商品がアマゾンで1,000円、近所のお店で1,200円なら迷わずアマゾンで買っている。

こうした消費行動の変化がシャッター商店街を生むなど、リアル店舗が廃業に追い込まれている原因だったりします。


この流れが何を意味するか。

思うに、不動産業界に変革が起き始めているように、医療・福祉・介護業界も変革が起きるだろうと考えるのが妥当だということです。

ヘルステックベンチャーという業態もたくさん生まれていますが、我々の業界も10年先はまったく様変わりしている可能性が非常に高い。

地域密着で商売してきた家電店や写真屋さん、八百屋さんといった商売はほほ全滅しましたが、地域密着でないアマゾンのような事業が私たちの生活を便利に豊かにしている現実があるわけです。

あくまで予測ですが、「診断」や「判断」はおそらくぜんぶAIに置き換わる。
人間が知識として記憶していく必要性はかなり少なくなる。

地図情報や電話番号を覚える人がいないようにそういう時代になってきている。

そんな時代に必要とされる人になるにはどうすれば良いかを考えていかないといけないと思うのです。

既得権益をガッチリ握った人たちが政治的な圧力で変化を拒否るかもしれませんが、時代の波に逆らえた試しが無いことは歴史が証明しています。

私は10年先を見据え、仮説を立てて経営しているつもりですが、逆にいえば現状にあぐらをかいていると確実に足元をすくわれると思っています。

最も大事なことは変化に対応する能力。専門性も大事ですが、それ以上に超大切なことがコレだと思ってます。

10年先はわからないけど、10年先にいまの仕事が必要とされているかもわかりません。

だから現状維持ではなく、あらゆる可能性を模索しながら会社を発展させていきたいのです。

単なる訪問看護も、単なる相談支援も、単なる居住支援も必要とされなくなる時代が必ず来ると思うから、「うちはくらしケアという仕事をしている」と言っています。

人々にとって、社会にとって、10年後に何が必要なのかを模索しながら会社を進化させたいと考えています。

今日のブログ、伝わるかな?














































































自立を目指すうえでまず困ったこと


「もっと早く知っていれば」

そんなふうに思うことは誰しもあるのではないでしょうか。

今日のブログはそんなテーマで書いてみます。

ーーーーーーーーーーーーー

私は障がいを負い、社会との断絶など様々な葛藤を経て、いよいよ社会に出ていこうと決めたところまでは良かった。

しかし、思わぬ壁が待っていたのです。

就職するために履歴書が必要ということすら知らかったのです。

履歴書の書き方もわからないし、履歴書に書けることがほとんどない現実も知りました。

私の自立はそんなところから始まったのです。

障害者の困りごとを聞いてくれる機関に社会福祉協議会がありますが、当時はそれも知らない。

当時あったかどうか分からないけれど、障がい者の雇用枠というのも知りません。

あると良い情報、欲しい情報を、誰が持っているかも分からない。

とにかく何も分からないのです。

当時の私が困っていたのは「情報」だったのです。

ひとつひとつ情報を探しながら自立の道を探ってきました。

いまは自立が叶っていますが、当時を振り返ればずいぶん遠回りしたように思います。

a17ccdb13a4d1c6322eeb6b9ad7e2213_s


ーーーーーーーーーーーーー

あれから長い月日が経ちましたが、改めて知ったのが、いまだ情報にアクセスできずにいる人の存在。

インターネットがこれだけ普及しても、情報を見つけるための知恵が無い方がいます。

相談業務を担う人は、相談相手に情報を与えていると思いますが、知らないことで損をしたり遠回りしている人は目の前にたくさんいるのではないでしょうか。

障がいを負った私が情報で苦労したように、現代の障がい者や家族は、こんなに情報化が進んだ現代でも情報で苦労しているのです。

必要な情報を集めて提供する。言い換えるならキュレーションとかキュレーター的な存在になる。

私は、皆さんが私のように遠回りしなくても良いように、必要な情報にスムーズにアクセスできるようお手伝いをする。これもくらしケアの創業動機のひとつです。









































立ち退きをきっかけとして、ある高齢者ご夫婦の居住支援を支援している。

私への相談は立ち退き期限のギリギリで相談に来られたのだが、年齢や収入、無職のため、不動産店では相手にされず困っていた。

そんなある日、相談支援専門員に相談したところ私につながったという流れです。

私はまず、現住所と変わらないエリアで部屋の候補を絞り込み、次に高齢者でも貸してもらえる部屋かどうかをすべて確認。
貸してもらえる可能性のある部屋を絞り込んだのち不動産店に家賃の減額をお願いし、減額の了承をもらいます。

次に立ち退きさせようとする大家さんに連絡を取り、立ち退き費用を出してもらうよう交渉。

大筋で了承を得たら、引越し先候補の部屋を内見し、引越し先が決まったら引越見積りを依頼し、新居の入居費用と引越費用を立ち退き費用としてお支払いをお願いして…

このようなプロセスで一気にやりますが、この中で驚かれるのが「家賃交渉」です。

多くの方は家賃は交渉できるとは思っていないようで、目の前で家賃が下がる場面を見てかなり驚かれます。

私の場合、本人の支払い能力や、今後の生活費を鑑みて支払い可能な家賃を助言したうえで市場に出ている空室が、支払い可能な家賃よりも高ければ躊躇なく値下げをお願いします。

空室が長引いている場合、部屋を空けておくより家賃を値下げしてでも早く入居してもらったほうがありがたいと考える大家さんもいますので決して無理な話ではありません。

逆に、部屋を空けておくより早く入居してもらったほうが大家さんにとってはトータルでトクになるケースもありますので、そのあたりを丁寧に説明して理解を得ることもあります。

結論は、家賃の値下げはお願いしようと思えば出来るのです。

もちろん大家さんの気持ちも理解していますので、むやみやたらに値下げをお願いすることはしませんが、早晩、家賃が支払えなくなるような借りかたになっては意味がありません。

ですので、借り手にとっての適正な家賃への値下げ交渉は意義があると思っています。






















居住支援に取り組むわけ【9時12分加筆】




住宅要配慮者の居住支援はくらしケアの強みのひとつ。

全国を見渡せばホームレス支援や障がいのある方の住まいの支援する法人や団体は他にも存在するが、くらしケアのように宅地建物取引業の許可を得て活動する法人は(他にあるかもしれないが)聞かない。

ちなみに住宅要配慮者とは、低所得者、被災者、高齢者、障がい者、外国人の方などのうち、独力では住まいの確保が困難な方のことで、連帯保証人が居ないなど不動産屋さんでは部屋を借りにくい方のことを意味します。

一般的な不動産屋さんならやりたがらないことをやっているのがくらしケアというわけだが、長年、不動産業界に関わってきて感じるのはこの業界は短期的な利益を求めすぎる傾向にあるということ。

お金を持っている人を優先するし、公務員や上場企業の社員など属性の良い人を優先する傾向にある。

不動産業の仕組み上、取引価格に伴い手数料が決まるため、売買価格の安い取引は敬遠されるし、家賃の安い部屋の取引きは後回しにされる業界なのである。

062f5acaf954f91c7a6cb8b9d388248e_s


不動産業界は実力主義で成果主義が多い。そんななかで彼らは生きていかなければならないから仕方がない。

そんななか置いてきぼりになっているのが、空き家だったり住宅要配慮者である。

空き家は総じて価格が安い。だから仲介しても報酬が安いから不動産業者は扱いたがらない。

同様に、住宅要配慮者は家賃の予算が極端に安い。だから仲介しても不動産屋は儲からないからあまり扱いたがらない。

しかも属性の良い人に比べて審査が通しにくいから、尚さら取り組みたくないのである。

これは業界構造上、ルール上、仕方がないのである。

だからくらしケアは、不動産屋さんが取り組みたがらないところをやる。

人がやらないことをやることに意味があると思うから。

具体的には明かさないが、要は短期的な利益ではなく「長期的な利益」を見据えているということが、答えでありヒントである。

それにソーシャルビジネスなのだから、やらないという選択肢はないのである。










































私は自分がどうなりたいかと聞かれたら「会社を上場させたい」と答える。

この答えは一貫していて、いまも昔もブレずに思っていること。

「会社を大きくして何の意味があるのか」という人もいるけれど意に介さない。

なぜかと聞かれたら「そうしたいから」としか答えようがないから。

「お前なんかにできるワケがない」と思われようが気にしていない。

できるかできないかはわからない。
世の中ってのはやってみなければ分からないことだらけ。

目標に向かって歩んでいる以上、言いたい人には言わせておけばいいと思ってます。

実際、いまの目の前に広がる景色は3年前に思い描いたとおりにだいたいなっている。

だからこれから先も思い描いたとおりになっているハズと信じるだけだ。

今年は名古屋に本格進出したが、あと少なくとも1拠点、多ければ3拠点は増えていると思う。

それぞれに所長がいて、理念の実現と、障害を持つ方と家族が「明日が待ち遠しい」と思えるような支援をそれぞれの地域で展開しているはず。

その通りにしたいと願い、行動すれば、その通りになる。


会社が上場したら人材が集まりやすくなるらしい。

優秀な若い人たちが新卒や第二新卒で入ってくるようにもなるだろう。

上場している会社の社長の話だからおそらく間違いない。

苦楽を共にしてれた仲間に、物心ともによりよい環境を提供できるようにもなるらしい。

中小零細企業のままなら経済状況や風向きでどうなるかわらないが、上場企業は簡単に潰れないし、永続的な会社になれば、より安心を提供できるだろう。

そう聞いた以上、そうなりたい。

私のような落ちこぼれでも、ハンデを持ってる人間でも、信じて頑張れば叶う姿を見せたいという、極めて私的な思いもある。


くらしケアは今年も加速します。

くらしケアに入ってよかったと思ってもらえらような会社を作るという思いは、くらしケアを作るときに決めたこと。

世の中、思ったことしか実現しないのだから。
































このページのトップヘ

見出し画像
×