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【お知らせ】
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あれほど地に落ちた男が回復できた理由


この話はブログで折に触れていますが、私が再起できたキッカケのひとつに「ある看護師の存在」があります。 

30年以上前、携帯電話も存在しない古い時代です。

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抗がん剤治療を終えて退院した私は、検診のために毎月一回、岐阜大学病院の整形外科へ通ってました。

この検診は、肺転移していないか、再発していないかを調べるため。

レントゲンと血液検査、そして主治医の診察は定番でした。

検診は楽しみな時間でもありました。なぜなら病棟生活を共有した人たちの数人がまだ入院していたし、お世話になった看護師や、話し相手になってくれた家政婦のおばさんに会えたからです。

それがある日から検診に行くのをやめたのですが、理由は仲間のひとりが病棟で亡くなったことを知ったから。

ナースステーションにいた、当時お世話になっていた看護師に教えてもらったのですが、大きなショックを受けたことをいまもはっきりと覚えています。

家に帰り母親に話をすると、母親はせんぶ知っていました。知っていたけど私に伝えるべきか悩んでいたと。私はとにかく事実をあとから知ったのです。

こないだまで会えた人は、もう二度と会うことはなくなりました。

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もちろん悲しみは感じましたが、同時に現実を突きつけられたような気持ちになりました。

自分と同じ病気、同じ障害なので、他人事ではありません。

命が有限だということ、しかもひょっとしたら私の人生はあまり長くないかもしれないということ、こうして受けている毎月の検診も、再発や転移が見つかれば終わりだということ。そんなことに気づいてしまったのです。

この出来事は私が自暴自棄になるのに十分で、検診に行くのは無駄だと勝手に判断して行くのを止め、部屋に引きこもるようになりました。

中学時代の友人が訪ねてきたときも、家へ上げるのを拒みました。当時16〜17歳の多感な時期。もともとおとなしい性格ではなかったこともあり、両親やきょうだいには相当な迷惑を掛けました。

しばらく経ち、両親の説得もあり、しぶしぶ検診に向かったのですが、その先に運命を変える出来事が待っていたのです。

入院中、献身的に関わってくれ、手術前日の夜には長時間にわたり私の話を聞いてくれた看護師と再会したのです。

彼女から掛けられた言葉、表情・・・悲観的になっていた私の心が変わるのがわかりました。

氷が一気に解けるかのような、そんな出来事だったのです。

思えばその看護師からは、私自身の病気や障がいへの対処について何か言われた記憶はありません。

失った脚はもう戻らない。現代医学では生えてくることもありません。

そんな自分自身の障害に一生付き合いながら、どう行きていくのか?それは自分と心に、どう向き合っていくかだと思います。

そんな彼女からの言葉は、入院中の日々も、手術の前日の夜も、検診で再開したあの日も、弱っている心、自暴自棄になっている心、半ばあきらめようとしている心と、どう向き合うのかを教えてくれたように思います。

そして、10代の私の奥深くに隠れてしまった可能性や、自分でも気づかなかった強みなど、そうした部分に触れるような態度や言葉を、要所要所でかけてくれたように思います。

私が、もういちど頑張ってみようと思えたのはあの時代があったから。

そう思います。

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私はいま、看護のプロたちと一緒に、看護の力で地域を変えようと活動しています。

主に精神障害の方の回復などを支援していますが、身体の障害も心の障害も、基本は似ていると思うのです。

病気や症状とうまく付き合いながら、自分の強みを見つけて伸ばしていけば、それなりに幸せに暮らしていけると思うから。

病気や障がいの対処も大切ですが、それ以上に、強みや可能性を引き出す看護、回復のキッカケを見つけられる看護、そんな支援や看護が提供できたらと思って活動しています。

とはいえ、私自身リカバリーの道半で、壮大なぴあ活動の最中にいますので、まだまだこれからです。

ご利用者様や、これから出会うであろう方々、そしてくらしケアのスタッフとともに、回復(リカバリー)を目指していけたら。そんなふうに思っています。







































































とうとう白状します。


お気付きのとおり、私のブログは誤字脱字が多めです。

書いているときは大丈夫だと思ってます。

でも必ずどこか誤字脱字が見つかるという始末。


会社員時代もそう。

企画書や稟議書の内容に関しては高く評価される。

けれど、誤字脱字等のケアレスミスがどうしても発生し、上司に指摘されたものです。

いまこうしてブログを書いていても、やはりケアレスミスがあるわけです。

正直なところどうして誤字脱字が発生するのかが自分でも良くわかりません。

「病気か?」と思ったこともあります。

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そんなふうに悩んで来ましたが、最近「ああ、これが原因かもしれない」と思える記述を見つけました。

ADHDというやつ。

一種の障害だといわれているアレです。


「そもそも身体障害なのに、さらにADHDかよ」と突っ込まれそうですが(笑)


ADHDは注意欠陥多動性障害という。

特徴は、

・不注意(集中力がない・気が散りやすい)

・多動性(じっとしていられない・落ち着きがない)

・衝動性 (順番を待てない・考える前に実行してしまう)

この3つの要素がある発達障害のひとつだと言われていますが、なんとなく当てはまってるって自分でも思います。


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一方、「コレをやる!」と決めたらメチャクチャ集中力が出ることも自分自身で知っています。

この特性のおかげで、なにごとも臆することなく集中力を発揮してやり遂げてしまうこともある。

無理矢理にでもカタチにして仕上げしまう経験はたくさんあります。

それはそれでスゴイと褒められたり感心されるのですが…自分でもワケがわかりませんが、実際そうなんです。

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で、結局、何がいいたいかというと「ADHDでも別にいいじゃん」ということ。

誰にでも凸凹はあるし、ダメなところは誰かに補ってもらえばいいと思えるようになりました。

バカにされたらしかたがない。

そんなふうに開き直るれる自分に、今の自分と過去の自分を褒めてやりたいと思えるようになりました。
だってね、文章書くのが死ぬほど苦手なのに、今こうして毎日書いてるんだから。

「経営者が誤字脱字かよ」と言われても構わないと、恥をかくのを覚悟で書くことを優先してるんだから。

「もういいやって」思えるようになりました。


障がいがある人に必要なひとつの考え方は「いちいち気にしないこと」だと思います。

バカでもアホでもいいじゃん、ということです。

障がいがあるとただでさえ生きづらいのに、いちいち気にしていたらもっと生きづらくなってしまう。

でもその悩みって、誰のため?
意味ある?って思えばいい。

もちろん、他人に迷惑をかけるのはよくないけど、恥をかくことくらいなら別にいいんだと思えばいい。

もちろん以前は悩んでましたよ。

誤字脱字がないほうが好ましいに決まってる。

信頼度が下がるからね。


でも、誤字脱字があったからといって、誰も不幸にしていないし、この特性のおかげで困難なことにも臆することなくチャレンジできてます。

障がいがあるからダメな人なのか?

障がいがなければ優秀な人なのか?

そうかもしれないけど、そうでもない。

結局、正解なんて、ないんだから。

そう思うようにしてます。

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誤字脱字は最小限にするよう努力しますが、これからもたぶん発生するでしょう。

間違ってたら、ぜひ指摘してください。

指摘していただけたら、その優しさに泣いて喜びます(笑)

そこから始まる出会いだって、ひょっとしたらあるかもしれないから。

眼の前で起きていることはすべて意味があるのだから。

これからもあたたかい目で接していただけたらうれしいです。

























































頼りないくらしケア代表の本当の強みとは


くらしケア代表です。
一週間がはじまりましたね。今週もよろしくお願いします。

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昨日、ある会合で自己紹介させていただく場面があったのですが、そのとき改めて思ったことを書いてみます。

私はくらしケアの代表ですが、それ以前に障がい当事者です。

学生時代に病気で障がい者になったので、社会に出ることなど、それなりの苦労がありました。

中途で障がい者になると生活は一変しますよね。

それまでの平凡な暮らしは一変し、家族全員がどん底に突き落とされます。

そんな経験や紆余曲折を経て、なんとか自立せねばとリカバリーを模索しました。

その当時、誰かに相談するという発想すらなく、社会福祉協議会とか、障がい者の就労枠の存在とか、障害者家族会、当事者会とか、障がいを持つ人が頼るところの存在も知らず、それらがどこにあるのかも知らないなか、どうすれば自立できるのかまったく見当もつかない。

就職するには履歴書が必要ということすら知らない。

履歴書を作ろうにも住所・氏名・生年月日くらいしか書くことがない。

そんな段階からのリカバリーでしたが、言葉にできないような苦労はひと通り経験してきたつもりです。

過去の私を知る人たちが、いまの私を知ったら信じられないかもしれませんが、ここまで来るのに何年も何十年もかけて今日という日を迎えています。

私がくらしケアを運営していて、唯一言えることは、代表者の私が障がい者当事者であること。

私に強みは何もありませんが、強いて挙げるとすれば「障がい者としての当事者性」だけです。

不動産や住まい、お金の知識は就労を通じて学んだけれど、精神医療のことやお薬のことは残念ながら私には答えることができません。

私は、私と同じように病気や障がいで苦労している方やご家族の役に立ちたいと、くらしケアを立ち上げましたが、それは私自身の体験や苦労を通して作ったもの。

そうした強い思いはあるものの、医療的な専門性はありませんし、たいした知識も持ち合わせていないのです。

それでもなんとかやってこれたのは、創業メンバーの永井をはじめ、看護師免許を持つスタッフが、私の足らないところを補ってくれているから。

そして、同じ生きづらさを抱えた当事者やご家族の皆さまと歩んできた日々のおかげだし、こんな私のつたないブログを読んでくださる当事者の方、ご家族の方のおかげだと思っています。



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いろいろ書きましたが、結局、何が言いたいかというと、くらしケアのスタッフは、こんな頼りない代表者を支えてくれるような優しい人たちだということです。

そんな思いやりに満ちた優しいスタッフが提供する看護ケアがどんなものか。それは皆さまのご想像にお任せしますが、私が病床で苦しかったときに受けた看護は、そんな優しさに愛情のある厳しさに満ちたもので、その看護のおかげでいまを生かしていただいてます。

私には、障がい当事者の方やご家族の思いに寄り添うことくらいしかできません。

でも、スタッフが提供する看護ケアは愛に満ちています。

先日も、ある訪問看護の現場でとても微笑ましくも頼もしい報告がありました。その報告は、まだ小さなご利用者様が訪問看護スタッフの支援を通じて子どもらしいいきいきとした様子に変化していく内容でしたが、本当に愛に満ちた様子が伝わる報告でした。

ご利用者様の明日が待ち遠しいと思えるような暮らしの実現に向けて、スタッフに助けられながらも、皆さまのお役に立てられたら本望です。

そんなことを思いながら、つたない自己紹介をさせていただきました、

「これからも私たちを、何とぞご支援ご指導のほどよろしくお願い致します」

私自身のリカバリーはまだこれからも続きます。最後は謙虚な気持ちをお伝えしましたが、本当にこれからもよろしくお願いしますという気持ちでいっぱいです。













































お給料を増やすには


給料を増やすには、仕事の本質を理解し、会社の期待に応えることが近道だと思います。

つまり「考え方」です。

例えば、飲食店で接客を担当するアルバイトで考えてみましょう。

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この場合、アルバイトの仕事は接客ですが、それはあくまで表面上の話。

本来期待されている仕事は「お店のリピーターを増やすこと」で、これを理解しているかが別れ道です。

言うまでもなく世の中に飲食店はたくさんあります。

競合が多い業界だから、経営者は生き残りをかけ、いかにリピーターを増やすかに心血を注いでいます。

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リピーターを増やすために接客担当がやるべきは、お客様がまた来たくなる接客をすることです。

しかし「時給が安いから気持ちが入らない」「笑顔になれない」などと不満を抱きながら仕事をしていたら、その気持ちは態度や空気に出てお客様に必ず伝わります。

お客様は、A店とB店、似たようなメニュー、値段も同じくらいなら、感じの良い接客をしてくれ店のほうに「また行こう」となるもの。

やらされ感覚で接客したら一瞬で伝わりますが、そのような接客を受けたらリピートしてくれるかは微妙です。

飲食店に勤める人が給料を増やすには、気持ちの良い接客を提供してリピーター増やすこと。

リピーターが増えれば売上が増えり、売上が増えれば時給や給料が増える。

とても単純であたり前の話しなのですが、これがわかっていないと給料は残念ながら上がらないと思います。

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先日、久々に訪れたお蕎麦屋さんで感じたこと。

ふだん見慣れない女性アルバイト店員さんが、実に愛想よく接客をしていました。

常にお客様の様子に気を配り、先回りしてお客様に声をかける。

そして周囲のスタッフにしっかり聞こえるよう明らかに意識し、しっかり通る声で注文と接客をさばいていましたが、その様子は実に気持ちの良いものでした。

以前いたアルバイト店員の姿は見えませんでしたが、いかにもやる気のなさそうな印象で「やらされ感」がとても表出していただけに新しいアルバイト店員の様子にはとても感心しました。

職種は異なるけど、仮にウチに面接に来てくれたら即採用したくなるような子でした。

何が言いたいかというと「人は見ている」ということです。

頑張っている人はどこかで必ず報われると言われるのはこういうことなんだと思いました。

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余談ですが、給料に不満を持ち、転職を繰り返す人がいますが、そういう人の給料は結局は上がらないものだそうです。

これは統計でも出ていて、給料に不満を持ち転職を繰り返す人の生涯賃金は、そうしなかった人と比べてかなり少なくなる。

この現象は結局のところ、考え方の差が現れているだけに過ぎないかもしれませんね。

ということで、今回は給料を増やす方法について書いてみました。


考え方という点では参考になる動画を貼っておきます。

レジ打ちの女性のストーリーで、やや古い動画ですが、仕事の本質を突いたわかりやすい動画なので、もしお時間があれば見ていただけたらと思います。
















































逆境も天命だと考えてみる


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地球上には様々な生命が存在しますが、人間に生まれたのはなぜでしょうか。

地球上には豊かな国もあれば貧しい国もありますが、日本に生まれたのはなぜでしょうか。

考えてみれば人間に生まれたのも日本に生まれたのも「自分の意思」ではありません。

同様に、この親に生まれたのも自分の意思ではありません。

ですので「自分の意思ではないこと」は、運命というように考えていいと思います。

そのような意味において、自分自身や家族が障がい者だとか、肌の色の違いによる差別や偏見とか、自分の意思でそうなったワケではない場合、そのことに何かの深い意味があるとか、運命のようなものが働いているという見方はできると思います。

そうした運命を「天命」と考えてみると、一見、不幸に思えることも、また違った見え方ができます。

世の中には天命を受け入れ、力強く生きてきる人がいます。

起業して大成功した人もいます。

大統領になり社会を変えた人もいます。


もちろん理屈では割り切れるものではありませんが、こうした「自分の意思ではないこと」での逆境を運命とか天命と考えてみると、逆境の人生もまた違った景色にかわるのではないでしょうか。

どんな不幸でも、マイナスを背負っているという考え方をやめてみる。
これは天命なのだと考え、信念を持って行動してみる。

そして自分には無理だと思わないこと。
逆境を天命のように考えてみるのも大切なことかもしれません。















































訪問看護ステーションの管理者が大変なら

訪問看護ステーションは全国に1万あるといわれますが、その多くが5人未満で運営されているのは聞いたことがあるかもしれません。

厚生労働省の資料によると、全体の2/3が5人未満。少人数で24時間オンコール対応をしているのが実態だそうです。

また、開業した訪問看護ステーションがたどる業容のパターンは主に4つに分けられるそう。

1)数年以内に休止・廃止。
2)訪問看護ステーションの規模が、開設時からほとんど変らないまま推移。
3)地域貢献を重視し、安定的な事業規模を確保。
4)広域展開または全国展開。

この4つのうち、あなたが勤めるステーションはどのパターンに当てはまるでしょうか。

くらしケアは創業時から4)のパターンを意識してました。

今日はそのあたりについてお話したいと思います。

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小規模なステーションの管理者は創業経営者であることが多いと思いますが、ひとり何役もこなさなければ経営が回らない点は、多くの管理者が実感するところだと思います。

私たちくらしケアがステーションを立ち上げたときも小規模スタートでしたが、一般的なステーションと異なるのは、管理者と創業経営者が別人だったということ。

私は創業経営者。創業への強い思いはありましたが、看護のことは看護師に協力していただく前提で創業しましたので看護業務は管理者に任せました。

創業期(1年目)は、看護業務以外の仕事は私が行い、のちに雇用したパートの事務スタッフとで分担する体制でスタートしたのです。

事務スタッフの業務は接客応対や電話対応に始まり、大きい業務ではレセプト、勤怠管理、給与計算、入退社の手続きなどのHR業務、計画書報告書の発送業務などがありました。

さらに、新規ご利用者様の情報をソフトウェアに登録する業務も事務スタッフが主体。というのも創業期は看護師が行っていたものの、入力する看護師により入力内容にバラつきがありミスも散見されたからです。

これが返戻の原因になり財務にマイナスの影響を与えるため、新規利用者の登録業務、チェックも事務スタッフが担当するよう業務フローを変更しました。

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そして私の業務ですが、主に会社運営の要である資金調達、金融機関との調整、税務、会計、財務、そして求人、人事、ウェブサイト制作とコンテンツのメンテナンス、車両の手配や管理、メンテナンスや事故時の対応、業務遂行に必要な携帯電話・パソコン・血圧計・体温計等の購買(相見積り含む)、ソフトウェアのリース・・・そして、このブログなどの発信。(過去の私を知る人なら、あれほど文章を書くのが苦手な男がブログを書いてるなんて信じられないと思います。)

と、細かいことまで挙げるとキリがありませんが事務スタッフ同様、実に様々な役割があります。

これが小規模なステーションでは管理者がひとりでこなしていたりするのです。

もし私が小規模なステーションの管理者で、看護業務と管理業務の双方をこなさなければならないとなったら、事業を続ける意欲がなくなると思うほど多岐にわたります。

ステーションの休止・廃止が多いのはこうした要因も原因のひとつと想像できます。

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話が長くなったので結論を書きますね。

くらしケアが、4)広域展開を目指すのは、看護業務と管理業務を分離することが安定した成長発展に欠かせないと創業当時の時点で見据えていたからです。

起業した管理者が過労により利用者の自宅で倒れたり、看護職員フォローに備えて管理者が毎日携帯電話を持ち歩いたり、オンコールを管理者ひとりで対応していたり、といった話は現実の話としてあるわけですが、小規模な状態を続けるということは誰かの犠牲を伴い続ける可能性が高いと考えました。

どうすれば安定経営ができるのか、働きやすさを実現できるのかを考え、やはり規模の拡大を目指すことは結局は近道だと結論付けたのです。

ウチの場合、管理者の管理業務負担は最小限にする体制となっています。そうすることで管理者は看護業務や看護スタッフの指導育成に専念できると思うので、今後も進化させていくつもりです。

また、働きやすさやオンとオフもしっかりわけられると思いますし、管理業務が不要なぶん、小規模ステーションの方とくらべて有給は取りやすいと思います。

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くらしケアの拠点展開はまだ始まったばかりですが、当面は10拠点を目指したいと思っています。

10拠点になったとき業界があっと驚く仕組みを出します。いまは言えませんがけっこう画期的なものになるはずです。

年内に大垣と愛知県で1箇所を立ち上げますが、もちろん管理者は管理業務不要のステーションにします。

ということで、今日のブログでいちばん言いたいこと。

誤解を恐れずはっきりいいますね。


創業経営者で管理者の方へ。

もし経営がうまくいっていないのなら、くらしケアに加わりませんか。

休止・廃止するステーションも見てきましたが、信じて利用者になってくれた方に悲しい思いをさせないためにも、いちどオープンしたら、何がなんでも続けるべきだと思うから。

条件はご相談に応じますのでご連絡ください。


そして雇われだけど管理業務までこなす「スーパー管理者」の方。

管理業務に追われ、本来やりたい看護業務ができずジレンマを感じていたり、転職を考えているならご連絡ください。

実をいうと、そんな経緯で近々くらしケアに加わってくれる管理者の方がいます。その方には新規に立ち上げるステーションで、その方がやりたかった看護業務をやっていただく予定です。

基本的に場所は問いません。どこでもステーションを作ります。

本当にやりたかった環境を提供しますので、気軽にご相談ください。










































看護師の転職サイトに思うことと求人の考え方について


ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」ですが、いよいよこの問題を取り上げ始めました。

3月12日(火)の放送では看護師・保育士の過酷な現場を紹介していましたが、特に注目したのは看護師の仲介(転職)ビジネスの実態です。

概要やテレビ東京のホームページを見ていただくとして、今日のブログは転職サイトに思うことと、くらしケアの求人の方針について書きたいと思います。

※番組を見逃した方はテレビ東京ビジネスオンデマンドで3月末まで無料で見られます。


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看護師の労働環境が厳しいためか、転職を考える看護師は多い。

そんな看護師がまず何をするかというと、求人サイトや転職サイトで転職先探しをすると思うのですが、転職サイトを通じて転職すると、採用した病院は多額の手数料を転職サイトに支払うことになります。(転職サイトを利用する看護師のほどんどはこの事実を知らない場合が多いが、ガイアの夜明けで明らかにされていました)

すべての転職サイトに問題があるとはいいませんが、設定手数料が高すぎるのは問題を感じるし、転職お祝い金のような類のお金を出して勧誘するのもどうかと思える。

病院経営も訪問看護ステーション経営も看護人材の採用は経営課題。しかし、転職サイト経由で採用を増やせば、紹介業者への手数料が増え、利益を圧迫することになります。

するとどうなるかというと、病院経営では人件費が厳しくなり、人的な余裕を持てなくなり、一人あたりの負荷が増えることにつながるし、訪問看護の場合は訪問件数を増やす以外に方法がなくなってしまう。すると何が起きるかというと、ケアの質が下がったり、幸福感を感じにくい働き方になってしまうと思います。

そのことに早い段階で気づき、転職サイト経由の応募はお断りすることにしました。
転職サイトを利用することと働きやすさの実現は、実は矛盾した関係にあると思ったからです。

転職サイトを使う意味は「時間を買う」ことだと思います。一日も早く人が欲しいなら、転職エージェントは確かに早い。しかし、経営理念に共感しているかわからないし、カルチャーに合う人が来てくれるとも限らない。

あせって採用してもくらしケアの場合はうまくいかない気がします。

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転職サイトの方も、莫大な費用を投じて転職エージェント(斡旋する営業マン)を雇用したり、転職サイトのSEO対策やメンテナンスの費用がかかっているでしょうから手数料収入が高額になるのは仕方がないと思います。

ただ、転職サイトからの紹介を利用したくてもウチにそんな余裕は無いし、手数料を払うなら人件費や環境整備に使いたい。それに訪問看護師に無理な訪問件数を課したくありません。

訪問用の車はキレイで新しい車に乗せたいし、できるだけ社内に還元したいので、転職サイトは利用したくてもできないのです。

もしくらしケアの求人に興味を持っていただいたなら、直接のご連絡、ご応募をお願いしています。

ご理解いただけたらうれしいです。

































































髪を伸ばしていることについて



髪を伸ばし始めたのはくらしケアを始めてしばらく経ってから。

ちょうどウチの子どもたちが中学に入学する3年前。(今年卒業しました)

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※くらしケアを始めた前後に挨拶回りしていたときのもの。
 この時点でまだ髪は短い。
 

直後には熊本地震もありましたが、伸ばし始めたのはとにかく3年前です。

最初の動機は「ヘアドネーションをやってみたい」と思ったから。

それと、ロックバンドのギタリストに憧れた時期に、髪を伸ばしたい願望もあったので伸ばしちゃえと思いました。

ロックバンドのライブに憧れた当時は叶わなかったんですね。

抗がん剤で髪が抜けちゃったから。

まぁ、そのことは置いといて、男で、しかもオッサンのヘアドネーションなんて需要あるのかというと、これがあるそうです。

無毛症だったり、抗がん剤で髪が抜けるのは、なにも女の子だけじゃないから。

言われてみればそうかもしれない。

僕がヘアドネーションを受ける立場なら、男性の髪でウィッグを作りたいと思うかもしれない。

「ニーズありますよ」って美容師から聞いたから、それならやってみようと思った次第です。

ヘアドネーションはお金のかからないボランティアだしね。

何はともあれニーズがあるならと伸ばし始めて、ヘアドネーションも一度だけ提供しました。




実は、髪を伸ばしたあともうひとつ理由があります。

偏見です。

見た目が違うことに対する偏見に抗ってみたかったからです。



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※美容院で白髪染めしてもらったときの帰りに撮った一枚。
 実は抗がん剤の影響でほとんど白髪なので毎月染めています。
 まぁ個人的には白髪でも良いんだけど、まだ幼い子どもたちのためにも若くありたい。
 加えてハゲの家系なので、髪があるウチはいろいろチャレンジしたいですね。
 そのうち一度くらいは金髪にするかもしれません。




いま、目の前にいる人たちのなかには、日々、偏見の目に晒されている人も少なくありません。

僕の見た目も、ある意味では偏見を受けやすいですが、そこそこうまくいっています。

多様性の対義語は偏見だと思うから。

偏見に負けないことを体感してます。

地域を変えるのは多様性を認めることだと思うから。

見た目に偏見を受けやすくても、腹を据えたらあまり気にならなくなるんだなって分かりました。

こんな見た目でも人並みになんとか楽しく過ごせてます。



あ、そうそう。

こう見えて髪が不潔にならないようかなり気を遣っているから、けっこう清潔だと思います(笑)























































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