なんのためにくらしケアをやっているのか
「ご利用者様の明日が待ち遠しい暮らしの実現が大切な使命と心得ています」
くらしケア社員全員の使命として掲げている一節。全部で5つの使命があります。
突然ですがここで質問です。
ご存じかもしれませんが、僕は人生の途中で障害者になりました。骨肉腫という小児がんが原因だったのですが、がんといえば抗がん剤の副作用や、転移の心配がつきまとう病気。医学の進歩で近年は治癒される方も多いと聞きます。
転移等による再発を早期に発見するための定期検査も、転移が見つかれば入院だし、まず助からない。再発の恐怖がいつもある。抗がん剤の副作用で見るも無残なヘアスタイル(というか髪がほとんど抜ける)になっていました。
学齢期にそのような体験をしたから明日が待ち遠しいどころか「明日なんて来なければいいのに」って、いっつも思ってたのです。
再発の心配は時間の経過と同時に和らぎましたが、別の問題(障害)で、いちいち壁に突き当たる。例えば、働きたいのに雇ってくれるところがないとか、ようやく彼女らしい相手が見つかったと思いきや親が出てきて付き合いを反対されたとか。
僕のマイナス思考はこの時代に形成されたんだと思います(笑)
当時はインターネットもありませんから、病気や障害を持ちながらも活躍している人など知ることもなく、そんな人が存在するかどうかもわからない。
明日なんか来なければいいのにと思っていた時代は、生きづらさを抱えながら過ごしていた時代。
そんな人を一人でも減らしたい。
「最初は悩んだけど、思い切ってくらしケアのサービスを受けるようになって良かった。家庭内がいい方向に変わった」
「くらしケアの◯◯さん(スタッフ名)が関わってくださるようになり息子が変わった。いつも訪問を楽しみにしている」
代表者である僕がこう書くと宣伝っぽく聞こえるかもしれませんが、こうしたナマの声を直接おっしゃっていただけることがよくあります。
すべてのご利用者様にそんな思いを届けたい。