住まい相談用画像 

一人暮らしを目的に、精神障がいや知的障がいの方や身体障がいの方が部屋を借りたくても「アパートを貸してもらえるのだろうか?」と不安に思うことが多い。

車いすの方ならバリアフリーも課題ですし、「連帯保証人がいない」とか「息子がきちんと家賃を払い続けられるか心配」といった親御さんの心配もあります。 


アパートを貸してもらえるかどうかは大家さんが判断するから交渉が必要でしょうし、最近は管理会社の意向も大きく影響します。

仲介業者は部屋探しの味方であって欲しいですが、あまり積極的に動いてくれないかもしれません。

なぜなら障がい者の部屋探しは手間がかかるし面倒だからです。

一般的な部屋探しなら部屋が気に入ったら契約すれば良いのですが、障がい者の場合は簡単ではありません。

まず、障がい者でも借してもらえるかを大家さんに聞かなければなりません。

車いすの方ならバリアフリーの下調べも必要です。


以下は実際に支援した精神障害の方の退院支援例で、患者さん退院することになり部屋探しを手伝って欲しいと地域包括支援センターより依頼を受けたケースです。

患者さん本人とソーシャルワーカー、社会福祉協議会の担当の方と面談して要望をヒアリング。

次に、精神障がいの方でも貸してもらえそうなアパートをピックアップします。

大家さんを説得するための安心材料を揃えて相談・交渉開始。

部屋を貸しても良いという大家さんが見つかったら、連帯保証人の課題を解決したり、場合によっては家賃の交渉をすることもあります。

患者さんは無職で障害年金のみの場合が多いため、年金で暮らせるよう収入と支出のバランスを考える必要があります。

連帯保証人が必要なケースで、なり手がいない場合は別の方法を考えなければなりません。

「きちんと家賃を払えるのか?」という心配は、社会福祉協議会の「日常生活自立支援事業」で金銭管理をしてもらうこともあります。



このような手順を踏むため一般の部屋探しとは大変さが異なります。

僕が支援をして感じるのは、障がい者の状態に見合うアパートを見つけることの難しさや、差別せずに貸してくれる大家さんを見つけることの難しさを感じます。


くらしケア住まい相談センターは、障がい者の方の部屋探しで頼れる存在になりたいと考えています。


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