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親なきあと問題を親あるうちに考えるセミナーin名古屋

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お久しぶりです。
お元気でしたか???

私は相変わらず元気に頑張ってます。

とはいっても
もういい歳なのでそれなりに疲れも感じますが(笑)

でもね、
存在意義といいますか、

神様からお役目をいただいた以上は頑張るしかないと思ってます。

なぜなら
関わる誰もが明日が待ち遠しいと思えるようになって欲しいし
病気や障害があっても幸せになることをあきらめなくても良いようになって欲しいから。


そして
訪問看護師という職業が多くの看護師のあこがれの職業にしたいし
訪問看護師がとにかくカッコいい職業にしたいから。

そのためにも頑張り続けなければなりません。
ということで、引き続きご支援よろしくお願いします。

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さてさて。

例のアレのお知らせです。
アレといえばアレです。


好評の「親なきあと問題を親あるうちに考えるセミナー」です。
とうとう名古屋開催が決定しました。

今日のブログはセミナーの告知です。

会場は千種区今池の今池ガスビル7階。
地下鉄今池駅直結だから来場しやすいのではないでしょうか。


セミナー講師は素晴らしい2名の先生。

ひとりめは堀場洋二様です。

堀場様は、名古屋市精神障害者家族会連合会の重鎮であり、全国精神保健福祉連合会(みんなねっと)の交通運賃割武器全国運動推進PTの事務局長でもある方。

一昨年前、たまたま堀場様の講演を聞く機会があり、いつかぜひくらしケアのセミナーで講演をお願いしたいと考えていたのですが、ようやく実現します。

親なきあと問題を考えるうえ、新しい視点に気づかせてくれる堀場様の講演はオススメです。


お二人目は廣田祥久様。

廣田様は精神障害者の自助グループを率いながら、自分自身も当事者としてピア活動を精力的に行う若き青年です。

初めて廣田様の講演を聞いたとき、廣田さんのような存在は、当事者はもちろん親御さんにも希望を見出していただけるのではないかと思い、いつか講演をお願いしたいと思ってました。

くらしケアのセミナーでお話しいただきたいお二人のご登壇が実現したのが、このセミナーというわけです。

精神障害や発達障害をお持ちの方、何らかの理由でひきこもり状態にある方、そしてご家族の方に有意義な情報をお届けできたら良いなと思ってます。


セミナーチラシPDF


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講師が決定してチラシを作り、専用申し込みフォームを作り、ようやく告知できたのが先週。
(ちなみにチラシもフォームも私の手作りでございます)

セミナー当日まで2ヶ月もないなか、定員100名の会場を満席にできるのだろうか・・・という不安もありますが、講師をお願いした先生方はとにかく素晴らしい方々ですし、親なきあと問題を抱えるご家族の力になりたいから何がなんでも集客しなければと思ってます。

ちなみに募集開始から4日間で10名の申込みをいただいています。

ご興味のある方はお早めにお申し込みくださいね。

当日お目にかかれることを、いまからとても楽しみにしています。


申し込みフォームはこちらです。














































成年後見制度について思うこと。

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成年後見制度を利用したばかりに「こんなはずではなかった」と身動きが取れなくなっている当事者の話を聞きますが、残念ながら成年後見制度は欠陥があると言わざるを得ないと思っています。

もちろん、誠意ある対応をしてくれる後見人も居るでしょう。しかしながら成年後見制度をひとつのビジネスチャンスと捉えている士業の方が存在するのが実体です。


老親の貯金が突然他人の管理下に!?「成年後見制度」の大問題


認知症や知的障害、精神障害で薬の影響により意思決定に不安がある人が後見人を付ける場合、信頼できる人を後見人に立てられるなら良いのですが、家庭裁判所が選任した見ず知らずの司法書士や弁護士が後見人につくこともあります。

そうした見ず知らずの士業が後見人についたことで、当事者にはつつましい生活を強いて、高額な手数料や報酬を勝手に差し引いて受け取ると言ったことが行われたり、それが死ぬまで続くことが起こり得ます。

後見人に専任される側の司法書士や弁護士にしてみれば、長期にわたり手数料が得られる後見人制度が魅力的に写るのかもしれません。過去に参加した成年後見制度のセミナーでは、いかにも誠実そうな司法書士が成年後見制度の活用を促していましたが、ややポジショントークに聞こえなくもない印象を受けましたが、なんせ国家資格を持つ士業の方の話ですから悪意の有無などわかるはずもなく、なるほどこれでは信用してしまうのも無理はないと思えました。

成年後見制度を利用したことにより、これまで築いた財産が自由にならなくなったり、不動産を勝手に処分され現金化されることだって起こり得るのですが、いくら士業の資格を持っていたとしても、契約行為などの意思決定や権限を、見ず知らずの人に任せることがいかにハイリスクかは推して知るべしでしょう。


年10億円超の横領もある「成年後見人」の本質


ネットで「成年後見人 トラブル」と入力して検索すると膨大な数の記事がヒットしますが、それだけ問題が多いことを裏付けているのではないかと思います。

かといって、他に有効な意思決定の代理人を立てることが難しい現実はあり悩ましいところですが…成年後見人に関しては私もさらに学びを深めて、良いアドバイスができるようにしなければと考えています。


























お子さんの可能性を信じて引き出す

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アパートの契約期間が2年の場合、必ず2年間は住まなければならない(2年間、家賃を払わなければならない)と勘違いしている方がいますが、そんなことは絶対にありませんから。

「これは実際どうなんだろう?」と迷ったときは、お気軽にくらしケアにご相談くださいね。

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精神障害を持つ子の面倒を、いつまでも親が見続けられたら良いですが、人には寿命がある以上、いつまでも支援をすることは不可能です。

ですので、できる限り早く自立した生活ができる体制を作ることが必要ですが、結局のところどうすれば良いかわからずにいたり、誰に相談したら良いのかもわからないまま今日を迎えているという方が本当に多くいます。

親なきあと問題は、意思決定、生活スキル、居場所、金銭的課題、緊急時対応、コミュニティの問題などがありますが、こうした課題をどれか一つ二つ解決したところですべては解決しません。

総合的な支援を提供するサービスが存在しないため、私たちはこれらの課題を総合的に解決することが必要だと考えくらしケアの事業モデルをつくりました。

いまから3年前につくった事業ですが、現在は実に多くの成果を出し始めています。

昨日は、あるご家族の相談を受けていました。精神障害で入院中のお子さまの退院後の生活をどのように構築するかという課題をお聞きしましたが、結論を言えば、親の覚悟さえあれば十分に自立した生活が実現できると思いますし、願わくば親がお子さんの可能性を信じてあげて欲しいと思う、そんな相談でした。


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訪問看護を利用されるなら一点だけ書いておきたいと思います。

一般的な訪問看護であれば、服薬管理やバイタルチェックならどんな訪問看護でも対応可能です。ですが、精神科訪問看護を始め、親なきあと問題や、精神障がい者の自立した生活の構築に向けた課題の解決のためは服薬管理やバイタルチェックだけでは到底解決できるものではないということを理解していただけたらと思います。

私たちが提供しているのは一般的な訪問看護ではなく、看護師を主とした「くらしケアというサービス」であり、一般の訪問看護とは似て非なるものです。

実際、私たちのサービスの提供により、入退院を繰り返していた方がアパートでひとり暮らしを維持継続できたり、本人がやりたかったことが実現できています。

親なきあとのことを心配されるのは親ならあたり前ですが、私たちは皆さんご家族がずっと願っていたことを実現させられるよう看護師が主となって、単なる訪問看護を超えた、看護師による支援を提供し続けています。

対応エリアは限られていますが、徐々に広げていますので、期待していただけたらと思います。

























2019年1月13日開催の親なきあとセミナーのチラシが出来ました。

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セミナーチラシ


前回前々回と好評で、要望の多かった親なきあとセミナーの第3弾を開催します。

今回は、関東からみんなねっとの副理事長をはじめ、障害福祉分野で活躍する方4名に登壇いただきます。

いつもなら参加申し込みをいただきますが、今回は申込み不要にしました。

定員オーバーが若干心配ですが、気軽に参加していただけるとうれしいです。



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入院を好機と捉える(親なきあとを見据えた体制づくり)

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※11月9日 精神保健福祉促進研修会 高山大会にて。
 ちなみに写真と本文は関係ありません。


ある当事者の母で精神障害者家族団体の上層部にいる方の講演を聞いて目からウロコだった話。

それは「入院を好機と捉える」というものでした。

通常、退院後はもともと住んでいた家に戻すと思いますが、そうではなく、支援者の力を借りてグループホームやアパートへ住まいを移してしまうという提案です。

実際、その方は、退院後の住まいをアパートにすると決めて実行、世帯分離に成功したのですが、なるほど確かに退院時はそういう働きかけがしやすいタイミングになり得ると思いました。

実際、くらしケアのハウジングサポート※を受けてひとり暮らしを実践してくださっている方がいますが、その方は現時点でもう2年間もひとり暮らしを続けている。

その現実を見て、世帯分離は決して不可能ではないし、そのことを証明してくださっている方がいるから、いわれるように確かに入院は好機であり、退院後の親なきあとを見据えた支援体制を構築する意味でも、最大のチャンスであると言えます。

※ハウジングサポートは障害者の住まいの確保と生活支援をセットにしたパッケージ。ホームレス支援はハウジングファーストだが、ハウジングファースト活動へのリスペクトの念を込めて、あえてハウジングファーストを名乗らず、ハウジングサポートとしている。

先日も岐阜県東濃エリアの精神科病棟のソーシャルワーカーさんから退院支援の相談を受けましたが、親御さんのご意向など総合的に勘案したうえで、退院後の住まいは民間のアパートで確保、支援者のサポートを入れることで十分に親なきあとの自立した生活支援体制をつくる提案をさせていただきました。

いままでと同じことをしていても結果は変わらないとわかっているなら、少しだけでも新しい視点を取り入れたり、入院を好機と捉えて準備するのもありだと思いました。


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2019年1月13日「親なきあと問題を親あるうちに考えるセミナー」をやるよ!

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【参考】去年開催したセミナーのチラシ(終了)

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今年は出来なかった親なきあと問題を親あるうちに考えるセミナーですが、来年はやります。
開催日は2019年1月13日の日曜日。会場はじゅうろくプラザです。

じゅうろくプラザはJR岐阜駅に直結してるので遠方の方も参加しやすいんじゃないかな。


内容は検討中だけど、今回は午前の部と午後の部の2回に分けて開催予定。

午前の部は不動産会社の人たちにも参加していただき、空き家問題と居住支援(障害者の住まい)をテーマに話そうと考えてます。

午後の部は、親なきあと問題をテーマに、前回より深掘りして事例などをご紹介できればと思ってますが、実は幸運にも素晴らしい講師を見つけました。

その方は、親なきあと問題の解決に向けた取り組みを実践しているお母さん。親なきあとで悩む方に対して、具体的な取り組みや考え方、自分自身の人生といった話を、当事者の目線でお話いただける方です。

あまり伝わらないかもしれませんが、とにかく素晴らしい講師だと思ったので、ご出演をお願いしたところ幸運にもスケジュールを押さえることができました。

次回のセミナーは、できるだけ当事者の実践事例やピア的な要素を前面に出せたらと思ってます。

詳細が決まりましたら告知しますが、告知できるのはたぶん11月中旬〜になると思います。

ぜひ楽しみにしていてください。

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精神科病棟からの退院支援で提供したアパートの契約更新で思うこと。

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くらしケアハウジングサポート第1号のお部屋の契約更新手続きを完了しました。

2年前、ある精神障害の方の退院に伴い居住支援をさせていただいたアパートですが、あれから2年も経つのかと感慨深さに浸りながら書類に印鑑を押しました。

なぜ感慨深いかというと、2年ものあいだ再入院することなくひとり暮らしを続けてきたからです。

あまり伝わらないかもしれませんが、このこと自体がとにかく凄いことなのです。

親なきあと、子どもがひとりで暮らしていけるかは親の関心ごとだと思うのですが、くらしケアハウジングサポートを受けながら、ちゃんと実現できている人が現れています。


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※2年前の室内画像。

この方だけでなく、現在進行系でひとり暮らしをされている方がいるのですが、これは従来の常識では考えにくい、まるで奇跡のようなことが目の前で起きています。

住まいを整え、適切な支援を提供することができれば、ちゃんとひとりで生きていけるのだと。

そして、この事実を支えている訪問看護スタッフの支援のたまものだと思います。

契約更新書類に記載された「その方」のお名前を眺めつつ、これからも自分らしく過ごしてくださることを摂に願っています。

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感謝なき道、人生(ひと)の道にあらず。

これは私が心の師匠と思い尊敬している経営者から教わった言葉で、好きな言葉でもあります。

その方は、株式会社ティア社長の冨安徳久さんです。

東日本大震災のあった2011年にサラリーマンを辞めた私は、ひょんなことから冨安社長の話を聴く機会を得ました。

同年8月17日のことです。

小さな机を挟んだ向かい側に、冨安社長は笑顔で座っていました。

冨安社長の高校時代の話。大学への進学が決まっていましたが、アルバイトで携わった葬儀会社で働く先輩社員が遺族から涙ながらに感謝される様子を見て、葬祭業界へ進むことを決意されました。

しかし、葬儀の世界は料金体系がブラックボックス化されていて、葬儀にかかる費用があまりに高いことに問題を感じて、葬儀費用をオープンに(明朗会計に)しました。

消費者から歓迎される一方で、他の葬儀会社からすれば受け入れがたいことしたと恨みをかいました。

なぜなら「適正価格が知れ渡ったら困る業界」だったから。

冨安社長が仕掛けたサービス、例えば「生前見積り」もティアが始めてなのですが、こうした取り組みのおかげで消費者に支持が広がる一方で、命の危険にさらされたり、脅しの電話などもたくさんあったそうです。

それでも冨安社長はひるまなかった。
なぜなら自分たちの考え方が正しいと信じていたからです。

私は冨安社長に出会い、仕事とは人の役に立つことだと教わりました。

仕事ではなく志事をしよう。

人生は誰かに尽くすために尽生と考えよう。

これも冨安社長から教わったことです。


はじめての出会いから、今日まで冨安社長とは親しくさせていただいていますし、いつでも協力するとさえ言っていただいています。

ありがたいことです。



冨安社長が子どもたちに講演する動画はこちら



くらしケアの存在意義は、親なきあと問題を抱えるであろう障害を持つ方を看護の力で支援すること。

くらしケアは何のためにやっているか?

答えは「親なきあと問題で悩まない人をひとりでも減らすため」だと思っています。

これからも人に尽くし、感謝し、感謝される志事をしていきます。



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医療的ケア児など困っている人たちのために何が何でも会社を大きくしたい。

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医療的ケア児の増加に伴い生活上の課題が顕在化しています。

例えば保育所へ通えないとか、普通級の学校に通えないとか。

その影響を受けて親が思うように働けないなど社会参加できないといった問題も起きています。

これらの問題はくらしケアの事業立ち上げ前から認識してて、自分たちにも何かできないかと思ってて。

解決策のひとつとして放課後等デイサービスなどのいわゆる「制度サービス」を立ち上げて対応する方法を考えていました。

約3年が経ち、ようやく立ち上げたのが障害児通所支援事業のここぱーく。

重症心身障害児(以下重心児)向けデイサービスの仕組みを活用して立ち上げましたが、実際に始めてみると理想と現実のギャップがあり、微修正しながら運営しています。

9月から重心児向け児童発達支援の制度を活用したサービスも立ち上げましたが、これも微修正した結果で、顧客ニーズにあわせて変化させています。

重心児向けの制度サービスを活用する理由は、発達障害などの一般的な放課後等デイサービスと比べて報酬単価に約3倍もの開きがあるからですが、重心児向け制度サービスを始めるため看護師や保育士など専門的な資格を持つスタッフの雇用が義務付けられていますし、定員は1日5名と一般的な放課後等デイサービスの定員10名の半分で運営しなければなりません。

報酬は3倍でも運営に必要な支出に見合う報酬設定のため、いわゆる「儲かる」というものからは程遠く、重心児が毎日5名通ってくれてようやく採算が合うという制度設計となっています。

そこで問題になるのが医療的ケア児を預かる場合の事業所に入る報酬の問題です。

実は、医療的ケア児の報酬は少なく、重心児とは見られないこともあるため、事業所に入る報酬は重心児の3分の1。

発達障害や知的障害のお子さんが通う一般的な放課後等デイサービスの報酬単位とほとんど変わりません。

医療的ケアの必要なお子さんは言うまでもなく医療的ケアが必要ですから、看護師の配置は当然に必要で、運営にはそれなりに人件費がかかります。

しかし事業所が受け取れる報酬が少ないため医療的ケア児を預かるインセンティブが働かない現実があります。


その結果、現場で何が起きるかといえば「利用者の選別」が起きます。

A君は預かるけどB君は預かれない、ということです。

重心児判定が出ない医療的ケア児は一般的な放課後等デイサービスと変わらない報酬のため、事業所は積極的に受け入れようとはなりにくいのです。

そんななか、なぜくらしケアが医療的ケア児を迎え入れるのか?

その答えはただ単に「必要だから」としか言いようがなく、うちがやるしかないと思ったからです。

自ら掲げる事業のテーマに「世の中に足りてないものをつくる」というものがあります。

現在展開する精神科訪問看護もこの考え方に沿ったものですが、実は『ここぱーく』もこのテーマに沿い、つくる必要があると経営サイドで判断してつくりました。

中小零細企業の場合、報酬が低い医療的ケア児を迎えれば経営は大変だから受け入れが進まないのはある意味で仕方がないと思いますが、会社が大きければ大きいほど全体で採算が取れていれば良いという考え方が成り立ちます。

大きな会社になれば、CSR的な発想で健全な赤字部門があっても良い、というのが私の考えです。

※CSRの意味はこちらを参照してください。

もちろんくらしケアはまだ小さな会社なので出来る範囲でしかやれません。

しかしここぱーくに通ってくれているお子さんの笑顔に私もスタッフも癒やれ、お金には変えられない素敵な報酬をたくさん受け取っています。

それに、親御さんに喜んでいただければ良い評判を生んだり信用が高まるでしょうから会社経営にマイナスはひとつもないと思うのです。

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※誕生日にサプライズのお祝いをしてくれたスタッフと子どもたち。この笑顔がプライスレス。


ここ数日の震災や台風で大きな被害が出て困っている人が各地にいますが、会社が大きくなれば無償の活動もできます。

例えば経営陣や有志のスタッフがボランティアに出向いても経営に影響しないと思いますし、寄付も大胆に行えます。

しかし中小零細企業のままでは無理でしょう。

くらしケアが大きくなれば多少のマイナスはなんとも思わないようになるはずだし、良いことを行えば、良い人材も集まり良い循環が生まれると思います。

その大前提として、経営者が会社を大きくしたいと考えていることに対してスタッフの理解が必要ですが、くらしケアの理念や目指す世界観が理解できるスタッフは、同じ方向を向いてついてきてくれると信じてます。

加えて、スタッフの物心両面の幸福を実現するためにも会社を大きくするのは間違っていないはずだし、困っている人のためにもむしろ大きくしなければならないと思っています。

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働いていないとアパートは借りられないのか。

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※写真はイメージです。

精神障害を持つ女性の相談に乗ったのだが、健康状態云々よりも住まいが大きな課題の方だった。

現在の住まいは老朽化した一軒家。かなり立派な佇まいの邸宅だが、かなり築年数が経過しており、メンテナンスに相当な費用がかかりそうな家だ。

この家は、女性が生まれたときから両親と過ごした思い入れのある一軒家だが、両親が他界したことで身動きが取れなくなり彼女を苦しめていた。

両親はいくらか財産を残してくれているが、収入を生むわけでもない一軒家を維持する費用は想像以上で、固定資産税や毎月の水道光熱費、火災保険等々の費用も、家の大きさに応じた負担が乗じるから、このまま住み続ければ暮らしぶりは徐々に先細る。

できれば適した広さのアパートに引っ越すことが望ましいのだが、ご本人もできればそうしたいと考えているけれど、働いていないから難しいと半ばあきらめていたので、住まいの問題と今後の経済的な立て直し、健康面や生活支援を総合的に支援していくためのプランを提案することにした・・・

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このケースは親なきあと問題が顕在化している事例で、くらしケアのもつノウハウ等々を総動員する必要があるものの救えないことは無いと思います。

提案を受け入れてくれたなら、恐らく1〜2年以内に安心を提供したうえで笑顔が見られる予感がしています。




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さて、今日のテーマ「働いていないとアパートは借りられないか」については、先に結論をいうなら答えは「条件付きで借りられる」です。

どうすれば借りられるかについては個々のケースで様々であり、くらしケアのノウハウでもあるのでブログではあえて書きませんが、いままで支援してきた無職の障害者の方の部屋探しで借りられなかった方は1名だけ。

車いすの男性が住みたいエリアに車いすOKのアパートがなかったためですが、過去この1例だけです。

一般的にいうところの住まい探しやお部屋探しとは「不動産仲介」といって、貸したい人と借りたい人のあいだに不動産仲介店が仲介することをいいます。

一方くらしケアの部屋探しは「居住支援」といい、部屋を借りたくても何らかの事情により借りられない人の立場に立って部屋探しをしますので、一般的な不動産仲介店とは立ち位置が異なります。

不動産は専門知識が必要ですし、複雑な法律も関わってきます。一般の人が不動産屋と対等に取引するのは難しく、ましてや職を持たない障害者の方なら、なおさら難しいと思います。

あきらめる前にまず相談して欲しいですね。

(居住支援を利用できるのは障害のある方で岐阜市近郊の方に限定しています。悪しからずご了承ください)






































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