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記事を見たという高山市議会議員の方から電話をいただいた。

「とても関心のあるテーマで、ぜひセミナーに参加したいが成人式と重なっていて参加できない。資料だけでももらえないか?」

そんな申し出だった。
セミナー問い合わせの電話はこれ1本だった。

恐らく参加申し込み不要だから1本で済んだのだろうと思う。

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過去に開催したセミナーはどれも参加申し込みが必要だった。

そのためチラシを見た方からの問い合わせはもちろん、新聞に掲載されたらたくさん電話をいただいて対応が大変だった。

だから今回は職場の負担を考え、申し込み不要にすることを決めた。

しかし不安もある。なぜなら会場は定員が決まっているから。

参加申し込みを取らないことで参加者数が分からないから定員オーバーにならないかとの不安がある。

逆に、豪華な講師陣を呼んでいるのに参加者が少なすぎたりしたら失礼にならないだろうかという不安もある。

だけど総合的に考えて今回は申し込み不要にした。

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セミナーをこの日にしたのは意味がある。

会場の空きがこの日というのも理由だが、それ以上に、休日でなければ参加できない方が多いと思われるからだ。

リタイア生活している年齢層の方を対象にふるなら平日で構わないかもしれないが、平日に働いている方はおそらく参加できない。

また、働く障害者は休みをもらいづらい人が多いのではとの予測もある。

働かせていただいている立場の人は、職場に休みが欲しいと言いづらい。

かつての私がそうだった。

健常者の権利と障害者の権利は、同じようで微妙に違うと思うから。

若い人も参加を期待したい。

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なぜセミナーを開催するのか。

私たちを知っていただく目的もあるが、いちばんはこの問題で悩んでいる人がたくさんいるからだ。

そして、この問題こそ私たちの活動の原点であり存在意義そのものだから。


3年前まで、うちの会社は存在していなかった。

活動の原点、この問題をなんとかしたいと始めた会社。


始まりはちっぽけで、無名で、吹けば飛ぶような会社だ。

でも、そんな私たちを応援してくださった方々が居たから今がある。

決して売り込みをせず、私たちの思いや創業の原点を話させていただく機会を与えていただき、丁寧にていねいに伝えてきたから今がある。

目の前にいる人たちは、サービスを提供させていただく方だが、一方で私たちに期待を寄せてくれたり応援してくださる大切な人たちだ。

そんな人たちが抱える課題の解決のお手伝いをさせていただくことが私たちの使命であり存在意義。

そのおかげで私たちの日常があるのだと思う。


このセミナー然り、すべて意味があってやっている。

目の前の日常は当たり前じゃない。

それは自分自身の過去の人生が証明している。

日々が当たり前だと思えば終わる。

次回のセミナーも感謝を込めて届けたいと思う。