先に結論をいうと「空き家の有効活用」を手がける会社としてスタートしました。

2011年11月11日に会社をつくり、ひとりで活動を始めたのが始まりです。

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※創業時の写真。いまと見た目が全然違うな・・・。


事業には2つの方向性があり、1つは大家さんに働きかけてアパートの空き部屋を減らす活動、2つめは街で見かける一戸建ての空き家の活用を促す活動、この2つを手がけていました。

ただ、実際の経営はかなり困難を極めましたね。

無名の会社がどれだけ営業してもなかなか話を聞いてもらえないから。

創業時は根拠のない自信もあった。けれどそんな自信は通帳残高の激減とともに消えていきました。


賃貸経営に関しては会社員時代で培った経験もあったし、空き家問題はこれから大きくなるからニーズは増えると読んだものの、空き家問題をテーマにするにはやや早すぎたというか、予想どおりにはいきませんでした。

それでも愚直に続けていたら活動に理解を示してくださった方に出会えて、2年めから少しづつ仕事をいただけるようになり、3年目には通年で黒字を達成。

創業当時の目標にしていた「法人税を納めること」が叶いました。
(納税がなぜ目標だったかは、障害者起業で納税することができたという実績が欲しかったから)


手がけた空き家活用のうち、現在のくらしケアへとつながっていく仕事がありました。

それは空室だらけのアパートをリノベーションでバリアフリー化したうえで、障害者や高齢者、生活困窮者やシングルマザーにも貸せるアパートをプロデュースしたことです。

そして、このプロデュース活動が地元の社会福祉協議会の耳に入り、精神科病棟を退院する精神障害の方の部屋探しを依頼されました。

これがくらしケアの現在の居住支援活動につながっていくのですが、当時はまったく想像していませんでした。


4年目に入り、あるNPO法人の経営を任されるようになったのですが、その法人は知的障害児の日中一時支援を行う施設。そこで出会った人々の悩み(親なきあとの問題)を知り、のちにくらしケアの活動へと繋がりました。

このNPO法人の再建に一緒に携わっていた永井(現くらしケアの取締役)が加わることでスタートしたくらしケア。私自身の障害者としての体験や専門領域とする住まい、永井の専門領域である医療、そして福祉サービスを組み合わせて障害を持つ方と家族を総合的に支援できないだろうか…

と、このようないきさつでくらしケアは始まりました。

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しかし人生や縁とは不思議なものです。

もしあのとき空き家活用をやろうと思わなければ、いまどうなってたんだろうと思う。

普通の不動産屋を目指してたらいまのくらしケアにはならなかったははず。

そしてもしあのとき障害者向けにアパートのプロデュースをしていなければどうなってたんだろう。

きっと居住支援という活動に結びつかないと思う。

その時々に置かれた環境で良いこともあれば辛いこともあったけど、それぞれの出来事が点と点に見ていたら、単にちらばった点にしか見えなかった。

でも極力、面で見ようとしていたし、複合的に見ようと意識してたせいか、一見、バラバラの点と点がいつか線になり面になり立体的に見えるようになるものだと思う。


そしてもっとも大切なこと。

それは、いまと昔とで明らかに異なるのは「人の役に立つことを意識しているかどうかの違い」が大きいということ。

起業前の昔は自分のことで精一杯。
それでなにも問題なかった。

なぜなら給料はもらえたし生活はできたから。


でも会社経営はそんな思考では絶対にダメ。

いかに人の役に立つかを考えないと成果は出ないようになってるんです。

その真剣さの大小が成果の大小にモロに影響するようになってることを実感します。

「利他と成果の両立」が必要なのです。

その点では私の場合はまだ道半ばで、言ってみれば修行中ですが、この修行は大変だけど嫌ではありません。

成果は笑顔で帰ってくるから。



おっと。

タイトルと結論がかなりずれちゃった(苦笑)

それでは良い週末を!



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