30歳過ぎて住宅ローンを組むくらいなら…
例えば高度成長期に建てられたありがちな間取りの庭付き4DKの空き家。この空き家を借地契約に切り替えて、建物はオーナーからタダ同然で譲っていただく方法を考えてみます。(築20年過ぎの木造家屋)
その空き家を譲り受けた方が、自分好みのリフォームをして暮らすとします。
その家のリフォーム費用を、仮に500万円ほど投じるとします。
リフォーム費用を10年ローンで払うとすると、毎月の支払いは46000円くらい。
この場合、空き家を自分の好きなようにリフォームして住むことができるわけですが、ポイントは、10年後にはローンを払い終えており、自分で住み続けることも出来ますし、人に貸して家賃収入を得ることも出来るということ。
一方、賃貸で住み続ける場合を想定すると、ローンと同じ額、家賃46000円程度で借りられるアパートは、せいぜい築20年過ぎの2DKでしょう。
家族が住むには狭いですし、もちろん庭も有りませんから、夏は子ども達のプール遊びなど自由にはとてもできません。
愛知・岐阜で2LDKくらいのアパートを駐車場2台で借りた場合、家賃相場はおおむね総額7万円〜8万円くらい。
アパートに10年住む場合、家賃として支払う総額は840万円から960万円になるので、アパートを賃貸するよりも、空き家を買ってリフォームしたほうがはるかに安いことが分かると思います。
アパートよりも空き家を活用して暮らした方が、子育て世帯にも明らかにメリットがあるのはお分かりいただけるのではないでしょうか。
アパートで暮らす場合、家賃の支払いは11年め以降も続きます。
このように、考え方ひとつで自分で稼いだお金が自分の資産になるのか、あるいは他人(大家さん)の資産になるのか、の違いがあるんです。
コレは僕独自の空き家活用に対する考え方。
提案をさせていただいた事例のひとつです。