様々な企業で課題になることのひとつに「事業承継」があります。

事業承継とは会社を後継者に継がせることですが、創業社長の場合、息子や娘などの身内に社長を継がせるというのはよくある話し。

今回のブログは、事業承継についての私の考えを書いてみたいと思います。

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私は、くらしケアを引き継ぐ人は「ふさわしい人が継げば良い」と考えているし、身内に引き継がせないことも決めています。

このことは弊社取締役にも伝えてあり、くらしケアを立ち上げたときからそう決めていますが、このような考えに至ったのは、ある経営者の考え方に影響を受けたからです。

彼は、スタート時の資本金100万円を借金で調達し、たったひとりで会社を立ち上げて努力を重ねた結果、十数年後には従業員数1,000人を超えるまでになるなど誰から見ても成功者です。

そんな彼は60歳までに引退することを公言し、会社を身内に継がせないことも明言していました。

理由は、経営者が社長の椅子に座り続けることは古い考え方の人間が居座るのと同じことで、変化の速い時代に即していないというもの。

身内に継がせない理由については、どうしても親の七光りに映り、本人にも会社にも良くないだろうと考えるからです。

公言したとおり60歳でスパッと引退しましたが、引退するためには後継者を立てなければなりません。

しかも上場企業の代表者の交代だから、単なる引継ぎレベルではないと思われますので、しっかり準備をしての引退だと考えます。

この話は10年以上も前のことですが、その間、交代した社長もやはり60歳で引退。

そのためか会社は現在も成長を続けています。

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私の場合は60歳で引退とは考えておらず、「60歳までに」と決めているだけなので、ふさわしい人物に譲ると決めたらもっと早い時期に引退するかもしれません。

くらしケアにもっとも大切なことは会社を継続発展させることです。なぜならくらしケアを頼ってくださっている方は未就学児からいますし、親なきあとをテーマに扱う以上、長いお付き合いとなるから、会社が存続しなければ意味がないのです。

私が代表の椅子にしがみつくことはせず、代表(社長)を担うにふさわしい人物を育て、しかるべき時期に引き継ぎたいと思っています。

その頃は拠点数もかなり増えているはずですが、その日が来るまで会社を成長発展しつづけられるよう頑張っていきます。


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