先日の話。

児童向けに社会貢献活動をされている某団体と話したのだが、結論としては後味の悪い時間になった。

ここ数年、ある程度の規模の企業ではCSR活動が行われている。




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(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)
企業は利益を上げ、最低限の法的責任を果たすだけでなく、企業活動を通じて市民や地域、社会の要請に対し積極的に貢献すべきとする考え。


社会的課題の解決に企業が貢献する動きは良いことであり賛成はするが、CSRが企業イメージの向上が主な目的となっている感が見え隠れし、支援自体が主たる目的ではなかったりすることもあるのだと気づく。

この面談からはそんな印象を受け、若干、残念に感じた。


団体構成員の1人からNPOと株式会社の違いに関する質問があり、ちょっとした議論があった。

地域には障害者支援をしている法人はいくつもあり、その多くは社会福祉法人やNPOだが、なぜくらしケアは株式会社なのか、という問いなのだが、この問いの根底にあるのは株式会社への偏見がある。

NPOなどは儲けてはいけない法人形態で清廉潔白な活動をしているイメージがあり、株式会社はカネ儲けのイメージがあるのだろう。

同じ障害者を対象にする福祉事業なのに何故なのかと違和感を感じたことで発せられたものだが、こういう質問を受けるたびにつくづく思うのは、NPOなどの非営利法人と株式会社のような営利法人の違いについての誤解がいかに多いかを思い知るし、ましてや経済界である程度の地位にいらっしゃりながら社会貢献活動をされている方でさえその程度の知識なのかと残念な気持ちになる。

私のブログでは何度か書いているが、非営利法人と営利法人の違いは利益の分配方法が異なるだけで、経営自体に大した差はない。

そして、しっかりと社会貢献している非営利法人ほど利益を出しているものだ。

何故ならNPOだろうと十分に顧客満足を提供できているならばおのずと利益は出るからだ。

利益に税金がかかる株式会社とは異なり、利益を次年度まるまる使って良いと国からお墨付きを得ているのが非営利法人だから、利益がしっかり出たほうが、より大きな投資ができる。

逆に言えば利益を出せないNPOは、本当の意味での社会貢献などできないと思う。


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社会貢献している経済界の人は、影響力があるのだから、営利・非営利の知識はくらいは正しく持ち、正しく広めていただきたいものだと思った。

ちなみに私が株式会社を選択している理由は私自身が障害者だから。

会社を経営し、利益を出して納税すればその税金は障害福祉にも回るが、これをあえて障害者が起業して取り組むことに多少なりの意味があると思っている。

加えて実際にNPO法人も経営していた経験から思うのだがNPOと比べて株式会社のほうがスピード感のある経営が出来るし、資金調達の方法も多種多様であり、経営の自由度が高いことも理由。

また、利益が出なければ税金は発生しないが、株式会社を経営する以上、税金を払うことは社会貢献であり、税金を納めないままの会社は社会の役に立っていないことと同じだと上場企業の社長でもある心の師匠から教わった。

私はその教えに共感したし、その考え方を自分も実践したいと思い取り組んでいる。

質問者の方への答えは「私のような障害者が会社を経営して税金を納めるためにもあえて株式会社を選択しており、ある意味で私のエゴだと思います」と説明させていただきました。

今日のブログは以上です。


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