弊社スタッフが1年かけて親なきあとに関する意識調査をまとめた研究がある。

某協会から近日中に公開されると思うので、公開され次第、本ブログでも紹介したいと思うが、今日のブログでは研究結果についてちょっとだけ紹介したい。

統合失調症など精神障害を持つ方のご家族にアンケート調査を行ったのだが、設問のひとつに「親なきあとのことに関して不安に思っていること」について聞いたところ、多かったのが次の回答だった。


・身の回りの世話をしてくれる人がいない
・困ったときに相談する人がいない
・安定した収入が得られるか心配
・金銭管理ができるか
・正しい判断や契約ができるか(だまされないか)


回答のうちもっとも多かったのが「正しい判断や契約ができるか(だまされないか)」だった。

こうした心配に対しての模範回答は成年後見などの後見制度だろうが、後見人の横領や着服、望まない財産管理など想定外の問題がメディアで取り上げられるようになったこともあり、余計に不安に感じているひとも少なくないように思われる。

世話をしてくれる人や相談相手の有無は、私たちのような支援者がそばにいたら解決しそうな気もするが、そうした支援者にたどり着いていない人が多いように思えるし、お金の問題についても金銭管理に関する制度を知らない可能性が考えられる。

スタッフが作り上げた渾身の研究報告書を読み、地域で大きな課題に押しつぶされそうになっている当事者ご家族の姿が浮かび上がる。私たちはそうした人たちの光になれるよう努力したいと思う。