人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力』

人生や仕事の結果はこの方程式で表すことができると言われている。

「能力」は、知能や運動神経、あるいは健康などがこれにあたり、両親あるいは天から与えられたもの。

優れた資質を持ってこの世に生を受けるということは、長丁場の人生を送るにあたり、最初から大きな資産を与えられたようなものです。

ただし、先天的なものであるから、個人の責任や意志が及びませんが、これを点数で表すなら0点から100点まであります。


この「能力」に「熱意」という要素が掛かってきますが、これも個人差があり、やはり0点から100点まである。

しかし、熱意は能力と異なり個人の意志で点数を決めることができる。

やる気がない人、覇気のない無気力で自堕落な人なら点数は低くなるし、人生や仕事に対して前向きで燃えるような情熱を抱き、懸命に努力を重ねる人なら点数は高くなる。


例えば、もともと持って生まれた能力が高く90点という人が、能力を過信して努力を怠り、熱意が30点だとしたら、90X30で2,700点です。

一方、自分の能力はせいぜい平均より少し上という程度だから60点くらい。しかし能力がないぶん情熱を燃やして一生懸命努力し、ひたすら努力を続ける人の熱意を90点とするならば、5,400点となり、先ほどの能力の高い人と比べて倍の結果を残すことができるというわけです。

人は平凡な能力しかなくても、努力することで能力の不足は補うことができるし、大きな成果を残すことは不可能ではないということです。


そして、これに「考え方」が掛かってきますが、実は考え方が最も大切だと言われています。

考え方にはマイナス100点からプラス100点までの幅があります。

プラスの考え方は、人に良かれと願い、一生懸命に生きていく考え方ですし、世を妬み嫉み、自己中心的でまともな生き方を否定するような考え方はマイナスと言えるでしょう。

この方程式は掛け算だから、プラスの考え方を持っていれば、人生や仕事の結果はさらに高い点数になり、少しでもマイナスの考え方を持っていれば、一気にマイナスになってしまうばかりか、「能力」があり「熱意」が強ければ強いほど、マイナスはより大きなマイナスの結果となる。

先ほどの例でいえば、60点の能力と、90点の熱意がある人が、人間として正しく良い90点の考え方の持ち主だとしたら、その結果はプラス486,000点。

逆に、能力と熱意が同じであっても、わずかでもマイナスの否定的な考え方、マイナス1点でも持っていたら、結果はマイナス5,400点になるし、さらに反社会的な悪い考え方の持ち主がマイナス90点だとしたら、マイナス486,000点となり、悲惨な結果を人生で招いていまうことになります。


テレビやニュースで、人並み外れた能力と熱意で有名になった優秀な人が、自己中心的な考え方や一攫千金を狙いたいなど、間違った考え方を持っていたがために表舞台から去っていったり、人生を台無しにする人がいますが、どれだけ優秀で努力しても考え方に問題があれば結果はそのとおりになる。

人生や仕事の結果を良くしたいなら、正しい考え方が必要ということがわかります。


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・・・と、偉そうに書きましたが、実はこの方程式、私がバイブルにしている京セラ創業者・稲盛和夫さんの著書に書かれていることをそのまま引用させていただきました。



プラスの「考え方」を持っていれば、人生・仕事の結果は、さらに高いプラスの値となるのですね。

加えて
・常に前向きで建設的であること。
・皆んなと一緒にしようと考える協調性を持っていること。
・明るい思いを抱いていること。
・肯定的であること。
・善意に満ちていること。
・思いやりがあって優しいこと。
・真面目で正直で謙虚で努力家であること。
・利己的ではなく強欲では無いこと。
・足を知る心を持っていること。

そして、感謝の心を持っていること。

著書はこのような言葉で結んでいます。


私も素晴らしい人生を送りたいと常々思っていますので、プラス思考で人生と仕事に向き合いたいですね。




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