自分の時間に敬意を払ってもらうために意識すべきこと。
学歴が十分に無いまま社会人になった若かりし頃の私は、世の中の常識がまったくわかっていないダメなサラリーマンとして過ごしました。
雇ってくれた会社は営業バリバリの会社でしたが、いまでいうところの「ブラック企業」に該当すると思います。
まぁ、それでも雇ってくれるだけありがたかったのですが、朝礼で怒号が飛びかうような職場環境で、身を削りながら自分を磨きました。
先輩や上司に怒鳴られ怒られながら、自分のダメなところを修正していきましたね。
これを例えるなら、四角だったりいびつな形をしている私を上司や先輩がガンガンと叩いて修正し、キレイな形に整えていくような感じです。
そんななかで出会ったのが行動力基本動作10カ条という言葉。
初めて部下を持たせていただき人をマネジメントをする立場になったときに叩き込まれた考え方で、経営者になったいまでも自分の行動指針として役に立てています。
10カ条は、まず時間に対する心構え始まりますが、私は時間を大切にすることの本当の意味は、他人の時間に敬意を払うことだと理解しています。
なぜなら時間は有限だからです。
人間に与えられた時間は1日24時間。どんな人でも例外なく同じですが、例えば約束の時間に平気で遅れる人は、その分、相手の時間を奪っていることに気付いていない残念な人ということになります。
人間に与えられた時間は1日24時間。どんな人でも例外なく同じですが、例えば約束の時間に平気で遅れる人は、その分、相手の時間を奪っていることに気付いていない残念な人ということになります。
交通事情等でやむを得ず遅れることはありますが、やむを得ないのなら電話して遅れますと伝えて許しを得る。
逆に早く着いたからとやたら早く入るのではなくどこかで時間を調整する。
逆に早く着いたからとやたら早く入るのではなくどこかで時間を調整する。
こういう考え方ができないとやみくもに相手の時間を奪うことになり、それに気づかないまま過ごしていれば、結局、自分の時間に敬意を払ってもらえない状況を自らつくることになり、信用も蓄積されにくくなる。
そのことに気付いた私は、とにかく相手の時間を大切にすることに最大限の注意を払うようにしました。
時間にルーズな人に仕事が出来る人はいないと思いますが、時間にルーズな人にそもそもチャンスは巡ってこないですよね。
そんなふうに思います。
行動力基本動作10カ条第1条ぐずぐずと始めるな、時間厳守。行動5分前には所定の場所で仕事の準備と心の準備を整えて待機せよ。第2条行動に当っては、短期間に最高の成果を上げる事を心に誓え。そして心の中に達成意欲がメラメラと燃えるまでは決して行動に移ってはならない。やってやるぞと一声叫べ。第3条指示を受けたら大きな声でハイと返事をし、直ちにとりかかること。いったん行動を開始した後は、猟犬の如く忠実に、狐の如く賢く、そしてライオンの如く勇猛に。第4条始めに結果の報告書を作成し、仕事の進行と共に空欄を埋めていけ。これを企画という。第5条行うべき作業を列記し、項目に優先順位を記せ。第6条行動は敏速を旨とす、このためには動作はきびきびと、言語は簡潔明瞭にてきぱきと進めよ。第7条質問されたら全員即座に手をあげ、指名された者は簡潔明瞭に答えること。わからない場合はわからない旨はっきり答えよ。第8条いかなる困難に直面しても目的を放棄せず、時が深更に及ぼうとも最後までやり遂げる不退転の強い意志を持て。第9条行動の価値を決定するのは、所要時間と結果の良し悪しである。最も短い時間で最良の結果を得られるよう、常に 手順・方法を工夫改善し、昨日より今日、今日より明日と、時間の短縮と結果の向上を図れ。第10条行動は命令者への結果報告によって完了する。やりっぱなしは何もしないよりまだ悪い。報告及び事後処理を完璧にやれ。