「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ」

これはダーウィンの有名な言葉ですが、看護の業界もこれから大きな変化が待ち受けていると云われている。

在宅分野で技術や腕を磨いておくことは、若い看護師ほど早いほうが良いように思う。


別に私が訪問看護ステーションを持っているからポジショントークをしているのではなく、本当にそう思うから。

人工知能(AI)の発達で多くの仕事が機械やテクノロジーに置き換わる。その結果、人間の仕事が激減すると云われる時代がもうすぐそこまで来ているが、それでも看護師は無くならない仕事のひとつに数えられている。

現在でも看護師は人材不足。
超売り手市場だと云われているから、看護師を目指す若者が増加するのは当然だろう。

しかし最近は大学の定員割れの問題もあり、看護学科を持つ大学がかなり増えた。
その結果、多くの看護師が労働市場に送り込まれることになり、この傾向はますます加速すると云われている。

一方で、医療費の削減は待ったなしで、病床数を減らす流れは止まらない。
国は地域包括ケアシステムを促進させたいばかりだから、看護人材の不足も時間によって解消されていくだろうと思われる。

2000年台前半、国は裁判員制度の導入を機に弁護士試験の合格者数を増やすための施策を打ち、弁護士が急増した結果、「食べていけない弁護士」が急増、現在もその影響は続いているが、弁護士ほどにはならないにせよ、昨今の看護学科急増を見る限り、2025年以降は看護師が余る可能性はあると思う。

在宅領域と病棟とでは求められるスキルの異なる部分がいくつかあると聞く。
例えば在宅領域ではマナーをはじめ接遇の技術が求められるが病棟ではあまり求められない。

特に学ばなくても問題なく出来る方なら良いが、自信がない方もいるだろう。
今後、病棟での求職ニーズが減り在宅領域での求職ニーズが増えるのは確実だから、早めに在宅領域へ目を向けたほうが良いという考え方は持っておいたほうが良いだろう。

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いまは大きな時代の変化に真っ只中にあるが、変化はゆっくりだから気づく人は少ない。だが私はこれからの10年でこの業界にも大きな時代の変化が起こると思う。

我々が取り組む精神保健分野での訪問看護はロールモデルが少ないが、いま既に取り組んでいる以上、10年後には確実にロールモデルのひとつになっているだろう。

「強い者、頭の良い者が生き残るのではない。変化するものが生き残るのだ」

生き残るというとやや大げさに聞こえるが、働く場所ではなく患者に寄り添う気持ちがある方なら、時代の変化も見据えたキャリアプラン・ライフプランを描いておくことが未来を決める。

そのために必要なことは少しばかりの覚悟だろう。


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