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親なきあとの課題整理ブログのつづきになります。 

親なきあと問題の課題を整理すると一般的には以下6つの課題があると言われています。 

1)意思決定 
2)生活能力 
3)居場所 
4)金銭問題 
5)緊急時の対応 
6)地域との関係性  

今日は4)の金銭問題について。

親なきあとも子どもが生活を維持できるようにするためには、親が元気なうちから準備をしておくことが望ましく、しっかり準備できていたほうが親も安心に過ごせますので、早めに準備したいところです。


障害者がもらえるお金の代表として障害年金がありますよね。

年金には基礎年金と厚生年金がありますが、いずれにしても障害年金を受給できる権利がある方は年金を受給するようのしたいところです。

受け取れる年金は、平成29年4月現在で、1級で974,125円、2級で779,300円。

月あたりに直すと1級は約81,000円、2級で65,000円の年金額に相当しますので、受け取れるようにしましょう。(実際には年6回、偶数月に振り込まれます)

たまに、年金の受給権があるにも関わらず申請していないとか、生まれつきや未成年で障害を負ったので年金をもらえないと勘違いしている方に出会うのですが、障害があれば年金を受け取れる可能性はゼロではありませんので、最寄りの年金事務所等に確認して受け取れるようにしましょう。

(余談ですが、子どもが障害者になることを受け入れられず申請を躊躇しているご家庭があります。心情的には理解できますが、経済的に余裕がある場合を除けば、年金は受け取れたほうが親なきあとも生活が維持しやすくなるため、年金はもらえるようにすることが望ましいとは個人的に思います)


年金の次に就労の可能性を考えてみます。障害年金を基礎的な収入として、そして働いたお金をプラスできないか検討したいですね。障害者の就労は、障害者枠による一般就労のほかに、就労継続支援A型事業所やB型事業所があります。現実問題として、障害年金だけで暮らしていくのは厳しいと思いますので、いくらかでも収入を得られるようにしたいところです。

ちなみに障害者枠による一般就労は、中小企業より大手企業のほうが積極的で、実は就職しやすかったりします。ですので「大手は無理」と思い込まず、あきらめないようにしましょう。


得られるお金がいくらになるかがわかったら、次は支出を見ていきます。支出の把握や支出のコントロールの仕方が親なきあとも安心して暮らせるかどうかのキモになりますので支出はしっかりと把握することがおすすめです。

把握するといってもさほど難しいことではなく家計簿と同じです。いつ、何に、いくら使っているかを見ていけばいいだけです。携帯電話代、タバコ代、衣服代、食費・・・いくら使っているのかを把握して、一ヶ月にいくらのお金が出ていくかをキチンと把握し、収入を下回っていればとりあえずOKだと思います。

支出超過の場合は、収入を増やすか支出を減らすかのどちらかしかありません。収入を増やすのはそう簡単ではありませんが、支出を見直すのは即効性がありますから、まずは無駄な支出がないか、削れるものがないかを検討しましょう。こまかく見ていくと意外と無駄な支出をしていたり、節約することで支出を大きく減らせる項目が見つかります。


また、散財したり、管理が上手くいかない方の場合は第三者に介入してもらう方法もあります。ポピュラーなところでは社会福祉協議会の日常生活自立支援事業が使い勝手が良いと思います。この事業は小額な手数料で通帳管理や金銭管理をしてもらえます。ただし社会福祉協議会の職員が頻繁に出向いて管理をしてくれるわけではありませんので、ヘルパーさんをはじめ、信頼できる支援者の協力を得るなどにより、使いすぎを防止する仕組みづくりをつくることがポイントです。

金銭問題について、長くなりましたので、続きは次回のブログで書きますね。


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