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昨日のブログのつづきになります。

親なきあと問題の2つの本質がわかったところで、親なきあと問題の課題について整理してみます。

一般的には以下6つの課題があると言われています。

1)意思決定
2)生活能力
3)居場所
4)金銭問題
5)緊急時の対応
6)地域との関係性

今回からこれらの課題をひとつづつ見ていきましょう。

1)の意思決定は、障害によっては自己決定が困難な方がいます。

現代の障害者支援は自己決定を重要視する時代ではありますが、実際は親が意思決定を支援していることが大半でしょう。

ですので、親なきあとは自己決定を支援する人が必要となります。

心当たりのある方もいると思いますが、いろなんセールスから要らないモノや高額なモノを買ってしまったり、携帯電話ショップの言われるまま携帯電話を何台も契約したりといったことが現実には起きています。

親あるうちはこうした脅威からある程度はわが子を守れているわけですが、親なきあとはそうはいきません。

親なきあと、兄弟姉妹に安心して任せられるご家庭なら心配ありませんが、核家族化の時代に身内の支援に頼れる方のほうが少ないのが現実で、多くのご家族にとっては代替案が必要でしょう。

成年後見人を立てるのも選択肢もひとつですが、昨今の報道でもあるように、成年後見人を立てたばかりにかえって不自由になってしまうとか、ひどい場合は財産を使い込まれるといったバカげた事件が起きていることもあり、成年後見人もいまひとつという印象があります。
 


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ではどうすれば良いのか?


6つの課題を順番に解説しながら課題解決について書いていきたいと思います。

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