あけましておめでとうございます。
今年も一年、素晴らしい年になることを祈願しています。
私も素晴らしい年になるよう笑顔を忘れずに過ごしたいと思います。


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会社を経営していると、いろんな社長の考え方や歴史に興味を持ちますが、特に利他的な考え方で事業に取り組んでいる社長には感銘を受けます。

私が独立企業しようと思うキッカケとなった葬儀会社ティアの冨安徳久社長も利他志向で経営されている方だし、経営学を学ぶうえで参考にしている京セラの稲盛和夫氏も利他精神に基づき会社を経営してきた方です。

最近では、不動産情報検索サイトを運営している株式会社LIFULL(ライフル)の井上高志社長とご縁がありましたが、LIFULLさんは「利他主義」とストレートに社是として掲げ、従業員の方にも利他の心が浸透している印象でしたし、従業員の幸せをひたすら考えて実践し続けることで成長と離職ゼロを実現している「かんてんぱぱ」で有名な伊那食品工業会長 塚越 寛 氏の「年輪経営」は、利他の心が根底にあることを著書やインタビューからも見て取れます。

昨今、企業ぐるみでの偽装問題や、過重労働による自殺者や精神疾患の方を生んでいる企業など、利他主義とはほど遠い考えの企業が散見されますが、前出の経営者はそんな会社とは一線を画しており、私も参考にしています。

ちなみに「経済」の語源は「経世済民」という四字熟語で、「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」という意味が込められています。

言い換えれば「世の中を良くして、人々を救う」という意味になりますが、経済は世の中を良くして人々を救うためにある、ということが理解できていれば不祥事や不幸は起こらないはずです。

また、会社は法人は儲けるためにあるわけではないということも忘れてはならないポイントで、その点については伊那食品工業会長 塚越 寛 氏が利益を「ウンチ」に例えて説明しています。

 
 現代は哲学なき時代です。哲学と言うと難しく聞こえるだけで「利益とは何だろうか?」「会社とは何を目的にして、何のために存在するんだろうか?」ということへの、自分なりの考え方を持つということです。利益や成長といった、ありふれた言葉をきちんと解釈して、深い意味を捉える。

 利益を重視する経営者は多い。ですが私は「利益は最後に残ったカスみたいなものだ」と思っています。もっと極端な表現をすると「利益はウンチ」です。人間だって、ウンチを出すことを目的として生活しているわけではなく、結果として自然と出てくるもの。それと同じことです。健康な会社であれば、利益は自然と出るものなのです。出すこと自体を目的にしたり、無理をして出すものではない。 

 我が社も世間では、48年連続増収・増益と言われていますが、これはマスコミが言っているだけのこと。私自身は、1958年の会社設立以来、58年間右肩上がりでずっと成長していると思っています。世間は、利益が少しでも減ったら成長とは呼ばないですが、それは安直な考え方です。私が考える成長とは数値面における拡大ではなく「以前よりも会社がよくなったと社員が感じること」です。そして会社とは、社員を幸せにするためにあるのです。


私はこの言葉を読んだとき、くらしケアが目指すべきは伊那食品工業会長 塚越 寛 氏のような経営だと思いました。

なぜならくらしケアのご利用者様は、幼児からおり、たとえ代表の私が引退したり他界したとしても、くらしケアとしては永続的に存続しなければ意味がないからです。

また、企業の永続には利益性が不可欠ですが、たくさん利益を出すことを目的にしない塚越会長の考え方は、医療、介護、福祉業界の体質にも合っているように思いました。

サービスを提供しているのは人。つまり従業員なので、従業員がどう感じて働くかはとても重要ですが、その点も合致しています。

ということで長くなりましたが、2018年、どのように経営していくかにおいて、会社の存在意義や根本的な意味を忘れずに、いい会社になることを目指して経営していきたいと思います。

本年もよろしくお願い致します。