今年も終わろうというタイミングであまりに悲しい事件が起きました。

大阪府寝屋川市の民家の敷地内にあるプレハブ部屋で、33歳の女性が亡くなったとのこと。

死因は「凍死」で、亡くなったときの体重が19キロ。

発見されたときは小学校5年生くらいの子の体重と同じということですが、充分な食事を与えられていなかったと思われ、衰弱も激しかったようです。

17年もの長期にわたり監禁されていたわけですが、死体遺棄容疑で逮捕された両親はその理由について、「娘には精神疾患があった。暴れるようになり、監禁した」と供述しています。

精神障害の子に対する親による事件はこれまでも起きていますが、記事に書かれている動機を読む限り共通していることは、いずれも将来を悲観した家族に起きている、そんな印象があります。

誰かに相談することはできなかったのでしょうか。あるいは周囲に頼れる人は居なかったのでしょうか。


障がい福祉課や保健センター、相談支援専門員、家族会や当事者会につながってさえ居れば、また違った結果になっていたのではないかと思えてなりません。

この事件の当事者が、精神障害者保健福祉手帳を市に申請した記録はなかったとのことですが、手帳の有無に関わらず、何ら支援を受けることなく事件が起きていたとしたら、あまりに悲劇です。

精神障害があるからといって恥じることはないし将来を悲観する必要もないのだから、誰かの支援を受けることさえできればと思うと残念でなりません。 

くらしケア介護障がい相談センターにて障害者支援をしていると、精神障害を抱えながらもどこにもつながりをもっておらず、ひっそりと暮らしながら悩み苦しみ続けていた家族と出会うことがありますが、そのような家庭の存在に気づいていないだけで、実は地域にたくさんいるような気がします。

どうか孤独に悩まず相談してほしいし、保健センターへ相談に行くなり家族会とつながってほしい。

そう強く思います。

a11b333ee9f9e84ed90a0eca70bbca7c_s