昨日は愛知県瀬戸市で開催された親なきあと問題のセミナーへ行ってきました。

主に知的障害の親御さんを対象にした内容だったのですが、ゆうちょ財団から派遣されたという講師の話は「かなり」わかり易くて実践的。

素晴らしい講師でした。

セミナー終了後、速攻でごあいさつさせていただき、岐阜でのセミナー講師を依頼したく打診したところ、来年度なら大丈夫とのこと。

くらしケア主催の親なきあとセミナーへ講師としてお招きしたいと思います。

岐阜の皆さまご期待ください。



親なきあと問題を考えるタイミングはいつが良いのか


さて、親なきあと問題を考えるタイミングについて書きたいと思います。

昨日のセミナーでも話題でしたが、知的障害の方で親なきあと問題に悩んでいる方のうち、年齢的に最も多いのは80代の親と50代の子の組み合わせなんだそうです。

これを聞いて精神障害の方も同じだと思いました。

精神障害に関する統計や、くらしケアで独自に調査している方々もこの年齢層。

だから親なきあと問題を考えはじめる親の年齢がこのあたりだと考えられます。


知的障害の方は出生時から障害者という方が多いと思いますが、精神障害者や発達障害は、医師の診断をきっかけに障害者となります。

親なきあとへの準備は大変なので、できれば障害があるとわかった時点で課題を整理して準備にとりかかることが望ましいと思います。




お金について考えてみる


親なきあとを考えるにあたり、特にお金の問題は避けて通れませんので、一日でも早い準備が望ましいと思います。 

主に以下の点について考える必要があります。


①収入を得る、または増やす。
 (給与、工賃、年金、手当、助成)

②支出を抑える、または無くす。
 (各種減免、各種保険※損害賠償リスク、入院リスク、訴訟リスク)

③資産形成
 (心身障害者扶養共済、保険、生前贈与)

④資産の移転
 (相続、遺言信託、特定贈与信託、生命保険信託、後継ぎ遺贈型受益者連続信託等)

⑤万一、底を付いたら
 (生活保護を受給する)


①と②はわりと直ぐに始められますが、③と④は、やや高度なメニューですので専門家の知恵を借りて準備したいところです。

障害者は控除が大きいなど制度的に優遇されているので、知っておいて損はないと思います。


また、最悪の場合も想定して生活保護を受けることも視野にいれておきましょう。

これは準備というより「心がまえ」です。


世間では「働かずに生活保護を受けてパチンコしている人がいる」といったニュース の影響もあり、生活保護=悪というイメージが先行しています。

これにより生活保護を受けることを恥だと考えたり、後ろ指を指すなどネガティブに捉える方が見受けられますが、生活保護は憲法で保証された権利です。

普通に真面目に暮らしていて、それでもどうしようもなくなったのなら生活保護で助けてもらえば良いのです。

「善なる受給理由」があればまったく恥ずかしいことではないと思います。


お金のことも関わりのある相談支援専門員に相談してみましょう。


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