親亡きあと問題であわてないために
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いつもありがとうございます。
くらしケアの直野です。
今日は朝から断捨離をしていました。
「いつか使えるかも」と取っておいたものや、ほとんど着ない服を処分しました。
この「いつか使えるかも」はクセモノですよね。
捨てると捨てないのあいだで迷いが生じます。
私は昔から片付けられない人の典型です。
でも、思い切って「いつか使えるかも」という気持ちを断ちました。
そうしないと収納がいくらあっても足りません(笑)
最近は地域にリサイクルステーションがありますので、捨てるというより再利用されていくと思えるようになり、捨てることの罪悪感もずいぶん減りましたね。
それに断捨離すると、心と空間にスペースが生まれ、新しい気持ちになれるから良いです。
さて、今回のブログは親亡きあと問題の話題。
相談をテーマに書いてみます。
親亡きあと問題の多くは医療、福祉サービスで親の代わりはできる
親亡きあとは、親が元気なうちに解決しておきたいですよね。
でも、なんとなく先送りしている親御さんも多いのではないでしょうか。
自分が死んだあとを見すえて、わが子にしてやれることをしてやりたいのが親心。
では何をすれば良いのかを考えると、あまりに多くて頭を抱えたくなると思います。
障がいあるわが子が安心して暮らしていくために必要なものといえば、例えば次のようなものがあります。
・金銭管理や財産管理
・食事や清潔の保持
・通院や服薬
・生活や居住の場
・就労
・社会的手続き
これらは医療、福祉サービスで親の代わりをすることは可能です。
例えば、
・金銭管理や財産管理
=日常生活自立支援事業(社会福祉協議会)
・食事や清潔の保持
=ホームヘルパー
=配食サービス(見守りサービスあり)
・通院や服薬
=移動支援
=訪問看護
・生活や居住の場
=支援付きアパート、グループホーム
=デイケア、ナイトケア
=地域活動支援センター
・就労
=就労継続支援B型
=就労継続支援A型
=就労移行支援
=一般就労(障がい者枠の活用)
・社会的手続き
=相談支援事業所
=後見制度
=支援団体(例えばくらしケア)
これらを社会資源と言います。社会資源をうまく組み合わせることで心配ごとの多くは解決します。
次に「どこ」の「だれ」に頼めばいいかですが、これが具体的に頭に浮かぶなら問題ないと思います。
問題は頭に浮かばない方。
どこへ相談すれば良いかわからないですよね?
では、どうすればよいでしょうか。
相談支援先を確保しよう
上記のような社会資源を利用したい場合、多くの場合は基幹相談支援センターや、各市町村の福祉課に相談すれば教えてくれると思います。
但し、公的機関は特定の施設や法人の斡旋行為はしませんので、どの事業所の質やサービスが良いかまでは教えていただけないと思います。
ですので、オススメは相談支援専門員とつながっておくこと。
なぜなら、相談支援専門員は社会資源の情報をたくさん持っているからです。
どういった社会資源が使えるのか、といった基本情報はもちろん、社会資源の良し悪しも知っています。
相談支援専門員は介護版のケアマネージャー。
(ケアマネージャーの正式名称は介護支援専門員ですよね?)
相談支援専門員は、各市町村の福祉課で教えていただけると思います。
さらにオススメは口コミを活用することです。
相談支援専門員とつながっている障がい当事者は、探せば回りにけっこう居ると思います。
そうした人たちに紹介してもらうのです。
相談支援専門員には、福祉系出身の方や、医療系出身の方、ハイブリッド型、と様々なタイプがいます。(ハイブリッド型は私が勝手に命名したもの。くらしケアの相談支援専門員はハイブリッド型です)
身体障がいや知的障がいの方なら福祉系。
精神障がいの方なら医療系出身者(看護師、保健師、作業療法士を持つ相談支援専門員)がオススメです。
また、どんなサービスにも言えることですが、いわゆる「一見さん」より「誰々さんの紹介」の方がうまくいくことが多いです。
親亡きあと問題に対処するためのサービスはたくさんありますが、相談支援専門員が窓口となり、すべてのコーディネートをしてくれると思います。
ですので、皆さんは相談する勇気を持つこと、相談に慣れることです。
そのうえで困る前に相談支援専門員を見つけることができれば、親亡きあと問題の大半は解決すると思います。
できるだけあなたの親身になってくれる相談支援専門員を見つけることをおすすめします。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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