いつもありがとうございます。
くらしケアの直野です。

前置きなしで本題へ行きます。
まず、昨日のツイートから。






先日、秋田で起きたアパート火災が話題になった。

このアパートには多くの精神障害者が住んでおり、経済的にも行き場のない人たちを管理者(たぶん大家さん)が支えていたそうです。

そのアパートが火災で無くなってしまいました。



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注:画像は記事から引用しています。



私が問題に感じたのは、住まいを失った精神障害の住民の行き場がないという部分。

同病院の関係者は「精神障害者がアパートなどを探す際、偏見から入居に難色を示す経営者が少なくない」と打ち明ける。横手市社会福祉課は「避難している人たちの相談に乗りたい」とするが、新たな入居先は見つかっていないという。

「ああ、どこも一緒だな…」とため息まじりに読みました。


くらしケアは障害者や高齢者の居住支援に取り組んでいますが、これがけっこう大変で、アパートを貸したがらない大家さん、不動産やさんが実に多いですね。

ただ、これも私なりに反省点があって、ニーズの発生と同時に動くからダメなんだということが分かってきた。

つまり、部屋を借りたいという障害者のニーズが発生した時点で動くということは、もともと部屋を貸したくない不動産会社(または大家さん)に対して頭を下げる構図。

だから立場が弱いんです。

上下関係でいえば大家が上、僕が下、という立ち位置からスタートすることになるわけで、これは図式的に勝てない。ダメだと気づきました。

そこでどうするかというと、まず空き部屋で困っているというニーズを確保することにした。

障がいのある方の居住支援をしている会社であることを説明したうえで、貸しても良い大家さん、または貸すことを検討しても良い大家さんをできるだけたくさん確保することにしたのです。

これにより、障害者のニーズが発生したとしても、上下関係のないところからスタートできる。

最近のアパートは空き家だらけだ。
実は大家さんも困っている。

しかしいきなり「部屋を貸してくれ!」と、見ず知らずの人間に言われたら抵抗感があるのは当たり前だし、あいだに入ってアパートを紹介する不動産会社も同じだろう。

くらしケアは宅地建物取引業の許可業者だ。
この不動産免許という信用を武器に、事前に障害者入居可のアパートを確保しておけば、秋田のような有事にもサッと対応できるようにしている。


秋田県は遠いけど、秋田県に進出したいと強く思いながら記事を読み、今回は居住支援について書いてみました。

ちなみに秋田へ進出したいとか、妄想でもなんでもなく本気です。
くらしケアを必要とする地域へは絶対に行くつもり。

秋田でも仲間を募集してます。