義父の遺影に思う
葬儀場の壁と空
娘が結婚相手に選んだ男が障がい者だったらどんな気持ちになるだろう…
今日はそんな男を受け入れてくれた義父の葬儀。
20年近く息子同様に可愛がってくれた義父とのお別れをしてきました。
義父は長らくガンと付き合いながら過ごしてきたのですが、昨年末、無理な治療を止める決断をしたことで急速に衰弱していきました。
私は、こんな私を受け入れてくれた義父に恩返しがしたくて、先月、スタッフの男性看護師にわがままを言って義父の看取りに関わってもらったのですが、亡くなる数日前にスタッフが撮影した写真が遺影になりました。
写真は山のようにあるのにどうしてもこの一枚が良いと義母の強い意向を受けての決定でした。
義父も義母もスタッフのケアがよほど嬉しかったのでしょう。
在宅で過ごさなければ決して見ることができない笑顔の遺影を前に、これまでのいろんな思いが込み上げて涙があふれました。
くらしケアを創って本当に良かった。
私は相方とスタッフのことを誇らしく思います。
そして天国の義父に感謝しています。