運営する会社のホームページもよかったらごらんください。
https://www.kurashicare.co.jp/

【お知らせ】
くらしケアの訪問看護に興味がある方はこちらからご相談ください。
とりあえず相談したいナースの方→ https://lin.ee/ry6wqu6(LINE友だち追加に移動します)
急ぎで面接を希望するナースの方→ https://bit.ly/3wcj2IE(WEB職務経歴書フォームへ移動します)

障害者グループホームで働いてくださる60歳以上の方を探してます。


セミナーチラシ


来年1月13日のセミナーは大家さんや不動産会社さんも参加OKです。

このセミナーに関する新聞記事が年内に掲載されると思うので改めてお知らせしますね。

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居住支援の一環で、精神障害の方を対象にしたグループホームを開設する予定で準備をしています。

岐阜市琴塚というエリアに建つ既存のアパートを活用したグループホームです。

場所はプライバシー確保の観点から詳細はお伝えできませんが、おおまかな地図を掲載しておきますね。


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※赤く囲まれたエリア内にあるアパートで開設します。


このグループホームは独立した居室での生活だからプライバシーは完全に保たれますし、普通のアパートで暮らすのと変わりない環境ながら、世話人や生活支援員のサポートが受けられるタイプのグループホームなので、人付き合いが苦手な方でも安心できる生活環境を提供できます。


また、既存のアパートを活用するには理由があります。

というのもくらしケアは空き家活用からスタートした会社。だから既存の建物(空き家や空き部屋)を活用するのはある意味で使命のようなものです。

少子化の時代には空き家(空き部屋)を活用したほうが地域社会に貢献することにも繋がるから、既存のアパートで準備を進めることにした、ということです。

喫緊の課題は職員の充足。生活支援員と世話人の確保が課題です。

管理者やサービス管理責任者はいますが、開設に向けては生活支援員と世話人が欠かせません。

そこで人材募集したいと思い書いたのが今回のブログです。

くらしケアが手がけるグループホームは、ピアの立場で関われる方や、精神障害を持つ子の親の方々に関わって欲しいから、それにふさわしい人に加わって欲しいのです。

私たちのグループホームは福祉のプロは求めていません。思い描くイメージは「同じ目線で関われる人」が居て、世話焼きのお父さんお母さんが居るような、そんなあたたかいグループホームにしたいと思っています。

ですので家族会の方にも加わっていただきたいと考えています。

もちろん雇用関係が発生しますので、お給料や交通費はお支払いします。

精神障害者の気持ちが分かりながらも、定年を向かえたお父さんお母さんにぜひとも加わって欲しい。

一日のうち朝4時間くらいのアルバイトになりますが、どなたか心当たりのある方がいらっしゃいましたらぜひご応募(ご紹介)をお待ちしています。

問い合わせ
 電話の場合:058−214−6592
 問い合わせフォーム:http://www.kurashicare.co.jp/contact/index.html
  ※その他で問い合わせてください。






































認知行動療法の研修を終えて思うこと


名古屋に単身赴任するスタッフのための社宅用マンションと、大垣支部(岐阜県)として活用予定の事務所をミニミニで借りたところ、洗濯用洗剤が2コもらえることに・・・。

しかしながら、つい良いカッコしいしてしまい「あ、1コで良いですよ」と言ったことで1コだけ持って帰ったら部長に「2個もらってこれば良いのに」と言われてしまいました(汗)

ということで、洗剤は1コだけだけど、ここぱーくのお洗濯で使ってもらえたらと思います。

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半年にわたり開催された認知行動療法の社内研修が終了した。

記念すべき第一回は今年の6月27日。あっという間に過ぎた印象だ。

最終日は3つのグループに別れ、学んだことをまとめながらスタッフが講義(発表)するスタイルで行われました。

しかし素敵な時間でしたね・・・発表を聞きながら思わず目頭が熱くなりましたし、くらしケアの訪問看護スタッフがとにもかくにも頼もしく思えました。


講師の近藤看護師とは偶然からのご縁。

昨年10月に大阪で開催された当事者研究関西交流集会に参加した際、懇親会で出会った男性の訪問看護師から紹介を受けました。

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※どこにいるかわかります?

「岐阜の友人に認知行動療法のスペシャリストがいますよ!」といったような紹介から始まったと記憶しています。


普段からご利用者様の役に立つ情報収集や人脈づくりに時間を割いてきました。それも平日休日問わず行ってきたおかげで近藤看護師と出会えたし、研修も実現できたからムダではなかったと思います。

私は訪問看護をすることがない代わりに、親御さんと接する機会が多いのですが、子を思う親の気持ちは子が何歳になっても変わらないし、子が障害を持っているからご苦労も計り知れません。

会って話してみるとわかりますが、出口が見えない日々を送りながら歳をとることの無力感ややるせなさはもちろん、処方される薬がどんどん増えても決して変わることのない日々や、一向に良くなることのない、あきらめにも似た日々を送っている方の声にふれると、そのご苦労や苦悩は当事者ではない私ですら胸が苦しくなるほどです。

私は「くらしケアが何のために存在しているか」ということを常に考えていますが、その観点で言えば、少しでも早く一日でも多く笑って暮らせたりより多くの幸せに感じられるようにして差し上げたいと思うし、親なきあとをできるだけ心配しなくても良いようにできればと思いながらくらしケアを経営しています。

実は認知行動療法はご利用者様ご家族が期待を寄せている手段の一つです。日々の関わりの中で、認知行動療法を取り入れることはご利用者様ご家族のニーズに応えることになると確信し、偶然ではあるものの、必然的に出会えた近藤看護師の協力を得て研修を開催することができました。

認知行動療法をキチンとマスターするには相当な時間がかかるといわれますし、研修を受けたことで講師のレベルでの実践は難しいかもしれません。しかし、増え続ける薬に疑問を不安を感じているご家族にとって、認知行動療法は、薬だけに頼らない治療法として期待されていることは間違いないのです。

認知行動療法を取り入れる訪問看護ステーションは増えているそうですが、ウチの認知行動療法はあくまで手段だから前面に出す必要はありません。完全にマスターしていない段階から認知行動療法を取り入れることに対する不安な葛藤もあると思います。しかし100点満点がどのレベルなのかは答えは無いし、テストで100点を取ったとしても、質には絶対に個人差があるもの。

本当にやってはいけないことは30点レベルなのに80点100点あるように見せようとすることであり、30点の人は30点の、50点の人は50点の認知行動療法を提供すれば良いと思う。

自動思考という言葉やその意味が何なのかすら知らなかった私たちが、自動思考について語れるだけでも十分に意味があるし、自動思考がその人の人生を苦しめていたとしたら、そのことに気づくだけで眼の前の景色が変わるスタートラインに立たせられることができるのです。

ウチは認知行動療法を学んだことを前面に出さなくても構わないから、この方に認知行動療法は有効だと思ったときは、上司に相談した上でご本人やご家族、主治医とのコンセンサスを上手に取りながら臆せず実践して欲しいと思います。
























お子さんの可能性を信じて引き出す

カテゴリ:

アパートの契約期間が2年の場合、必ず2年間は住まなければならない(2年間、家賃を払わなければならない)と勘違いしている方がいますが、そんなことは絶対にありませんから。

「これは実際どうなんだろう?」と迷ったときは、お気軽にくらしケアにご相談くださいね。

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精神障害を持つ子の面倒を、いつまでも親が見続けられたら良いですが、人には寿命がある以上、いつまでも支援をすることは不可能です。

ですので、できる限り早く自立した生活ができる体制を作ることが必要ですが、結局のところどうすれば良いかわからずにいたり、誰に相談したら良いのかもわからないまま今日を迎えているという方が本当に多くいます。

親なきあと問題は、意思決定、生活スキル、居場所、金銭的課題、緊急時対応、コミュニティの問題などがありますが、こうした課題をどれか一つ二つ解決したところですべては解決しません。

総合的な支援を提供するサービスが存在しないため、私たちはこれらの課題を総合的に解決することが必要だと考えくらしケアの事業モデルをつくりました。

いまから3年前につくった事業ですが、現在は実に多くの成果を出し始めています。

昨日は、あるご家族の相談を受けていました。精神障害で入院中のお子さまの退院後の生活をどのように構築するかという課題をお聞きしましたが、結論を言えば、親の覚悟さえあれば十分に自立した生活が実現できると思いますし、願わくば親がお子さんの可能性を信じてあげて欲しいと思う、そんな相談でした。


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訪問看護を利用されるなら一点だけ書いておきたいと思います。

一般的な訪問看護であれば、服薬管理やバイタルチェックならどんな訪問看護でも対応可能です。ですが、精神科訪問看護を始め、親なきあと問題や、精神障がい者の自立した生活の構築に向けた課題の解決のためは服薬管理やバイタルチェックだけでは到底解決できるものではないということを理解していただけたらと思います。

私たちが提供しているのは一般的な訪問看護ではなく、看護師を主とした「くらしケアというサービス」であり、一般の訪問看護とは似て非なるものです。

実際、私たちのサービスの提供により、入退院を繰り返していた方がアパートでひとり暮らしを維持継続できたり、本人がやりたかったことが実現できています。

親なきあとのことを心配されるのは親ならあたり前ですが、私たちは皆さんご家族がずっと願っていたことを実現させられるよう看護師が主となって、単なる訪問看護を超えた、看護師による支援を提供し続けています。

対応エリアは限られていますが、徐々に広げていますので、期待していただけたらと思います。


























今日のブログは空き家活用について。


あるお客様から携帯に電話がありました。

その方とは4〜5年ぶりで久々のご連絡。私を空き家活用の専門家として頼ってお電話いただいたのですが、内容は「古い戸建ての空き家を貸して欲しいと要望されたが、そのまま貸しても問題ないの?」といった相談でした。

というのも、家を貸すということは大家さんになることを意味しますから、一般的な考え方であれば修繕義務が発生します。空き家は住むうえでは問題ないが、なんせ古いし、あとから何かしら壊れて修理費用を負担していては本末転倒だし、耐震性も気になるからどうしよう、という相談です。

私からは2つアドバイスしました。ひとつはDIY賃貸という貸し方を検討してはどうか?ふたつめは無料の耐震診断を受けたらどうか?というアドバイスです。

前者は最近普及しつつある賃貸での考え方で、家賃を格安で貸すかわりに現状有姿(現在あるがままの状態の意味)で貸すというやり方。修繕義務がないかわりに、入居者が自由にDIYしたりリフォームリノベーションしても良いですよ、というものです。

賃貸の場合、基本的に何もさわってはダメで、画鋲を刺すのもダメというのが通常の考え方ですが、DIY賃貸は真逆の考え方で好きにして良いから建物をイジリたい人にはうれしい借り方です。

DIY賃貸については国土交通省から契約書のひな形や考え方がインターネット上で公開しているので、参考にしてみては、とアドバイスしました。

後者の耐震診断。意外と知られていないのですが、住んでいる市町村が無料で耐震診断を行ってくれます。耐震診断に申し込むと、市町村が提携する建築士が自宅を訪問して耐震診断をしてくれるのです。

耐震診断を行うことで、古い基準の時代に建てられた家(1981年6月1日以前)でもどの程度の耐震基準を満たしているかがわかりますし、満たしていない場合でも、どこを補強すれば耐震基準を満たすのかがわかるようになります。

また、耐震診断の結果、耐震性に懸念があるとわかれば貸さないという判断もできます。


ということで、空き家の活用で悩んでいたお客様の疑問に答えさせていただきました。

















出会いと学びの一日を過ごして思うこと。


昨日の日曜日は、出会いと学びの一日を過ごしました。

まずはピア活あいち2018に参加。会場はくらしケアの名古屋支部(名古屋市千種区)から2キロくらいの場所にあるホテル ルブラ王山で、昨年の初参加に続き、2回めの参加となります。

ピア活あいちはメンタルに問題を抱えながらもピア活動をする方たちが中心となって開催するイベント。キリンビールで有名なキリン財団の支援を受けて開催されています。

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※ピア活あいちは写真NGなのでリーフレットを掲載。

しかし今回は参加しやすかった。なぜならこれまでいろんな場所へ出向いてきたり、いろんな方々とご縁を作ってきたおかげで、知り合いがたくさん居たから。

例えば愛知県精神障害者家族会連合会の役員の方々や、愛知県内各地の自助グループの方々、精神障害当事者の方たちなどが居て、皆さん顔を覚えててくれています。(私の見た目が特徴的だから良くも悪くも覚えやすい?)

初参加のときのような緊張を感じることは無くて、居心地の良さを感じるほどでした。

新しい出会いがありましたし、名古屋へ出ていくうえでも自信が深まりましたね。


次に場所を岐阜県羽島市に移して岐阜県小児在宅医療研究会に参加。

第9回めとなる今回も興味深いコンテンツが多く、たいへん参考になりました。

岐阜県下の重症心身障害児や医療的ケア児に関わる支援者なら時間を作ってでも参加しておきたい内容ばかりです。

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※総合在宅医療クリニックのプロデューサーが登壇。

ウチは医療的ケア児の支援施設(ここぱーく)を運営していますが、この研究会に参加したことで新しい気付きがありました。

こうしたイベントに参加することで知らなかったことや、新しい発見を得るから、参加して良かったと思いますね。

私たちは有資格者は、利用者の方たちのために存在しているから、常に新しい知識を取り入れていくことは絶対に必要だとあらためて感じます。

ということで、ご縁と学びの多いとても有意義な休日でした。










岐阜が好きという話


セリア、イビデン、西濃運輸、大垣共立銀行、バロー、トーカイ、未来工業、コパン・・・

さて、これらの会社に共通していることは何でしょうか。

答えはブログの後半で。

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皆さんはどこの地で生まれましたか?

私は鹿児島県の屋久島というところで生まれました。

地名を聞いたことがある方はいらっしゃるかもしれませんが、その屋久島です。

まぁ、生まれたといっても1歳になるかならないかのうちに屋久島を離れているから、ただ単に屋久島で生まれたというだけで、屋久島の記憶はまったくありませんが・・・。

両親は私を連れて父親の兄がいる東京都江東区へ引越して、しばらく東京で過ごしたようですが、高度成長期まっただなかの東京の空気がどうも私に合わなかったらしく喘息(ぜんそく)にかかりました。
そのせいもあり東京を出ることになり、ツテを頼って岐阜へと移り住みいまがあります。

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3歳から岐阜で暮らしていますが、話している言葉は岐阜弁。私を育ててくれた町は岐阜だから、出身はあくまで岐阜です。

そくらしケアを立ち上げて今に至りますが、くらしケアの本部を岐阜に置いているのは育ててくれた岐阜に恩返しができたらという思いも少なからずあります。


(実は登記上の本店は名古屋に置いてありますが、この理由は愛知県内で宅地建物取引業の許可を取得したため。愛知県外に移転しようとするとバカ高い費用がかかるので、あえて名古屋に置いているといった事情があります)


私の人生に大きな影響を与えた出来事はすべて岐阜で起きました。

病気になったのも岐阜。障がい者になったのも岐阜。初めて就職できた会社も岐阜。

くらしケアが生まれたのも岐阜だし、設立間もない頃からくらしケアを応援してくださる方々も多くは岐阜の方たちです。

公言している通り、くらしケアは拠点展開を見据えて県外へも出ていきますが、くらしケアの本部(本社)あくまで岐阜。

どれだけ大きくなっても「くらしケアは岐阜の会社だよね?」と世間に認識されるような、そんな会社になりたいと思っています。

【答え】冒頭の質問の答えは「岐阜の企業」です。


































来年1月、名古屋市千種区に訪問看護ステーションを立ち上げます。

既に相談支援事業所(くらしケア介護障がい相談センター名古屋)を置くアパートの一室に追加する格好ですが、ここ3年、岐阜で展開してきた事業を名古屋でも始めるというわけです。

3年前は文字通りゼロからのスタートで、利用者ゼロ、頼れる社会資源はゼロ、知名度もゼロからのスタートでしたが、今回の名古屋は立ち上げ前から利用希望の声があったり、某ドクターや団体からのアライアンス(連携)の申し出があったり、愛知県側の行政機関から居住支援の協力依頼を受けるなど、創業時には考えられないような話があって、ありがたいような不思議なような、そんな感覚があります。

正直いうと拠点展開は私のわがままですが、悲願でもある。

なぜかというと、どうしてもくらしケアのサービスを各地で届けたいから。
それもできるだけ早くに。

障がいがあることで生きづらさを抱えていたり、親なきあとのことで心配したり悩んでいる人は各地に居ることはわかっていますから。

誰しも悩みや苦しみから一刻も開放されたいはずだと考えているからです。

精神科訪問看護は訪問看護ステーションが行うもので訪問看護ステーションは全国にありますから別にくらしケアで無くても良いと思われるかもしれませんが、障がいのある方の暮らしを総合的に支援できるのが私たちの強み。

服薬管理やバイタルチェックは大事ですが、障がい者の抱える課題は服薬管理やバイタルチェックだけではとても解決できないわけで、当事者の周りにある様々な課題を解決したり、ライフプランといった時間軸での支援ができる私たちが届けなければ誰が届けるんだという話なのです。

拠点展開には仲間が必要ですが、ありがたいことに今年に入ってから、ウチで働きたいと応募してくださる看護師の方が急に増えています。ホームページを見て問い合わせをいただくことも多いですし、面接に至ってはひと月に3〜4人面接しているような状況。

本当にありがたい限りですが、このような状況からも拠点展開は夢物語ではなくなりつつあります。

私は訪問看護ステーションを拠点展開したいのではなく、くらしケアというサービスを拠点展開したいのです。(これ、伝わるかな?)

もちろんどちらも訪問看護師が主役ですが、前者と後者は似て非なるもの。

「この指とまれ」ってのがありますが、まさにこの指とまれに集まってきている。

これが理解できた方がくらしケアに応募してくれている感じです。






地域包括ケアの真ん中にあるものは◯◯◯だってことを知ってましたか?

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上の図は業界関係者なら知らない人はいない(よね?)の図。

厚生労働省が示す地域包括ケアシステムのイメージを伝えるものです。

団塊の世代が75歳以上となる2025年までに要介護状態となっても住みなれた家や地域で自分らしいくらしを続けることができるよう、医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるケアシステムの構築を示しています。

これまで老後で死期を迎える場合、病院や施設で過ごすのがあたり前でしたが、財源的に見ても、このままでは持たないからと考え出されました。

個人的には地域包括ケアシステムは素晴らしいと思うし、本来こうあるべきだよねと思いますのでどんどん推進されるべきではないかと思っています。


さて、次の図に行きます。

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上図は同じように地域包括ケアシステムの図なのですが、先と異なるのは精神障害の方を支える地域包括ケアシステムの図だということです。

よく見比べれば、担い手が誰なのかという点が異なりますが、基本的な考え方は同じです。

日本の精神科医療は世界的に見て異常だと言われており、世界でもっとも病床数が多いのが日本。

その数字は突出していますが、個人的に思うのは精神科医療にこそ地域包括ケアシステムの導入促進が求められているとさえ思います。


で、ここからが今日のブログの本題です。

上の2つの図をよく見ていただきたいのですが、中心に何があるでしょうか?

住まいと書いてありますよね。


そう。地域包括ケアシステムの実現には住まいがとても重要なのです。

医療や福祉サービスを受けるには住所が必要ですし、住まいがひどい環境だど善くなるものさえ悪くなるのは支援者なら理解できると思います。

要介護者の住まいも、取って付けたような手すりやスロープではなく、身体の衰えを意識しなくても良いような家に整備されていたら、暮らしはずいぶん異なるはずです。

低所得者や生活困窮者、あるいは障害者の住まいでよく見受けられるのは、必要最低限の住まいだったりしますが、もしそうした方が暮らす住まいがリノベーションされたカッコいい住まいだったら、その人の尊厳にどんな影響や変化があるかと考えたら、住まいって人生の質やクオリティに大きく影響すると思います。

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※写真はネットからお借りしました。


問題なのは、住まいに関わる人たち(私はプレイヤーと呼んでいます)がその大切さに気づいていないということです。

住まいといえば不動産会社が多くの役割を担っていますが、地域包括ケアシステムで住まいを必要とする人たちのことを不動産会社は「面倒くさい人」「儲からない人」というような見方をしているのが現実。

実はそんなことはないのにもかかわらず、です。

くらしケアは居住支援活動を通じて、そうした間違った見方を変えていくこともひとつのミッションとして掲げていますが、私は地域包括ケアシステムの中心的な役割を担う存在として、不動産会社の役割はとても大きいと思っています。

医療も福祉も介護も、質の高いサービスを提供するためにも住まいは非常に重要です。

私は、住まいに関わるプレイヤーの人たちが、その重要性に気づいてくれたらと願っています。
























































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